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5S活動とQC活動:QC活動の基礎知識7

QC活動の基礎知識

更新日:2018年5月8日(初回投稿)
著者:楽々改善舎 代表 現場改善コーチ 来嶋 一弘

前回は、具体的なポカヨケの仕掛けと標準作業を紹介しました。今回は最終回です。皆さんにもなじみの深い5S活動を取り上げ、QC活動へ展開するヒントについて解説します。

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1. 5S活動からQC活動への展開

5S活動とは、整理・整頓・清掃・清潔・しつけの総称です。筆者は整理・清掃・整頓の3Sを、この順番で進めることを推奨しています。この3Sをしっかりと進めることで、残りの2Sができるようになります。5S活動を行うには、まず5Sの定義を正しく理解することが重要です。

図1:5S活動

図1:5S活動

参考:5S活動に取り組むべき理由:5S活動の基礎知識1

5S活動が順調に進んでいる現場では、5S活動がQC活動にも展開され、品質改善につながることがあります。5S活動が品質にもたらすメリットを2点紹介しましょう。

1つ目は、ムダの削減による不良率の低減です。5S活動に取り組むと、身の回りのムダに意識を向けられ、ムダの削減に積極的に取り組むようになります。5Sにより仕事が楽にできることが実感できると、ムダの削減スピードは加速します。重要なのは、ムダを役に立つものに変えようとする意識です。職場や家の中には、さまざまなムダがあります。ムダがたくさんある現場では、傷の発生や異物混入など、不良が発生しやすくなります。

2つ目は、部品の精度や作業者の加工・検査方法、品質などのばらつきの抑制です。ばらつきは、不良品の発生や生産性の低下につながります。良品を作り続けるには、安定した環境や作業が求められます。また、QC7つ道具で見える化を推進すると、5S活動にも大きな効果を発揮します。図2に、ばらつきを管理するQC7つ道具の一つ、管理図の事例を示します。管理図とは、測定値の平均値と範囲(最大値と最小値の差)を表したグラフのことです。図2では、上のグラフが平均値、下のグラフが範囲を示しています。グラフ内にはUCL(上方管理限界)とLCL(下方管理限界)の値も示されており、これらの値を超えると、何らかの異常により品質がばらついていると考えられます。図2では、平均値で2回UCLを超えており、原因を調査する必要があります。5S活動では見える化の推進が重要です。

図2:管理図の例

図2:管理図の例

2. QC活動を継続させるヒント

5S活動のメリットは、活動開始のハードルが低い点です。5S活動を行わず、いきなりQC活動を始めることは、ハードルが高いかもしれません。QC手法の学習からスタートしなければならないため、QC活動であるにもかかわらず、業務の延長になってしまうからです。やらされ感が大きいほど、継続はより困難になります。

続きは、保管用PDFに掲載中。ぜひ、下記よりダウンロードして、ご覧ください。

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