電解研磨後の耐食性が向上すると言う事も理由の一つである。
ステンレス鋼の研磨の仕上げとして電解研磨が広く用いられているのは、その光沢が優れているということだけではなく、電解研磨後の耐食性が向上すると言う事も理由の一つである。
電解研磨することにより、機械加工などの前加工による変質層やテンパースケールが除去されると共に、表面の異物(加工時のゴミや汚れなど)が除去され表面が洗浄されることと、電解研磨(陽極溶解)により、金属の薄い酸化皮膜が表面に形成され不動態皮膜となる。
その不動態皮膜は下地(母材のステンレス鋼)よりもクロムの割合が多く、耐食性の良い皮膜となるためである。
また、表面の凹凸をなくす事により、電解研磨後のゴミや汚れが表面に付着しにくくなる事も耐食性の向上にも役立っている。
【掲載内容】
○SUS304の腐食減量(10%塩化第二鉄、常温浸漬)
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基本情報技術データ 電解研磨したステンレス鋼の耐食性
【掲載内容】
○生地
○酸洗
○不動態化処理
○電解研磨
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