CTC、CAE解析をクラウド型で提供、第1弾は超音波シミュレーター

  • 2018-06-13 00:00:00.0

 伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は、製造業や重工業など向けに、同社のCAE解析ソリューションをクラウド化し、SaaSとしての提供を開始する。  第1弾は超音波シミュレーター「ComWAVE」だ。建築・建設や医療などにおける超音波検査の結果を基に、10億要素規模のメッシュを駆使して、固体の状態を高精度にシミュレートする。これにより、超音波を用いた構造物の非破壊検査の評価や、自動車の障害物検知システムの開発における超音波センサーテストなどを効率化できる。今回のクラウド化により、クラウド基盤「Microsoft Azure」上の最新のGPUを使用した同シミュレーターの実行環境を最短1日で利用開始できるようになった。  今後、熱プロセスシミュレーター「FINAS/STAR TPS Edition」や、非線形・動的・流体構造連成シミュレーター「LS-DYNA」なども順次クラウド化される。前者は、熱処理による材料の変形、組織変化、残留応力の定量的予測を行う有限要素法解析コード。後者は、構造の大変形応答を解析するための汎用陽解法有限要素解析プログラムだ。さらに、複数のクラウド環境の利用者やデータなどを管理する統合ポータルサイトの開設や、解析シナリオと実行結果の可視化などの機能拡充も予定されている。  なお、今回のクラウド化で用いられているのは、高速な計算処理を行うためのHPC(High Performance Computing)環境をMicrosoft Azure上で自動的に構築できるクラウドサービス「XTREME-DNA」だ。エクストリーム-Dが提供する同サービスでは、リソースの調達や設定を含めたHPCクラウド環境の構築に加え、運用や監視のツールも装備。負荷のかかる計算処理で大量に必要とされるクラウドの管理業務を効率化できる。また、機械学習や解析シミュレーションなどのさまざまなアプリケーションをSaaSとしてテンプレート化しているため、導入後すぐに解析に着手できる。今回CTCは、同サービスの取り扱いを開始する。

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