YKアクロス株式会社(旧:菱三商事) 放射能による土壌汚染に対する除染方法
- 最終更新日:2020-07-17 13:32:25.0
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中性マグネシウム系固化剤(マグホワイト)を用いた表土削り取り法による除染
酸化マグネシウムを主材料とする固化剤(マグホワイト)をほ場表面に吹き付け、土壌表面を固化した後に、表層土壌の削り取りを行う。表層土壌の固化により、放射性セシウムが多く含まれる表層を効率的に削り取り、汚染土壌を効率的に除去する技術を開発するすることを目的とする。
・担当:(独)農研機構農村工学研究所 ((独)日本原子力開発機機構)
・実証試験実施場所:福島県相馬郡飯館村伊丹沢地区現地ほ場(10a)
・製造メーカー:東武化学株式会社
・販売元:菱三商事株式会社
基本情報放射能による土壌汚染に対する除染方法
■作業の流れ(マグネシウム系固化剤/マグホワイトの場合)
1)マグネシウム系固化剤を水と混合した溶液をほ場に吹き付ける
2)固化剤が浸透し、表層土壌が十分に固化(晴天時7~10火)したことを確認したのち、表層土壌の削り取りを行う。
削り取りは、油圧ショベルのアームを押し付けながらスイングすることにより行う。
これにより、削り取りの厚さを一定に制御できる。アームに取り付けるバケット部を改良することで、
3)バキュームカーによる排土を触れ紺バッグに移し替え、決められた場所に仮置きする。
価格帯 | お問い合わせください |
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納期 | お問い合わせください |
用途/実績例 | ■結果と概要の考察 1)土壌の放射性セシウムの濃度は表層土を削り取る事により、9,090Bq/kgから1,671Bq/kgへ低減した。ほ場内の表面線量率は、7.76μSv/hから3.57μSv/hへ低減した。 2)10a当たりの排土量は約30立方メートルであり、推定された削り取りの厚さは約3.0cmであった。 3)油圧ショベルのバケットの改良によって、これ場で似削り取り・収集・搬出の3工程で行っていた作業を1工程で行う事が可能である。 4)表層土壌を固化することで、土壌の飛散を抑えることが期待できる。 5)固化剤を散布することで表土が白くマーキングされるため、削り取りや取りこぼしを目視により確認できた。 6)稲の刈り取り株や不陸のある田面でも適用が可能。 7)降雨後でほ場が濡れている場合は、固化剤混合溶液が所定の深度に浸透しない可能性があるため、ほ場が感想した後に吹き付ける事が望ましい。 8)固化剤混合溶液を吹き付ける際には、ほ場の雑草を事前に処理する必要がある。 ※詳細はお問い合わせください。 |
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