高精度の温度測定と無線通信を1台で。手軽に導入できるIoT機器

掲載開始日:2018-02-05 00:00:00.0

高精度の温度測定と無線通信を1台で。手軽に導入できるIoT機器 SEMITEC株式会社

マスメディアで目にしない日はない「IoT(Internet of Things)」。製造業では設備の故障検知や歩留まり改善などで活用が見込まれています。IoTはまず情報を集めることから始まりますが、それに欠かせないのが各種センサです。老舗サーミスタ(温度センサ)メーカーのSEMITECでは「IoT向け無線温度センサモジュール」と「デジタルサーミスタ」を開発。各製品の特徴や狙い、今後の展開について話を伺いました。

今回紹介する技術と製品

手軽にIoTを実現!無線温度センサモジュール(WT-S1)

『WT-S1』は、サーミスタ(温度センサ)と無線通信モジュールを組み合わせた製品です。スイッチ1つで、液体・気体温度、表面温度、雰囲気温度の3つの計測モードを切替えられ、±1.0℃の高精度で温度を測定できます。計測したデータはクラウドに無線伝送され、PCなどで確認可能。通信帯域は無線免許が不要なサブギガ帯を使用します。

この記事で紹介した製品の関連資料がダウンロードできます。

IoTの盛り上がりでチャンス到来!
従来製品の限界を打破する新製品

営業本部 副本部長 高橋英嗣氏

営業本部 副本部長 高橋英嗣氏

SEMITECは1958年創業のサーミスタ(温度センサ)メーカーです。サーミスタを中心に、サージアブソーバや電流デバイスなども製造・販売しています。当社の製品は医療、自動車、OA機器、家電、産業機器など幅広い業界でご利用いただいており、国内外で事業を展開しています。

当社はお客様のニーズにお応えすることを信条とする会社です。サーミスタを例にとると様々な用途に対応できるよう、特性、形状、構造などが異なる全9シリーズをラインアップするほか、ご要望に応じたカスタマイズも承っています。

昨今、あらゆるモノがインターネットにつながるIoT(Internet of Things)が大きなトレンドとなっている中、情報収集に必要となるセンサへの注目も高まり、当社にとって大きなチャンスが訪れています。

しかし、これまでのビジネスはほとんどがデバイス(部品)レベルの提供にとどまっておりましたが、IoTビジネスを展開する上では、従来の枠にとらわれない新たな商材が必要と考えていました。そこで開発したのが、今回お話しする『無線温度センサモジュール』と『デジタルサーミスタ』です。

サーミスタメーカーならではの高精度測定。
低コストかつ導入も容易

無線温度センサモジュール『WT-S1』。1台でデータの計測から伝送までOK

無線温度センサモジュール『WT-S1』。1台でデータの計測から伝送までOK

無線温度センサモジュール『WT-S1』は、当社の高精度・高信頼性の温度センサと無線モジュールを組み合わせたIoT向け第1弾製品です。この製品1つで温度の検出とデータの送信を行うことが可能です。温度の検出は、液体・気体温度、表面温度、雰囲気温度の3つの計測モードがありますが、特に着脱式のセンサプローブ部が温度センサメーカーとしての強みを生かした部分です。厳しい環境下で使用をお考えの場合でも、弊社の持つセンサ設計ノウハウを生かし最適なセンサプローブをご用意します。計測したデータはクラウドに無線伝送し、モバイル端末などで確認できます。通信技術は「EnOcean」を採用しており、電池いらずの環境発電のみで動作し、また、928MHzを使用するので無線免許も必要ありません。

例えば農業では土の温度を計測し、取得したデータを分析することで生産性向上につなげようという取り組みが進められています。事業規模が大きければ、システム一式を導入することも可能ですが、個人経営も多い農業ではそうも行きません。

『デジタルサーミスタ』。用途に応じて多彩なプローブを用意。

『デジタルサーミスタ』。用途に応じて多彩なプローブを用意。

一方、『無線温度センサモジュール』は低コストで導入でき、すぐに使い始められます。「IoTをビジネスに活用したい」「手軽に温度データを取得したい」といったお悩みをお持ちの方にはうってつけの製品と言えます。

IoT向け製品の第2弾『デジタルサーミスタ』は、通常はアナログ出力のサーミスタにデジタル出力変換回路を付加することで、容易にデジタル出力を得られるようにしたものです。多彩なセンサプローブの強みを生かしつつ、更に、出力回路部でキャリブレーション処理を行うことで、±0.2℃という高い温度検知精度を実現しました。お客様側で変換回路を組む必要が無いため、従来のサーミスタより導入が容易で、さまざまな用途に活躍する製品となっています。

IoTビジネスといえば、大手IT企業や通信キャリア、家電メーカーがニュースや新聞で頻繁に取り上げられていますが、「具体的にどのように取り組めばよいのか」を模索している段階の企業が多いという現状があります。

例えば、『無線温度センサモジュール』は当社のWebサイト上で販売していますが、印刷会社や生産設備メーカー、ビル管理会社などお問合せいただく企業は本当に様々です。当社としても『無線温度センサモジュール』や『デジタルサーミスタ』の販売を通じてニーズを探り、新しいお客様との出会いに発展することを期待しています。

微細化技術を武器にサーミスタメーカーから総合センサメーカーへ

(左)顧客の要望によって生まれた「マイクロ圧力センサ」(右)SEMITEC独自の水素ガスセンサ(開発中)

(左)顧客の要望によって生まれた「マイクロ圧力センサ」
(右)SEMITEC独自の水素ガスセンサ(開発中)

当社は創業以来、サーミスタ(温度センサ)メーカーとしてこれまで発展してきましたが、今後は温度の検出だけにとどまらない、総合センサメーカーを目指した製品開発を行っていきます。その一つが「マイクロ圧力センサ」です。

これは、非常に小型ながら気体や液体などの微小な圧力変化を検知できる製品で、お客様からのご要望を実現したものです。詳しい背景や用途は明かせませんが、2018年中には量産化できる予定です。また、この技術を応用した医療用触覚センサも発表しました。これは、三次元的に微小圧力を検知することができる製品で、人間の手の触覚に代わるセンサとして、胃カメラや遠隔医療用機器のほか、カテーテルへの採用が見込まれています。

このように、当社が得意とする微細化技術を軸に、様々な領域でのチャレンジを続けていくことで、製品ラインアップを広げていきたいと考えています。繰り返しになりますが、当社はお客様のニーズにお応えすることを信条としています。当社の技術や資料をご覧になって「これができるなら、こんなこともできるんじゃないの?」とお声がけいただければ大変嬉しく思います。


この記事で紹介した製品の関連資料がダウンロードできます。

取扱会社

SEMITEC株式会社

電子部品の製造・販売  取扱商品: 温度センサ(サーミスタ、サーミスタセンサ)、 非接触温度センサ(赤外線センサ)、パワーサーミスタ、 シリコンサージアブソーバ、バリスタ、 定電流ダイオード、各種モジュール

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