『ロストワックス』とは、ワックス(ロウ)の性質である比較的低温で溶け
ることを利用した鋳造法です。金型にワックスを注入し、高精度な模型を作成し、それを基にした鋳型に金属を流し込んで鋳造するため、材質に関係なく、複雑な形状でも柔軟に対応できます。鋳肌、寸法精度に優れるほか、いくつもの工程・パーツに分かれていた従来工法を一本化できるので、省力・合理化が計れ、約50%以上(当社比)のコストダウンが可能になります。
【加工例とメリット】
◎溶接品
■従来品:複数部品を加工→溶接 ■ロストワックス:鋳造→加工
◎加工組立品
■従来品:複数部品を加工→組立 ■ロストワックス:鋳造→ネジ加工
◎全加工品
■従来品:ブロックからの削り出し ■ロストワックス:鋳造のみ(加工不要)
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基本情報【省力・合理化によるコストダウン!】※ロストワックス加工事例紹介
【ロストワックスの特長】
■設計の自由度が高い
・機械加工ができない複雑形状やアンダーカット形状の製品でも製作可能
・肉盗みなども容易にでき、製品の軽量化や材料のロスを防ぐことも可能
・ロゴマークや部品番号の表示も可能
■材料の選定が自由自在
・硬い、粘る等で機械加工が困難な材質でも大気溶解が可能ならば、様々な材質が鋳造可能
・途中からの材質変更や同一形状で異なる材質の製作も可能
■部品点数の削減が可能
・複数の部品を組立や溶接していた製品を一体化することによりコストダウンが可能
・安全性や精度の向上にも貢献
■安価で高耐久な金型
・ロストワックスの金型は他の製法に比べ非常に安価で製作できるうえ、繰り返し量産しても磨耗が少ないため半永久的に使用可能
・リブの追加や寸法変更などの設計変更にも金型を修正することにより容易に対応可能
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