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ものづくりと5G:5Gの基礎知識4

5Gの基礎知識

更新日:2020年6月19日(初回投稿)
著者:株式会社野村総合研究所 ICTメディア・サービス産業コンサルティング部  テレコム・メディアグループマネージャー 亀井 卓也

前回は、5Gサービスの普及によるマーケティングの革新など、ビジネスにおける変化を紹介しました。今回は、5Gがもたらす、ものづくり現場の革新について解説します。ものづくりの観点から、5Gには二つの活用可能性が期待されます。一つは、プロダクトをつなげることにより、新たなユーザー体験を生み出すアプローチです。もう一つは、生産現場のアセットをつなげることにより、ものづくりのプロセスを革新するというアプローチです。製造業では多くの試みがなされており、5G時代は製造業と通信業の協業が加速することが期待されます。

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1. つながるプロダクト

5G時代は、全てのプロダクトがネットワークにつながる、オール・コネクテッドの時代となります。中でもつながる自動車つまりコネクテッドカーは5Gの活用が期待されるプロダクトです。

自動車の中のプロダクトは、既にコネクテッドになり始めています。例えば、あおり運転が社会問題になる中、ドライブレコーダーが急速に普及しています。これをネットワークにつなげ、トラブルが発生した際の緊急自動通報や駆け付けを行うという、新たな自動車保険が契約者数を伸ばしています。損害保険ジャパン日本興亜は、事故時のドライブレコーダーの映像から責任割合をAIで自動算定することで、事故発生から保険金の支払いまでの期間を大幅に短縮する試みを行っています。

フランスの自動車部品メーカーValeoは、先行する自動車が半透明になり、さらにその前方が透けて見えるというソリューションを開発しています(図1)。これにより、前方を走行する自動車が死角となって事故を起こすリスクを回避できます。

図1:Valeo「XtraVue」(引用:Valeo公式YouTube)

図1:Valeo「XtraVue」(引用:Valeo公式YouTube)

この技術は、前方を先行する自動車が撮影している映像を、自分の自動車の撮影映像に重ね合わせ、ディスプレイに表示するという仕組みにより実現しています。このようなソリューションを実現するには、自分の自動車だけでなく、前方の自動車もネットワークにつながり、それぞれの自動車が常時遅延なく、撮影映像を解析し続けることが必要となり、5Gによる通信技術が求められます。

コネクテッドカーの新たな用途として、ALSOKとNTTドコモは、警備車両の上部に360度カメラを搭載し、走行しながら、常時周辺映像を撮影し続けるという実証試験を行っています。この試験では、警備車両から約35m離れた場所にある自動車の車種や通行人の姿勢などを検知できたという結果が得られています。搭載したカメラの画質がさらに高精細化し、通信が高速大容量化すれば、検知できる範囲はより拡大できます。まさに5G時代を見据えた応用といえるでしょう。

2. 生産現場の革新

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