1000BASE-Tメディアコンバータ

最終更新日：2015-03-05 10:44:50.0
印刷用ページ

-40℃～+65℃で動作する10/100/1000工業用メディアコンバータ

産業用10/100/1000メディアコンバータSISTGシリーズは、10/100/1000BASE-Tのツイストペア・ケーブルを接続して、マルチモード光ファイバ（1000BASE-SX）またはシングルモード光ファイバ（1000BASE-LX)に変換し、伝送および延長できる製品です。特長は-40℃～+65℃という広範囲な温度で動作し、クラス1、ディビジョン2という苛酷な工業または産業環境でも使用可能な認定製品になります。また、EMI規格として、CISPR22/EN55022/EN60950 クラスA、FCC クラスA、CEマーク、EN61000-4-2/4-3/4-4/4-5/4-6/4-8/4-11/4-12/6-2/6-4に準拠しています。
また、様々なバリエーションのあるスモール・フォーム・ファクタ・プラガブル（SFP）トランシーバ・モジュールを挿入して使用するSFPスロット搭載タイプの製品もありますので、ユーザーのニーズに合わせて最適な光ファイバの許容損失能力を持ったトランシーバを選択できます。1000BASE-LXでは、最大200kmまで対応しており、許容損失41.0dBになります。

関連リンク - http://www.psi.co.jp/tn_stand_sis.html#sistg

基本情報産業用10/100/1000BASE-Tメディアコンバータ

TP側は10/100/1000BASE-T自動認識で自動MDI/MDI-Xに対応していますので、Ethernet対応NICであればリンクすることが出来ます。光ファイバは2心マルチモード(1000BASE-SX)、2心シングルモード(1000BASE-LX)に対応でき、SFPモジュールを挿入して使用するSFPスロット搭載モデルの用意もあります。
電源はDC12～48Vに対応し、電源の二重化に対応（片方の電源が落ちても、もう一つの電源が瞬断なく切り替わります）しており、電源の障害やリンク障害検出によりフォルトLED点灯またはDC24Vまでの外部電圧で動作するパトライトなどに接続して警告表示を自動で行うことも可能です。
光ファイバコネクタは、安定・安心のSCコネクタと、SFP搭載モデルはすべてLCとなります。
先進機能として障害伝播(LPT)機能があります。出荷時は無効ですが、DIPスイッチ2番をON側に倒すことで有効になります。TPポートまたは光ファイバのRXポートのどちらかがダウンしたとき、光TXポートを含めすべてのポートのリンクがダウンしますので、RSTPなどによる冗長ネットワーク構成に対応しています。

価格情報	数量によって価格が変動しますので、お気軽にお問い合わせください。
価格帯	10万円 ~ 50万円
納期	お問い合わせください ※数量によって納期が変動しますので、お気軽にお問い合わせください。
型番・ブランド名	SISTG10xx-211-LRT・TN社
用途／実績例	・JR高架下ハウジング内、または地震計施設内にて映像またはデータの伝送用途・高速道路管理事務所内のネットワーク接続用途（複数のスイッチ間を光で延長接続するネットワーク冗長構成のために使用）

ラインナップ

型番	概要
SISTG1013-211-LRT	2心マルチモード光ファイバ850nm(SC)にて550m（50/125μm）延長できます。
SISTG1014-211-LRT	2心シングルモード光ファイバ1310nm(SC)にて10km延長できます。
SISTG1040-211-LRT	SFPオープンスロットになりますので、MSA準拠SFP光トランシーバ1000BASE-X規格を挿入して使用することが出来ます。2心シングルモードで最長200km、1心シングルモードで80km、2心マルチモード1300nm（2km）のトランシーバがあります。

詳細情報産業用10/100/1000BASE-Tメディアコンバータ

: 接続例1
10/100/1000BASE-Tと10/100/1000BASE-T間を接続するには、対向で1台ずつ（計2台）を使用することになります。
最大1Gのハブやネットワーク・スイッチ間の接続に使用できます。
スイッチがIEEE802.3w対応であれば、接続経路となる製品の対向セットを増やすことで、ループすることなくネットワーク経路を冗長構成可能です。