メニュー

モータ・アンプ・コントローラのデータシート:サーボ機構の基礎知識8

サーボ機構の基礎知識

更新日:2020年6月5日(初回投稿)
著者:株式会社プラチナリンク 代表取締役社長 西田 麻美

前回は、コントローラの選定を紹介しました。今回は、最終回です。サーボモータ、アンプ、コントローラのデータシートを解説します。サーボモータ、サーボアンプ、コントローラには、それぞれの能力を示す数値がデータシートに明記されています。データシートは、とても重要な情報源なので、必ず目を通す必要があります。本稿では、データシートで使われる用語の意味や、注意すべき要点を解説します。

今すぐ、技術資料をダウンロードする!(ログイン)

1. サーボモータのデータシート

表1に、一般的なサーボモータのデータシートを示します。

表1:サーボモータの仕様

表1:サーボモータの仕様

この表に記載されいる項目の「定格出力」、「定格トルク」、「定格電流」は、モータを連続運転させたときに、最も良好な特性として発揮される値なので、最初に目を通す必要があります。一般的に定格と付く項目は、メーカー側で使用条件、または使用限度が設定され、、大抵の場合、限界値が示されています。その値を超えて使用すると、モータが発熱したり、不安定な動作を示したりするなど、トラブルに発展するため注意が必要です。

「瞬時最大トルク」、「瞬時最大電流」は、加速・減速時を考慮するための情報です。連続的な使用ではなく、瞬間的であれば、最大でその値までモータを使用できます。

「トルク定数」は、モータの電気-回転の変換率を表す値です。この値が大きいほど、制御のための電流が小さくて済みます。

「定格回転数」は、モータが定格出力で運転しているときの回転速度であり、「最高回転数」は、モータが回転できる最大の回転速度です。定格回転数は、定格トルクの大きさで決定される項目です。大きな発生トルクが必要なときには、定格回転数が小さいモータを選定するのが得策です。ただし、最高回転速度の制約や容量を考慮して選定する必要があります。実際には、最高回転速度が、定格回転速度以内に納まるように留意しましょう。

「パワーレート」は、応答性の尺度で、定格トルクの2乗をモータ自身の回転イナーシャで割った値で表されます。容量が同じモータの場合、この値が大きいほどサーボモータの性能(加減速指令に対する追従性)は良いとされています。

このほかに、「機械的時定数」、「電気的時定数」などの項目もあります。時定数は、そのモータが応答して安定するまでの時間を表すもので、サーボモータの応答性を示す重要な項目です。サーボモータを適切に使用するためにも、各項目の確認を怠らないようにしましょう。

2. サーボアンプのデータシート

保管用PDFに掲載中。ぜひ、下記よりダウンロードして、ご覧ください。

3. コントローラのデータシート

保管用PDFに掲載中。ぜひ、下記よりダウンロードして、ご覧ください。

    ピックアップ記事

    tags