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包装の種類と製造方法:おいしさ・健康・安全を包む!食品包装の基礎知識2

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更新日:2015年7月30日(初回投稿)
著者:野田治郎技術士事務所 所長 経営工学部門(包装・物流) 野田 治郎

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1.包装の種類:包装材料と包装形態

食品包装に使われる材料は、紙、プラスチック、金属、ガラスがあります。各材料の容器包装出荷金額比率は多い順に、紙40.8%、プラスチック31.3%、金属16.2%、ガラス2.2%となっています。(平成26年日本の包装産業出荷統計 公益社団法人日本包装技術協会調べ)各材料の特徴を以下にまとめます。

包装形態は、液体紙パック(ブリックタイプ、ゲーブルトップタイプ、ペーパー缶)、紙トレー(製函トレー、絞り成形トレー、パルプモールド)、化粧箱、包装紙、ラベル、段ボールなどがあります。紙の特長は印刷しやすいことと、リサイクルしやすいことです。欠点は、耐水性、耐油性、酸素バリア性、ヒートシール性(熱による接着性)がありません。そのため、食品を直接入れる紙製の容器包装はプラスチックをラミネートして使われます。

図1:代表的な紙材料の包装

プラスチック

容器包装に使われるプラスチックはPE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、PS(ポリスチレン)、PET(ポリエチレンテレフタラート)の4樹脂で95%以上を占めています。それ以外にも、バリア性、シール性、耐熱性、強度などさまざまな特徴を持つプラスチックがあります。用途に応じて選択し組み合わせて使用されますが、逆に、選択を間違えるとトラブルを起こします。加熱成形しやすいためフィルムやシート、成形品など、次のような多くの包装形態で使われています。

<軟包装>4方シール袋、3方シール袋、ピロー包装袋、スティック袋、ガセット袋、角底袋、スタンディングパウチ、深絞り容器、真空包装袋、スキンパック、チャック袋、スパウトパウチ、ひねり包装、包み包装、シュリンク包装、ラベル
<成形品>トレー、カップ、ボトル、キャップ・中栓

図2:代表的なプラスチック材料の包装

金属

鉄とアルミが使われ、薄板や箔から容器包装に加工します。腐食を防ぐため、鉄は錫(スズ)メッキまたはクロムメッキ処理をして、必要により樹脂をコーティングします。金属は強度があり、光、酸素、水に対して完璧な遮断性を持っています。そのため、保存性、密封性に優れた容器ができます

<金属容器の例>飲料缶、食缶、ボトル缶、美粧缶、5ガロン缶(一斗缶、18リットル缶)、ドラム缶、キャップ(ロールオンキャップ、スクリューキャップ、ツイストキャップ、PTキャップなど)、アルミトレー

図3:代表的な金属材料の包装

ガラス

透明性があり、光以外は遮断性があるため、高級感のある保存容器ができます。逆に、重くて割れやすいという欠点があり、缶やプラスチックへの移行が進んできました。ガラス瓶は広口瓶、細口瓶、フロスト加工瓶、着色瓶、ドリンク瓶などさまざまな形状があります。

図4:代表的なガラス材料の包装

以上のように、容器包装に使用される材料はそれぞれ長所、欠点があります。それを補うために、材料を組み合わせる必要があります最適な組み合わせを見つけることが包装設計では重要で、包装設計者の腕の見せ所となります。また、包装材料は常に進化しており、最新の情報を知っておく必要があります。

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2.主な包装の製造方法と充填包装機

保管用PDFに掲載しています。ぜひ、下記よりダウンロードして、ご覧ください。

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