表面処理技術の精密ショットピーニング『OX-FSP』の刃具に対する有効性・加工事例をご紹介します。
(1)表面硬度の向上
(2)刃先エッジ部分のバリ除去
(3)摺動抵抗の低減
(4)コーティングの密着性向上・ドロップレットの除去
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基本情報【表面処理】刃具に対するOX-FSP処理の有効性と加工事例
【精密ショットピーニング『OX-FSP加工』とは…】
製品の材質・熱処理・硬度さらに使用環境とその対策目的に応じて、ショット条件を細かく選定し、適切な条件で加工し、疲労強度向上・摺動性向上を主目的とした工法です。
従来のショットピーニングに比べ、メディアサイズを数μm~数mmと小さくする事で、噴射スピードが200m/sec以上に上がり、同じエアー量(加工圧)でも絶大な噴射エネルギーを得る事ができます。これにより、表面の熱処理効果・高い残留圧縮応力の付与・良好な摺動性の確保が可能になります。
【オキソの特長】
□小ロット(1個~)から量産まで対応可能
□試作のためのテスト機を常設
□各種検査装置を完備
※全国各地どこへでもご説明にお伺い致します。
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詳細情報【表面処理】刃具に対するOX-FSP処理の有効性と加工事例
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事例
(1)切刃を持った刃具(ピニオン、ドリル、エンドミル、タップ等)
→1.5倍以上の向上
(2)ポンチ、転造ラック
→2倍以上の向上
(3)ブローチ、ホブカッター
→1.5倍以上の向上
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処理後との比較
左:ピニオンカッター
右:CO2溶接チップ
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カッター OX処理による寿命向上
処理前:量産での歯面粗さMAXは20S程度で加工数量80個にて刃具交換
処理後:カッターでの歯面粗さMAXの20Sの刃物寿命までの加工数は210個程度
効果; 寿命約2.5倍
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評価・考察・展開
評価:ピニオンカッター、ポンチ、センタードリルで効果はあった。ホブカッターについては効果ありとなしの物があったが、刃具の寿命が短くなる物はない。
考察:刃具再研磨後、処理することで「すくい面」「逃げ面」が強化され、摩耗量が小さくなると考えられる。
再研磨面が処理によりバリが取れ、面粗度もよくなり切粉の流れがスムーズになり、摩耗しにくい方向に働いている
カタログ【表面処理】刃具に対するOX-FSP処理の有効性と加工事例
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