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環境対応と安全安心:おいしさ・健康・安全を包む!食品包装の基礎知識4

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更新日:2015年10月1日(初回投稿)
著者:野田治郎技術士事務所 所長 経営工学部門(包装・物流) 野田 治郎

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1.食品包装と環境対応

地球温暖化対策として、低炭素社会実現に向けた取り組みが待ったなしの状況になっています。持続可能な社会への貢献は企業の社会的責任(CSR)の一つで、毎年発行する社会環境報告書(CSRレポート)は企業を評価する重要な判断材料となっています。企業の存続のためには、継続的に環境対応に取り組む必要があります。

食品包装の環境対応は、地球温暖化対策の効果としては微々たるものです。しかし、包装が消費者の手で廃棄されることや、リサイクル費用負担の点で食品企業にとっては重要な課題です。

また、流通時・保管販売時の食品の廃棄が問題となっています。食品の廃棄を減らすために、包装は大きな役割を果たします

容器包装における環境対応のポイントは次の4つです。

  1. 消費者がメリットを感じる環境対応であること。
    安い、軽い、使いやすい、無駄がない、捨てやすいなど、消費者がメリットを具体的に感じることにより、販促効果につながります。
  2. 合理化やコストダウンができること。
    コストアップになる環境対応は、まず採用されません。
  3. 企業の社会的評価を高めるものであること。
    環境効果に賛否両論があるものは採用できません。かえって企業イメージを損なうことがあります。
  4. 保存性、強度など、容器包装に必要な本来の機能は同等以上であること
    保存性や強度を損なってまで、省資源、簡素化をするのは本末転倒です。

つぎに、環境対応のための包装事例をいくつか紹介します。

(1)ガラス瓶の軽量化

ガラス瓶は、形状を球に近づけることにより、厚みを薄くしても強度が出ます。また、表面コーティングなどで瓶表面の傷を防ぐことにより、ガラス本来の強度を保ち軽量化できます。

【図1】ガラス瓶の軽量化の例

図1:ガラス瓶の軽量化の例

(2)詰め替えパウチ

ボトルから詰め替えパウチに変更することにより、使用樹脂量を1/2~1/4にすることができます。出し口は、ボトルに詰め替えやすい形状に工夫されています。

【図2】詰め替えパウチの例

図2:詰め替えパウチの例

(3)アルミレス・レトルトパウチ

アルミはリサイクルして使うべきという考え方があるので、アルミ箔を使わないレトルトパウチが開発されています。アルミ箔に匹敵するハイバリアの透明フィルムが開発されて、実現できたものです。アルミパウチと比較してパウチの製造エネルギーが約半分になっています。中身が見える透明パウチや電子レンジ加熱商品が可能となります。

【図3】アルミレス・レトルトパウチの例

図3:アルミレス・レトルトパウチの例

(4)分別のために簡単に剥がせるガラス瓶用の紙ラベル

瓶の紙ラベルを簡単に剥がせるようにしてほしいというお客様の声により開発された紙ラベルです。ラベラーの糊の改良により、廃棄の際に手で簡単に剥がすことができ、水につけて置く必要がありません。

【図4】簡単に剥がせるガラス瓶用の紙ラベル

図4:簡単に剥がせるガラス瓶用の紙ラベル

包材をチェック!(イプロス医薬食品技術)

2.食品包装における安全安心と品質保証

保管用PDFに掲載しています。ぜひ、下記よりダウンロードして、ご覧ください。

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