できる限り軽量でコンパクトな装置を実現した、交流耐電圧試験装置
通常、交流耐電圧試験を行う場合、電圧は機器の各巻線間及び巻線、筐体(アース電位)間に電圧印加して絶縁強度を検証します。この場合、試験装置からみた負荷は、容量性負荷(コンデンサと同等)となります。このような負荷に対応する試験装置を実現する場合において、容量性負荷であることに着目して、できる限り装置を軽量でコンパクトに実現したのがこの「自己補償型交流耐電圧試験装置」です。同様の意図で今まで広く採用されていたのが、補償リアクトル型の交流耐電圧試験装置でした。また、小容量の耐電圧試験装置(通常型)では、負荷が容量性負荷であることは、関わりの無い方式が一般的です。
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基本情報試験用変圧器 自己補償型交流耐電圧試験装置
【仕様】
○型式:STS06-12K、STS10-12K、STS15-12K
○出力
→定格容量(kVA):6.0、10、15
→定格電圧(kVac):0~12
→定格電流(A):0.5、0.83、1.25
→時間定格:0.5時間(長時間定格も製作可)
○入力
→相数:単相2線
→定格電圧(V):AC200V(AC100Vも製作可能)
→定格周波数(Hz):50Hzまたは60Hz指定
→定格容量(kVA):1.5、2.0、3.0
○操作
→操作方式:電圧調整 手動、ギャップ調整 電動
○環境
→冷却方式:乾式自冷(出力電圧 20kV以上は油入自冷式)
→周囲温度:0~40℃
→周囲湿度:35~85%RH
○上記以外の仕様も製作可能
→出力定格容量 ~200kVA、出力定格電圧 ~50kV
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