航空機産業で確かな実績。京セラSGSのソリッドツール

掲載開始日:2019/04/01


航空機産業で確かな実績。京セラSGSのソリッドツール 京セラ株式会社

切削工具、空圧工具、電動工具を世界で展開する京セラ。同社はこのたび、切削工具事業の拡大を図るためグループ企業である米国のソリッドツールメーカー・KYOCERA SGS Precision Tools, Inc.(以下、京セラSGS)の製品を国内で本格販売することを決定。今回、その背景や京セラSGS製品の特長について、京セラ株式会社 執行役員 機械工具事業本部 副本部長である長島千里氏と、京セラSGS 社長のThomas Haag氏に話を聞きました。

今回紹介する技術と製品

幅広いラインアップが特長の『ソリッドツール』

京セラSGSの『ソリッドツール』は、ステンレス鋼やチタン合金、アルミ合金、CFRPなど様々な難削材の加工に対応する幅広いラインアップが特長です。長寿命で信頼性に優れ、欧米の航空機産業では大手企業を中心に多数採用されています。

この記事で紹介した製品の関連資料がダウンロードできます。

ソリッドツールで60年以上の実績。
豊富なラインアップでチタン合金・CFRPなど、幅広い難削材に対応

難削材の加工に対応する京セラSGSのソリッドツール

京セラ(株) 執行役員 機械工具事業本部 副本部長 長島千里氏

京セラ(株) 執行役員 機械工具事業本部
副本部長 長島千里氏

――京セラグループにおける、
京セラSGSの位置づけについてお聞かせください。


長島氏:京セラSGSが京セラグループ入りしたのは2016年3月です。それまで、京セラでは超硬合金・サーメット・セラミック・ダイヤモンドなどを使用した幅広い切削工具を提供してきましたが、あくまでも主力は刃先交換式工具でした。

ここに刃先一体のソリッドツールを専門にするSGS Tool Company(現:京セラSGS)の製品群を加えることで、よりトータルなソリューションを提供できる体制を構築し、総合工具メーカーとしてさらにレベルアップを図りたいという狙いがありました。

――京セラSGSはどのような企業ですか?

長島氏:前身のSGS Tool Company時代を含めるとソリッドツールの製造・販売で60年以上の実績を持つ歴史ある企業です。米国オハイオ州に本社・工場があり、英国にも製造拠点があります。欧米でのブランド力は非常に高く、特に航空機産業では右に出る企業がいないほどの存在感です。

KYOCERA SGS Precision Tools, Inc.社長Thomas Haag氏

KYOCERA SGS Precision Tools, Inc.
社長 Thomas Haag氏

――では、京セラSGSの製品には
どのような特長があるのでしょうか。


Haag氏:最大の特長は、ステンレス鋼・チタン合金・アルミ合金・CFRPなど様々な難削材に対応する製品ラインアップです。

新発想の4枚刃設計でびびりを抑制する鋼・ステンレス鋼・チタン合金加工用エンドミル「Z-Carb AP」や、クーラントホールを装備したアルミ合金用エンドミル「S-Carb APR」など、高品質なソリッドツールが揃います。共通して言えるのは、お客様の課題を解決し、生産性の向上とコスト削減に貢献する製品だということです。

航空機産業で強みを発揮する。
世界トップクラス企業との共同研究で製品開発を加速

CCAM(左)やAMRC(右)での共同研究により製品開発を加速

CCAM(左)やAMRCでの共同研究により製品開発を加速

――航空機産業で高く評価される理由はどこにあるのでしょうか?

Haag氏:航空機産業で求められる条件のひとつに「製品ライフサイクルの長さ」があります。製品ライフサイクルの途中で工具が使えなくなると、ダウンタイムが発生し機会損失につながりますが、京セラSGS製品は長寿命を特長としており、そういった心配がありません。また、安全性や品質が特に重視される分野のため、トレーサビリティも強く求められます。

素材の変化への対応も必要です。技術開発が加速する中、“より硬く・より軽い”素材が選ばれることが多くなってきています。つまり、チタン合金やアルミ合金、CFRPといった難削材に対するニーズが高まるにつれて、京セラSGSの工具が活躍する場面も増えているというわけです。

――日進月歩の航空機産業ですが、京セラSGSでも研究開発に力を入れているそうですね。

長島氏:航空機産業は世界的な成長産業で、特に民間機は今後20年間で市場規模が倍増すると予想されています。技術開発のスピードも速く、先ほど話に出た難削材への対応や、高精度化など切削工具メーカーも非常に高いレベルのものづくりが要求されます。

これらの高い要求に応えるために最も重要となるのが研究開発です。京セラSGSは、米国・CCAM*1、英国・AMRC*2といった共同研究機関のトップ階層メンバーとして、いくつもの先進的な研究に携わっています。

CCAMやAMRCでは、ユーザー、材料メーカー、マシンメーカー、切削工具メーカーが集結し、それぞれの技術を共有しながら1つのテーマについて研究を進めます。お客様の声を取り入れながら、各分野でトップクラスの企業が知恵を出し合うことで、開発スピードは飛躍的に向上します。

*1 米国・先端製造協同研究センター。エアバス、シーメンス、NASAなど30を超える企業と 学術機関が参加。2011年設立。
*2 英国・先端製造技術開発センター。ボーイング、ロールスロイス、BAEシステムズなど100社超が参加。2001年設立。

米国・バージニア州ダンビルのTech Hub

米国・バージニア州ダンビルのTech Hub

――KYOCERA SGS TECH HUB(通称:Tech Hub)
という技術・開発拠点もお持ちですね。


Haag氏:Tech Hubは、CCAMやAMRCでの研究活動で生まれた工具技術・形状・コーティングといった技術を標準化し、製品の性能向上を図ることを目的とした施設です。

プロジェクトに参加するメンバーが企業や組織の枠にとらわれず、開発リソースを提供し、多様な技術・知識がつながる“ハブ”として機能することをコンセプトとしています。社内外を問わず様々な分野のプロフェッショナルが集まり自由に意見を交わすことで、知識・技術が蓄積され、今までにない製品の実現につながっていきます。

Tech Hubでは、その高い技術力を活かして特注工具を中心に、工具の設計から開発、製造までを短納期で行うことができます。日本市場においても、お客様のニーズにマッチした製品の提供に大きな役割を果たすと考えています。

新たなサポート部門の設置など日本市場に向け万全の体制を構築。
「皆様の生産性向上に貢献します。」

京セラSGSの飛躍に向けて握手を交わす長島氏とHaag氏

京セラSGSの飛躍に向けて握手を交わす長島氏とHaag氏

――最後に、お二人から日本のユーザー向けにメッセージをいただけますか?

長島氏:2019年4月より、ついに京セラSGS製品を日本市場で本格販売いたします。欧米では大手企業でも多数採用されており、必ずや皆様の生産性向上に役立つと自信をもってご提供する製品です。

まずはお客様に製品の特長や使い方について知っていただけるよう、講習会などを積極的に行うほか、技術的なサポート部門を新たに設置するなど、きめ細やかなサポート・サービスをご提供できる体制を整えました。是非、実績ある京セラSGS製品をご活用ください。

Haag氏:ミーリング、ドリリングなど加工の種類に関わらず、お客様の課題解決に貢献できる製品を取り揃えています。標準品で対応が難しい場合でも、CCAM・AMRCでの共同研究や、Tech Hubで培った技術力・ノウハウを活かして、課題解決につながるソリューションを提供します。加工でお困りのことがあれば、ぜひ一度ご相談ください。

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取扱会社

京セラ株式会社 機械工具事業本部

自動車産業、建設機械産業、金型産業等、世界のものづくりの現場で不可欠な切削工具。 京セラは最新技術で、新たな切削工具を開発し続けています。 切削工具を通じ、高能率・高精度加工でお客様の生産性向上に貢献します。

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