株式会社マテリアルハウス 形状記憶・超弾性合金 材料 「ニッケル・チタン合金」
- 最終更新日:2022-04-01 15:46:27.0
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婦人用下着などで一名を馳せた新素材ですが、価格や加工性などの制約もあって性能は認められながら用途開発は遅れていました。合理化によるコストダウンや加工技術の開発が進み、携帯電話のアンテナエレメント、眼鏡フレーム、カテ-テルガイドワイヤ、釣具など広い分野での採用が進んでいます。温めると覚えさせた本の形状に戻るという形状記憶効果で有名になりましたが、変形してもゴムのように元の形に戻る超弾性の性質を利用した製品の方が多く開発されています。わずかな成分の違いと熱処理条件の違いによって形状記憶効果が現れる温度を変えることが出来ますが、常温で記憶を再生した状態にしたものを超弾性合金、常温では柔らかく曲げても元に戻らない状態のものを形状記憶合金と呼んでいます。形状記憶合金も記憶を再生した高温の環境では、超弾性合金と同じ性質を持っています。現在利用されている製品の大半は線ですが、カテーテル用の極細管が製造できるようになりました。
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基本情報形状記憶・超弾性合金 材料 「ニッケル・チタン合金」
【特徴】
○化学成分 Ni50Ti50
○密度 6.4-6.5
○融点 約1,300℃
○比熱 6-8
○線膨張係数 10
○熱伝導率 0.05
○電気抵抗率 50-110
○引張強さ 700-1300(熱処理後)
→1300-2200(熱処理後)
○耐力 50-200(形状記憶m相)
→100-600(同a相)
→100-600(超弾性負荷時)
→0-300(同除荷時)
○伸び 20-60
○作動設定温度範囲 -10~100℃
○作動温度誤差 ±5℃(サンプル)
→±2℃(量産時)
○ヒステリシス 2~30℃
○降伏回復量100回未満 6%以下
○10,000回 2%以下
○1,000,000回 0.5%以下
○回復応力 30kg/mm2(最大)
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用途/実績例 | 【用途】 ○アンテナエレメント ○メガネフレーム ○釣具 ○カテーテルガイドワイヤ ○カテーテル用極細管 ●詳しくはお問い合わせ、もしくはカタログをご覧ください。 |
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