株式会社シンコーメタリコン 【溶射事例】 耐薬品性
- 最終更新日:2015-03-11 10:25:11.0
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化学機器装置等に耐薬品に対する環境遮断を目的とした溶射がなされます。
溶射とは、金属やセラミックス、サーメットなどをさまざまな熱源を用い溶融噴射し、基材表面に材料を噴きつけて機能皮膜を形成する表面改質技術です。
金属材料などがさまざまな薬品環境にさらされた時、化学反応によって質量が減耗したり、変化する現象が起こります。
化学機器装置などには、耐薬品に対する環境遮断を目的とした溶射がなされています。
溶射皮膜は気孔がある為、100%環境遮断することはできません。
素材の材質に配慮が必要です。
【耐薬品】
○クロミア
○ホワイトアルミナ
○アルミア・チタニア
○チタニア
○ジルコニア
詳しくはお問い合わせください。
基本情報【溶射事例】 耐薬品性
【代表的なセラミックの耐薬品性】
○クロミア:緻密で硬度高く鏡面仕上げ可能
→酸、アルカリに強く200℃以下での耐化学薬品性皮膜に用いられる
○ホワイトアルミナ:1000℃以上での強度低下が大きい
→耐酸化性に優れ科学的に安定であり、酸などの薬品に対して優れた耐食性を持つ
→溶融金属との反応性も少ない
→熱伝導率は比較的大きいが、熱膨張率が大きく耐熱衝撃性はあまり高くない
○アルミア・チタニア:TiO2添加により、じん性向上
→プラズマ溶射ではガラス相が皮膜内に存在し、540℃以下で耐薬用品に用いられる
○チタニア:500℃以下での耐摩耗性良
→融点が比較的低く、溶融が良好で緻密な皮膜が得られる
→熱濃硫酸やアルカリ以外の酸には不溶であり
化学的な耐食性に優れており防食溶剤にも用いられる
○ジルコニア
→安定させる為CaO6~7%、MgO~25%、Y2O3~20%添加される
→耐熱性、耐食性高く熱伝導率が低く断熱材として用いられる
→熱膨張係数が大きく金属基材との熱膨張ミスマッチが小さいので高温利用が可能
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用途/実績例 | 【施工例】 ○プランジャー:適用溶射材 タングステンカーバイド ○本体槽:適用溶射材 チタニア ●詳しくはお問い合わせください。 |
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