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工程のFMEA・設備のFMEA:FTA/FMEA再入門の基礎知識6

もったいない!FMEA/FTAの実態:FTA/FMEA再入門の基礎知識1

更新日:2016年6月24日(初回投稿)
著者:安信経営工学研究所 柴田 義文

前回は、詳細設計の後半部分に関わる、部品やユニットの選択・評価の方法などを解説しました。今回は、工程のFMEA・設備のFMEA 、そして本連載のまとめを行います。

1. 工程のFMEA・設備のFMEA

これまでは「設計のFMEA」を解説してきました。これに対し、「工程のFMEA」があります。これは、米国自動車メーカーのBig3(ゼネラルモーターズ、フォードモーター、クライスラー)が利用し始めたことで脚光を浴びました。JISでは、設計のFMEAを機能のFMEA、工程のFMEAをプロセスのFMEAと呼んでいます。このプロセスFMEAは、後述するプロセス機能展開に関係します。図1は、工程FMEAのフォーマットです。

  図1:工程FMEAの機能は工程フロー

図1:工程FMEAの機能は工程フロー

設計のFMEAでは、部品やユニットを管理していました。それを作業工程に当てはめたものが、工程のFMEAです。設計のFMEAで製品への影響の大きい故障モードを抽出し、それに関わる作業工程を、工程のFMEAに反映して設計対策を確実なものにします。つまり、設計者の狙い通りの製品を作り上げるために、設計対策や故障原因の懸念点を回避できるよう、工程で作り込むのです。

工程のFMEAは、製造工程での製品に影響する不良モードを抽出することが前提となります。不良モードとは、設計のFMEAの故障モードと同じ位置付けです。したがって、自動化されていない組立工程のヒューマンエラーなども不良モードに含まれます。

工程のFMEAでは、工程フローを機能の単位でブロック化します。これを機能ブロックと呼び、ブロック単位で不良モードを列挙していきます。しかし、その方法によっては、不良モードの再発防止はできても、未然防止につながらない可能性もあります。そこで、工程フローの機能展開として、プロセス機能展開することを私は推奨します。

図2:プロセス機能展開の在り方

図2:プロセス機能展開の在り方

機能展開の例を図2に示します。2)は望ましくない機能展開です。生産性を向上のためにスピードを上げるだけでは、不具合が多発するでしょう。そこで、1)の有意義な展開のように、前処理、本処理、後処理の3ステップで機能展開します。

この3ステップのプロセス機能展開を図3に示します。

図3:プロセス機能展開

図3:プロセス機能展開

ポンプやエレベータなどの違う製品システムでも、プロセスの3ステップは似ていることが分かります。プロセス機能展開をすれば、異なる製品システムでも似ている良い手段を取り入れて、未然防止の工程設計が可能になります。

続きは、保管用PDFに掲載中。ぜひ、下記よりダウンロードして、ご覧ください。

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2. 連載のまとめ

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