振動切削法とは刃先を超音波振動させる事で、切削が間欠となり、切削抵抗を著しく低下させることができる加工方法です。
たわみ振動モードと縦振動モードにより刃先を円または楕円振動させると切削抵抗が1/5以下に低下し、特に背分力はほとんど零となり、ダイヤモンドバイトでSTAVAXの超精密切削が可能となります。
超音波楕円振動切削装置『EL-50Σ』を用いれば、今まで不可能とされていた高硬度金型の超精密微細加工を実現することが可能となります。
【特徴】
○複雑な電気的調整作業を全く行う必要が無い
→コントローラーの電源スイッチをいれるだけで、
超精密楕円振動切削加工が可能
○発振周波数を41kHzと高周波化
→楕円振動子は手のひらに乗るほど小型化
○振動子ケースは高剛性構造
→刃物台への設置も簡単
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基本情報超音波楕円振動切削装置『EL-50Σ』
【特徴】
○超精密バイポーラアンプの採用で抜群の振動振幅安定性を誇る
○振動振幅(楕円率)や振動方向を柔軟に変化させられる機能を設け、
チップ形状やワーク材質など、加工条件に応じた設定が可能
○外部電圧により、振幅制御コントロールが可能
→1μmp-pから6μmp-pまでの振幅変調制御が可能
→この機能を用いることでテクスチャ加工ができる
○写真や文字など、テクスチャ加工を用いて焼入れ鋼に転写加工することも可能
【主な仕様】
○発振周波数:41.0±1.5kHz
○楕円振動振幅
→通常加工:1.0μmp-p~4.0μmp-p ダイヤルで振幅可変
→テクスチャ加工:軸方向1μmp-p~6μmp-p 電圧による外部制御
○発振器寸法:W437×H153×L472mm 15kg 1台
○アンプ寸法:W200×H261×L400mm 16kg 2台
○振動子寸法:W67×H56.4×L133.5mm 1.5kg 1台
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