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構想設計の進め方:構想設計の基礎知識3

構想設計の基礎知識

更新日:2017年3月8日(初回投稿)
著者:庄司技術士事務所 庄司 尚史

前回は、擦り合わせ型開発の基本的な考え方を示しました。基本的な考え方が分かったところで、今回は、構想設計の具体的な手順を学びましょう。

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1. 擦り合わせ型開発のおける構想設計の手順

開発初期段階の構想設計全体フローを図1に示します。品質表の作成、技術手段抽出表の作成、全体構想のまとめ、モジュール開発目標の設定、モジュール開発計画という流れです。各ステップについて説明していきます。

図1:構想設計のフロー

図1:構想設計のフロー

1:品質表の作成
品質機能展開(QFD:Quality Function Deployment)という手法を用いて、顧客の要求品質と設計の特性を対応させ、技術的な課題を整理します。そのために品質表と呼ばれるマトリクスを作成します。ここでは詳細な説明は省きますが、顧客要求と技術的特性をそれぞれ要素に展開し、両者をマトリクスの軸にしてその対応関係を記述します。レーザープリンタの例の一部を表1に示します。

表1:品質表の一部の例

表1:品質表の一部の例

2:技術手段抽出表の作成
品質表を作成すると、各技術特性が相反したり、単独では決められない特性がかなり出てきます。それをどうするかが課題になります。そこで表2のような技術手段抽出法を作成します。

表2:技術手段抽出表

表2:技術手段抽出表

・要求品質・要求レベル・現状
要求品質を定量化可能なレベルまで展開し、要求レベルと現状を記載します。

・対応する技術品質
品質表から要求品質に対応する技術品質を全て転記し、要求レベルの達成方法を記載します。この場合、複数の技術品質の組み合わせが必要な場合はそれも同時に記載します。またできるだけ多くのアイデアを上げ、並行して記載します。

・評価
要求に対する効果、副作用、製品コストへの影響、開発工数の評価を行います。出されたアイデアに対して、技術的な難易度、要求項目に対する効果、副作用、製品コスト、開発工数を点数化します。ここでは推測しかできないので、新たな検討結果や情報などがあった場合は柔軟に見直します。

・判断
各評価点を参考に、開発を進めるかどうかの判断をします。この場合、例えば、単純に合計点で決めたりしないようにしましょう。各点数は現時点でのものであり、今後どのように変化するかは不明です。また難易度が非常に高く、多くの開発工数が必要なものであっても、代替手段がない場合はあえて採用する場合も出てきます。

3:全体構想のまとめ
抽出されたアイデア(技術手段)を選択・統合し、目標どおりの性能が得られるか、副作用が発生しないかなどを確認します。製品開発上の制約条件を考慮ながら、技術手段を組み合わせてシステム構想としてまとめます。その組み合わせにより、複数のシステム構想が作成される場合もあります。さらに多くの場合、モジュール(サブシステム)構成に分割します。モジュール構成については後述します。

続きは、保管用PDFに掲載中。ぜひ、下記よりダウンロードして、ご覧ください。

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2. モジュール構成

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3. フロントローディング開発と、その効果

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