「使いやすさとわかりやすさ」重視の中小企業向け生産管理システム

当社は、製造業のお客様に様々なITソリューションを提供する企業です。具体的には、生産・販売管理システム、CAD/CAMといったソフトウェアの販売を行っているほか、ホームページの制作支援、情報インフラの構築支援、仮想化ネットワークやクラウドコンピューティングのご提案などIT領域全般においてお客様をサポートしています。

創業は1998年で、今年（2018年）でちょうど20周年を迎えるということになります。創業時は石川県金沢市を拠点としていましたが、2006年に現在の岐阜県大垣市に本社を移転し、現在では本社に加えて東京、上海に拠点を展開しています。

当社の特徴のひとつに「海外企業との連携」が挙げられます。例えば、3Dソリッドモデル板金CADCAMシステム「ROZA（ローザ）」はイギリスやドイツのハイテク企業と連携し、先進的な技術を多数搭載しています。今回ご紹介する統合生産管理システム「CiPS（シップス）」もアメリカ企業とのコラボレーションのもと、マルチ言語・マルチ通貨に対応した世界で通用するソフトウェアへと進化を遂げてきました。

「CiPS」は、10～200名規模の中小企業に適した「オールインワンパッケージ」の統合生産管理システムです。特に多品種少量生産を手掛ける企業での導入で効果を発揮します。営業、調達、製造、経理、総務などすべての業務フローをカバーし、製造関連情報から顧客情報、営業マンのスケジュール、社員の出退勤まで１つのソフトウェアで管理できます。

本システムのメリットについて、受注から請求までの流れを例にご説明しましょう。例えば金属加工業のお客様では、仕事が決まったら受注書をベースに作業指示書が制作されます。その指示内容によって、社内で加工・製造を行ったり外部へ発注したりして、最終的に納品書・請求書を発行するわけです。

このフローにおいて、他部門や社外への情報伝達を紙やエクセルなど旧来の手法で行うと、書類の作成や管理といった事務処理に非常に多くの工数がかかってしまいます。製品の種類や取引先が少ない場合は大きな問題にはなりませんが、多品種生産だと管理が複雑化するだけでなく、書類や図面の保管スペース問題など様々な課題が表出します。

「CiPS」は100～1万件／日のオーダーを処理する企業での活用を念頭に開発したシステムです。取引先からエクセルで来るデータを一括取込みする機能などにより、事務処理作業を大幅に圧縮でき、ミスの削減にも貢献します。また、情報はデータベースで管理するため、見たいデータを素早く検索するなど多くのメリットがあります。さらに、書類が個人の机に入っていたり、データが個人PC上にしかない場合、その人が不在の時に業務がストップしてしまうリスクも低減できます。

生産管理システムに対し、“カスタマイズ費用が高い”“システム導入に時間がかかる”といったイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、「CiPS」は違います。

「CiPS」では、約2000の汎用機能をニーズに応じてパッケージ化することで、お客様ごとに最適なシステムを実現しています。機能のON/OFFを切替えるだけでパッケージ化できるため、大幅なカスタマイズは必要ありません。

当社では、お客様からお寄せいただいたご要望に応じてカスタマイズを行う際、それが汎用機能として展開できそうであれば無償でカスタマイズを行ってきました。約2000ある汎用機能は、お客様の声から生まれているため実践的で、業界共通の課題を解決できます。

導入してから本格運用までの時間が平均して約2カ月と短いことも大きな特長です。導入のハードルが低いことに加え、直感的で見やすいグラフィックインターフェイスを採用し、お客様からは「使いやすい」「わかりやすい」と高く評価いただいております。当社では導入前のお打合せを重視し、お互いに納得のいく場合のみ販売していることも理由の一つです。

また、OSのアップデートにも当社からご提供する更新ファイルをダウンロードするだけで対応できるため、社内にITの専門家がいなくても安心です。サイバー攻撃に対するセキュリティにも十分な対策を講じています。詳しい導入社数は公開していませんが、現在では約1万端末で利用いただいており、多品種少量生産向けの生産管理システムでは国内No.1だと自負しております。

お客様からは、大小さまざまなご要望を毎年数千件いただきます。それに応えてきたことで、システムとしてかなり洗練されてきました。今後もお客様の声に耳を傾け、進化し続けていきたいと思います。生産管理システム導入の際はぜひ「CiPS」をご検討ください。