「切削キャッチャー」の開発・販売を行っている株式会社MISTが
エンドミル切削の加工についてのノウハウをご紹介します。
“切削速度”を決めるパラメータである“工具回転数”があります。
さらに、“1刃切り込み”である“切り込み量”を決定する“工具回転数”、“送り速度”、
“径方向切り込み”の3つのパラメータがあります。
最後に、材料に対しての工具の“切り込み”を決める“軸方向切り込み”と
“径方向切り込み”の2つのパラメータがあります。
それぞれ重複を省くと、切削条件を決定づけるパラメータとしては、
“工具回転数”、“送り速度”、“軸方向切り込み”、“径方向切り込み”の4つとなります。
すなわち、加工条件設定とは、“工具回転数”、“送り速度”、“軸方向切り込み”、
“径方向切り込み”の4つのパラメータの値を決めることとなります。
※詳しくはカタログをご覧頂くか、お気軽にお問い合わせ下さい。
基本情報【ノウハウ・知識紹介】エンドミル切削の最適な加工条件を導き出す2
【加工条件設定とは】
加工条件を決定づけるパラメータの値を決定することです。重要なのは"切削速度"です。
工具が材料を削る速度のことで、"送り速度"とは異なります。
エンドミル切削の場合、工具が回転に伴う円運動をしながら材料を削るので
工具径と工具回転数から決まる、工具回転数をいくつにするかで、"切削速度"が決まります。
【切削速度】
“切り込み量”は、“工具径”、“刃数”、“工具回転数”、“送り速度”、“径方向切り込み”から決まります。
“工具径”と“刃数”は、工具仕様ですので、“工具回転数”、“送り速度”、“径方向切り込み”の
3パラメータのバランスで、“切り込み量”が決まります。
【切り込み】
Z方向とXY方向に工具がどの程度噛んでいるかを表す、見たままの“切り込み”深さです。
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