加工性を良くするため、ばね用ステンレス鋼線にはニッケル皮膜が付いています
ほとんどの「ばね用ステンレス鋼線」の材料表面には、ニッケルめっきが施してあります。
ニッケルめっきの目的は、材料の滑りを良くして、スプリング加工(特にコイリング加工)の加工性を向上させることです。
実際、ニッケルめっきの付いていない「裸線」を用いてコイリング加工すると、材料が金型にカジリ付いてしまい上手くいきません。
ただ、耐食性は「裸線」が勝りますので、お客様の用途によっては「裸線」の使用が必須となる場合もあります。
写真のばね(の一部)は、SUS304-WPBを用いてコイリング加工した後に、めっきを除去したものです。
そうすることで、加工性(=価格)と耐食性の両方を満足することが出来ます。
仕上げにバレル研磨を行うことで、写真のような光沢も出ます。
スプリング、ワイヤーフォーミングでお困りの際は、お気軽にご相談ください。
技術スタッフが、丁寧に対応いたします。
鶴岡発條株式会社 担当:氏家(うじいえ)
電話:0235-22-0407 FAX:0235-22-0546
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基本情報ばね用ステンレス鋼線 裸線 ニッケル被膜除去
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