世界が認める補修剤トップブランド。圧倒的な耐熱・耐候・耐薬品性

――具体的にどんな用途や場面で使われるのですか？

プラントや工場が主なユーザーになり、電力や石油化学、鉄鋼、造船、製紙、自動車、輸送機器など、使われている業界は多岐にわたります。国内の電力会社すべて、ガスや水道などインフラ関係、その他の各業界でも大手企業、大規模なプラントのほとんどで採用されています。

ベルゾナは固めることで色々なところに応用でき、機械や設備のどんな部分にも対応できるのが強みです。他社製品に比べて圧倒的に高性能で、耐熱性、耐候性、耐薬品性などに優れています。

配管やバルブ、タンクの損傷や、ポンプのケーシングや熱交換器、蒸留器、遠心分離機のライニング、ベアリングやシャフトの摩耗など、流体機器全般の補修・メンテナンスで使われています。短時間で硬化するタイプや、耐熱、耐薬品性、耐摩耗に優れたもの、機械的強度に優れたもの、油面や濡れた場所でも強力に密着するタイプなど、想定されるシーンに合わせて多様なラインナップを揃えています。

プラントや工場は稼働が止まることが損失に直結します。だから保守やメンテナンスには１分１秒でも速く作業を完了させ、再稼働させることが求められます。また同時に、応急処置でなく、補修部分がしっかりと元通りになって長持ちすることも要求されます。その点でベルゾナは高性能なハイエンド補修剤として、スピーディーに施工が完了し、しかも寿命が長いことで世界中のプラントから高い評価を得ています。

――なぜ御社がベルゾナを取り扱うようになったのですか？経緯を教えてください。

1979年、工業資材の輸入商社を経営していた友人と創業者がアメリカ・シカゴの知人を訪ねた時、初めてベルゾナに出会ったのがはじまりです。当時は日本がまだ経済成長していて、プラントや工場が日本全国にたくさん建てられていた時代です。メーカーは極東地域、特に伸びている日本市場に入り込みたいという狙いがあり、2人は製品の良さを実感し、日本での総販売代理店契約を結んで今にいたります。

――舶来品の補修剤、日本で知られていない状況では厳しかったんじゃないですか？

今のようにインターネットですぐに調べられる時代ではなかったので、創業当初は相当苦労したと聞いています。何しろ海外では有名でも日本ではほとんど無名の存在、それでいて高級な海外製品で価格も高かったことから、ほとんど売れなかったそうです。

そこでまず展示会や新聞、雑誌の広告をたくさん打つことで認知度を上げ、同時に販売代理店制度を整えました。その甲斐あって、今ではブランドも有名になり、販売代理店も全国に20社まで増えました。太平洋ベルトを中心に、ほぼ全国をカバーできる販売網になっています。