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防毒マスクの選定基準と注意点:防毒・防じんマスクの基礎知識4

防毒・防じんマスクの基礎知識

更新日:2020年12月10日(初回投稿)
著者:半田化学プラント安全研究所 代表 半田 安(はんだ やすし)

前回まで3回にわたり、防毒マスクの特徴と役割、面体や吸収缶の種類による用途の違いなどを説明してきました。4回目となる今回は、多くの種類を持つ防毒マスクの中から、マスクを選ぶ基準について解説します。また、実際に作業現場で起きた労働災害を例に、防毒マスクの使用で注意すべきことや、日常の管理などを含めて紹介していきます。

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1. 防毒マスクの選定

防毒マスクを選定する上で大切な3つのキーワードがあります。1つ目は、使用環境での酸素濃度、2つ目はガスの種類、そして3つ目がガスの濃度です。

・酸素濃度

ろ過式と呼ばれる防毒マスクは、酸素濃度が18%以上あるところでしか使用できません。空気を直接吸い込む方式であるため、酸素が十分になければ酸欠になってしまいます(第2回1章、参照)。必ず酸素ガス検知器を使って、酸素濃度を事前に測定します。タンクのような装置の中では、入口近くに酸素があっても、奥の方では酸素濃度が低いことがあります。このため、タンクの内部まで確実に測定できる酸素ガス検知器を使う必要があります(図1)。

図1:酸素濃度は、タンクの中まで測定せよ

図1:酸素濃度は、タンクの中まで測定せよ

・ガスの種類

現場で発生する可能性のあるガスに適応した吸収缶を選定します(図2)。必要なガス種類に対応できる吸収缶の型式を、メーカーのカタログなどで調べてみるとよいでしょう。

図2:吸収缶

図2:吸収缶(引用:株式会社重松製作所ウェブサイト http://www.sts-japan.com

・ガス濃度

防毒マスクは、対応するガス濃度により3種類に分かれます。ガス濃度が低く0.1 %以下なら「直結式小型」を選定します。1%以下なら「直結式」を、2%以下なら大型の吸収缶を持つ「隔離式」を選定することになります。毎日吸ったとしても、健康上の支障のないガスの濃度を「暴露限界値」といいます。この暴露限界値とガス濃度の両方を考慮して、いずれかの方式を選びます。

2. 使用上の注意点

保管用PDFに掲載中。ぜひ、下記よりダウンロードして、ご覧ください。

3. 注意すべき災害事例

保管用PDFに掲載中。ぜひ、下記よりダウンロードして、ご覧ください。

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