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保護具による残留リスクの低減:機械安全の基礎知識3

機械安全の基礎知識

更新日:2017年10月20日(初回投稿)
著者:職業能力開発総合大学校 教授 千葉 正伸

機械安全のリスク低減方策には、設計段階と使用段階の2段階があります。前回は、設計段階におけるリスク低減方策を説明しました。今回から3回にわたり、使用段階におけるリスク低減方策を取り上げます。今回は、主な保護具について解説します。

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1. 使用段階でのリスク低減方策

機械の安全性は、まず、設計段階で十分に検討されなければなりません。設計段階におけるリスク低減方策は、国際安全規格ISO 12100において、3ステップメソッドと呼ばれています。ステップ1:本質的安全設計と、ステップ2:安全防護設計(ガードおよび保護装置)でハード的なリスク低減を行い、それでも残った危険性(残留リスク)は、ステップ3:使用上の情報で取り扱い説明書(マニュアル)に明記し、使用者側に情報提供します。

設計段階の残留リスクは、使用段階で低減方策を講じます。使用段階のリスク低減フローでは、追加の保護装置、訓練(教育)、作業の組織・用具の適用および監督、個人用の保護具などの方策があり、この順番で実施する必要があります(図1)。

図1:リスク低減方策のフロー

図1:リスク低減方策のフロー

2. リスク低減のための保護具

まずは、一番身近な保護具から詳細を見ていきます。保護具は、機械を使用する際、作業環境や作業の危険から身を守るために装着する道具です。代表的な保護具は、足のけがを防ぐ安全靴や、落下物から頭を保護するヘルメット、目を守る保護めがねです。また、安全帯は重大災害の防止に欠かせません。

保護具を装着したからといって、あらゆるリスクから身を守ることはできません。リスクを軽減することはできます。保護具を装着すると行動が制限される場合があり、厄介で邪魔なものと考える人がいるかもしれません。しかし、危険から身を守るための必要性を十分に理解し、必ず装着してください。また、保護具は万能ではないことや、作業内容に見合った適切な保護具を使用することの大切さも、理解する必要があります。

3. ヘルメット

ヘルメット(保護帽)は、飛来・落下物や、墜落時の衝撃から頭部を守る国家検定品の保護具です。大きく2種類に分けられ、飛来・落下物用と、墜落時保護用(飛来・落下物兼用)があります。図2に、墜落時保護用(飛来・落下物兼用)ヘルメットを示します。墜落時保護用ヘルメットの内側には、衝撃吸収発泡体が取り付けられています。

図2:墜落時保護用(飛来・落下物兼用)ヘルメット

図2:墜落時保護用(飛来・落下物兼用)ヘルメット

ヘルメットは、装着時に頭にフィットするものを選び、頭の大きさに合わせて着装体(ヘッドバンド)を調節します。また、衝撃を受けてもヘルメットが抜け落ちないように、顎ひもをしっかりと留めます。

続きは、保管用PDFに掲載中。ぜひ、下記よりダウンロードして、ご覧ください。

4. 安全帯

保管用PDFに掲載中。ぜひ、下記よりダウンロードして、ご覧ください。

5. 安全靴

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6. 保護めがね

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7. 防じんマスク

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