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企業経営と物流KPI:物流管理の基礎知識5

物流管理の基礎知識

更新日:2020年3月4日(初回投稿)
著者:流通経済大学 流通情報学部 教授 苦瀬 博仁

前回までは、在庫(第3回)、輸配送(第4回)に着目し、計画と管理によるPDCA(Plan、Do、Check、Act)のサイクルと、管理指標について説明しました。今回は、企業目標と物流管理の関係を示すとともに、物流管理に必要なKPI(重要業績評価指標)について解説します。

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1. 企業経営の目標と物流管理

企業経営には、一般に4つの目標(売上の増加、費用の削減、資産の活用、事業の成長性)があるとされています。そして、企業の物流活動が企業目標に合致するか否かを確かめるために、評価指標が必要となります。

KPI(重要業績評価指標、Key Performance Indicator)とは、「数多くの評価指標の中から、特に重要なものとして選定された指標」です。KPIを用いて物流管理を行う場合、KPIの指標そのものが企業経営の目標に合致していなければなりません(表1)。

表1:企業経営の4つの目標と管理の内容の例

表1:企業経営の4つの目標と管理の内容の例

2. 在庫・輸配送における管理指標

在庫管理と輸配送管理の指標は、表2に示すように、企業経営の目標に合わせて示すことができます。売上の増加(1)のための評価指標の候補として、在庫管理では「欠品率」。輸配送管理では「輸送コスト比率」があります。

費用の削減(2)のための評価指標の候補として、在庫管理では「誤入庫率」、「不良在庫比率」、「ピッキングミス率」、「人時当たりピッキング量」、「人時当たり棚入れ量」、「誤出荷率」などがあります。輸配送管理では、「誤配率(数量)」、「誤配率(場所)」、「指定時刻遅延率」などがあります。

資産の活用(3)のための評価指標の候補として、在庫管理では「在庫日数」、「在庫回転率」、「保管効率」、「棚卸差異率」などがあります。輸配送管理では、「積載率」、「実働率(稼働日数)」、「実車率(積載走行距離)」、「配送車両の運行回転数」などがあります。

事業の成長性(4)のための評価指標の候補として、在庫管理では「廃棄ロス率」などがあります。輸配送管理では「定時到着率」、「荷傷み発生率(輸送中)」、「荷傷み発生率(荷役時)」などがあります。

表2:企業経営の目標とKPI(重要業績評価指標)の例

表2:企業経営の目標とKPI(重要業績評価指標)の例

3. 日本ロジスティクスシステム協会(JILS)によるKPI

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