遠赤外ヒーターは加熱方法やワークの形状等を勘案してヒーターの形状を選定したほうが効率良く加熱できる。
生産方法として瓶のラベル貼りやヒーターを移動させるオープンでの使用と炉内加熱がある。
炉内加熱でも連続搬送炉、タクト運転炉、固定炉等がある。
【特徴】
[遠赤外線ストレートヒーター]
○連続運転炉で主として使用されている低コストヒーターである
○反射板と共に設置される
○長さ、電圧、W数は自由に製作でき、1本から受注できる
○U字M字渦巻型等異型にも加工できる
○標準品の容量は4W/cm2以下である
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基本情報技術資料 遠赤外線ヒーターの種類と形状
【特徴】
[遠赤外線パネル型クリーンヒーター]
○前後処理の関係で加熱炉内部がタクト運転になる場合、
温度分布の関係で使用される
○炉内左右と中央の温度分布も個々のヒーターにセンサーを付け、
表面温度を変えることにより均一になる
○クリーン度が高く特にクリーンルームでの加熱炉に多く採用されている
○容量は2W/cm2であり
サイズは300×400、200×400、100×400mmの生産が多い
[遠赤外線セラミックヒーター]
○熱伝導率の悪いフイルム加熱や精密な温度分布が必要な被加熱物、
あるいは小型部品にはセラミックヒーターが使用される
○形状とサイズは各2種類、色は白色と黒色の2種類がある
○ヒーター表面の色は遠赤外放射素子固有の色であり、
放射率には殆ど差異はない
[遠赤外線薄型スペースヒーター]
○精密機器の収容箱の保温、寒冷地における機器の凍結防止、
ユニット機器のように取り付け場所に余裕のない場合に便利
○サイズは300×400mm以下、容量は2W/cm2以下で自由に設計できる
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