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日本企業におけるIoT導入の現状:IoTの基礎知識2

IoTの基礎知識

更新日:2020年8月5日(初回投稿)
著者:株式会社CAMI&Co. 代表取締役社長 神谷 雅史

前回は、モノ同士がネットワークでつながるIoTの概要を説明しました。今回は、国内のIoT普及率について解説します。また、国内でなかなかIoTが浸透しない理由をもとに、IoTビジネス成功の鍵を探ります。

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1. ステージ別導入率

IoT導入企業のうち約半数は、IoTを限定的にしか導入していません。IoTの必要性は認識しているにもかかわらず、実用にまで至っていない、というのが現状です。図1は、IDC Japanの調査をもとに、IoTの導入率をステージ別に表しています。限定的導入に留まっている企業は、2016年の時点で47.9%です。また、標準基盤化した企業は36.1%、定量的管理は12.6%となり、継続的革新に至っては、わずか0.6%となっています。筆者が経営する会社でも、業種を問わずさまざまな企業をお手伝いしていますが、このグラフは弊社内での感覚ともよくマッチしています。ほとんどの企業が限定的に導入している中、一部の企業でハードの量産やサービス化を進めることで、段階的に上位ステージへのステップアップが見られるという形です。2018年度に入ってからは、弊社への引き合いは増加しており、本数値を見ても、徐々に各社のステージが上がってきていると考えています。

図1:ステージ別IoT導入率―IDC Japanのプレスリリース2016年をもとに作図

図1:ステージ別IoT導入率―IDC Japanのプレスリリース2016年をもとに作図(引用:神谷雅史、最新図解で早わかり IoTビジネスがまるごとわかる本、ソーテック社、2019年)

2. 業種別導入率

図2は、MM総研が発表した調査結果です。その後の調査がないため、やや古いデータとなるものの、IoTの業種別導入率を知る上では参考になります。これによると、国内のIoT導入企業における業種では、製造業が33%、続いてサービス業が13.4%、情報通信業が12.2%となっており、少数ではあるものの、国内でのIoTの導入は進んでいるといえるでしょう。中でも、特に多いのは製造業の現場で使われるIoTで、用途として、現場における品質や生産性の向上に活用される例が多数あります。また、サービス業や情報通信業においても、少しずつではありますが、IoTの導入が進んできています。

図2:国内のIoT導入企業における業種割合―MM総研、2016年「IoT(Internet of Things)の国内市場規模調査」をもとに作図

図2:国内のIoT導入企業における業種割合―MM総研、2016年「IoT(Internet of Things)の国内市場規模調査」をもとに作図(引用:神谷雅史、最新図解で早わかり IoTビジネスがまるごとわかる本、ソーテック社、2019年)

3. 日本のIoT普及率

保管用PDFに掲載中。ぜひ、下記よりダウンロードして、ご覧ください。

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