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段ボール・段ボール箱:段ボールの基礎知識2

段ボールの基礎知識

更新日:2020年3月24日(初回投稿)
著者:レンゴー株式会社 包装技術部 担当部長代理 東山 哲

前回は、段ボール原紙について、分類や製造工程、試験方法などを解説しました。今回は、その段ボール原紙を使って製造される、実際の段ボール製品について解説します。

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1. 段ボールの種類

段ボールはJIS Z 0104にその定義があり、「波形に成形した中芯の片面または両面にライナを貼ったもの。種類によって片面段ボール、両面段ボール、複両面段ボール、複々両面段ボールがある。また、用途によって外装用、内装用、個装用段ボールに分類する」と示されています(図1)。

図1:段ボールの種類

図1:段ボールの種類

中芯の段のことを、フルートと呼びます。日本ではA、B、Cフルートにおける各段の数が、JIS Z 1516で規定されています。段の種類を、表1に示します。段繰率とは、ライナの長さと、それに対して中芯に必要とされる長さとの比のことです。また、段高とは、中芯の段の高さのことで、段ボールの厚さに対応します。Aフルートは約5mm、Cフルートは約4mm、Bフルートは約3mmとなります。厚さの順にA、B、Cとなっていないのは、開発された順にアルファベットを割り当てたためです。

表1:段の種類

表1:段の種類

また、複両面段ボールの場合は、ABフルート、BCフルートといった呼び方をし、それぞれBAF、BCFと記号表記します。さらに、複々両面段ボールの場合はAAA、BAAのように表記します。この他に、段高が1mm以下で、マイクロフルートとも呼ばれるFフルートやGフルートがあり、主に紙器の代替として使用されています。

2. 段ボール箱の形式

段ボール箱の形式はJIS Z 1507で規定されており、表2のように分類されます。形式は、4桁のコード番号で示され、上2桁は基本形式、下2桁は個別形式を表しています。01形と08形はありません。

表2:段ボール箱の形式の分類(参照:JIS Z 1507 形式の種類、2013年、P.1)

表2:段ボール箱の形式の分類(参照:JIS Z 1507 形式の種類、2013年、P.1)

最も基本的な形式は、0201形です。0201形の展開図と各部の名称を図2に、また、02形から09形までの代表的な形式を表3~9に示します。

図2:0201形の展開図および罫線、各部の名称

図2:0201形の展開図および罫線、各部の名称
表3:02形-溝切り形(参照:JIS Z 1507 溝切り形の形式、2013年、P.3-5)

表3:02形-溝切り形(参照:JIS Z 1507 溝切り形の形式、2013年、P.3-5)

02形は、原則としてワンピースであり、フラップと継ぎしろを持つタイプです。

表4:03形-テレスコープ形(参照:JIS Z 1507 テレスコープ形の形式、2013年、P.3-6)

表4:03形-テレスコープ形(参照:JIS Z 1507 テレスコープ形の形式、2013年、P.3-6)

03形は、ツーピース以上で構成されるタイプであり、身箱・ふた形式とも呼ばれます。

表5:04形-組み立て形(参照:JIS Z 1507 組み立て形の形式、2013年、P.7-8)

表5:04形-組み立て形(参照:JIS Z 1507 組み立て形の形式、2013年、P.7-8)

04形は、ワンピースで、継ぎしろなしで組み立てられるタイプです。特に0406と0407は、ラップアラウンド形式と呼ばれます。

表6:05形-差し込み形(参照:JIS Z 1507 差し込み形の形式、2013年、P.10)

表6:05形-差し込み形(参照:JIS Z 1507 差し込み形の形式、2013年、P.10)

05形は、基本的には、外枠とそれに差し込む内枠からなるタイプです。

表7:06形-ブリス形(参照:JIS Z 1507 ブリス形の形式、2013年、P.10)

表7:06形-ブリス形(参照:JIS Z 1507 ブリス形の形式、2013年、P.10)

06形は、3つの部材からなり、接合して組み立てられます。0602形のみであり、ブリスボックスとも呼ばれます。

表8:07形-のり付け簡易組み立て形(参照:JIS Z 1507 のり付け簡易組み立て形の形式、2013年、P.11)

表8:07形-のり付け簡易組み立て形(参照:JIS Z 1507 のり付け簡易組み立て形の形式、2013年、P.11)

07形は、ワンピースで簡単に組み立てられるタイプです。特に0712形は、底フラップの一部が接着されており、折りたたまれた状態の箱を開くと、自然に底面ができるようになっています。こうした形式を、ワンタッチケースと呼んでいます。

表9:09形-附属類(参照:JIS Z 1507 代表的な附属類の形式、2013年、P.12)

表9:09形-附属類(参照:JIS Z 1507 代表的な附属類の形式、2013年、P.12)

09形は、仕切りやパッドなど、段ボール箱に使用する附属類のことです。

続きは、保管用PDFに掲載中。ぜひ、下記よりダウンロードして、ご覧ください。

3. 段ボールの評価方法

保管用PDFに掲載中。ぜひ、下記よりダウンロードして、ご覧ください。

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