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場所・素材の知識:掃除学の基礎知識3

掃除学の基礎知識

更新日:2019年9月19日(初回投稿)
著者:クリーンプロデューサー 兼 ベスト株式会社 代表取締役 植木 照夫

前回は、掃除の方程式における現状分析「どんな汚れ?」を説明しました。今回は、現状の分析を行うための場所・素材の知識について解説します。掃除の方程式は、掃除方法決定=現状分析×作業法となります。現状分析では「どんな汚れ?」の次に、汚れが付く場所や素材を分析する「どこに?」を行います。

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1. 場所・素材の分析手順概要

掃除方法の決定では、汚れが付着している場所や素材の種類、化学的性質および物理的性質など、「どこに?」に当たる、場所の情報や素材の知識が必要となります。汚れを除去するとき、「どこに?」を知ることで汚れが落としやすくなり、素材へのダメージも軽減できます。

掃除の方程式における「どこに?」とは、掃除対象となる場所と、汚れが付着している素材に分類できます。分析項目は、大きく4つに分けられます。1つめは、場所の情報分析。2つめは、素材の種類と使用部位。3つめは、耐水性・耐洗剤性などの化学的性質。4つめは、表面形状・硬度や吸水性・吸湿性など物理的性質です。図1は場所・素材の分析手順をフローチャートで表したものです。各項目の分析手順を解説します。

図1:場所・素材の分析手順フローチャート

図1:場所・素材の分析手順フローチャート

2. 場所の情報

掃除の対象となる場所の情報によって、汚れ付着のプロセスが理解しやすくなります。掃除対象とする場所は、建物の室外なのか室内なのか。さらにその中のどこを掃除するのか。掃除場所の地域や周辺情報など、視野を広げていくとその情報量は多くなります。まずは、汚れの付着している素材はどんな場所にあるのかなど、目に見える身近な情報から集めると分かりやすくなります。

掃除対象となる場所が特定できている場合、掃除の方程式の現状分析に当たる「どこに?」に対する知識として、掃除方法を調べることができます。住まいの場所で例を挙げると、キッチン、バスルーム、トイレ、バルコニーなど、掃除対象となる場所が分かれば、その掃除方法について本やインターネットで調べられます。

3. 素材の種類と使用部位

同じ場所であっても、汚れの付着している素材の違いにより掃除方法も変化します。素材について調べることはとても重要です。近年、製品や建築に使用される素材の種類も多様化・複雑化しており、一見しただけでは判断を誤る素材もあるので注意が必要です。図2は、バスルームのシャワーバーに見られる類似素材の例です。

図2: 類似素材の例

図2: 類似素材の例

材質を知る前提として、使用されている部位について確認しておくことも求められます。汚れは同じ素材に付着していても、床や壁や天井など素材(建材)の使用されている部位によって、用具選択や洗剤作業方法などが変化します。

目線より高い位置の作業の場合、踏み台や脚立を使用する高所作業になることがあります。洗剤を壁面や天井に使う場合には、床面では使用することの少ない保護メガネの着用や、洗剤の垂れ跡に配慮した作業方法を考えましょう。

4. 化学的性質

素材の耐水性・耐洗剤性は、掃除をする上で知っておきたい化学的性質です。汚れの除去を行う際には、水や洗剤を使用することが多く、水になじむ(親水性)素材なのか、それとも水をはじく(親油性)素材なのかは確認すべきポイントといえます。その他、静電気を帯びやすい素材なのかなども知っておくとよいでしょう。

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5. 物理的性質

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