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グラフの種類と活用:統計の基礎知識2

統計の基礎知識

更新日:2019年2月15日(初回投稿)
著者:株式会社MEマネジメントサービス 代表取締役 マネジメントコンサルタント 技術士(経営工学)小川 正樹

前回は、統計とは何か、統計を使えるメリットを解説しました。今回は、グラフです。グラフとは、データ(数値)を図形に表して、その大きさや割合を比較したり、時間の経過に対する変化の状態などを分かりやすく表した図形の総称です。データをグラフ化することで、仕事の状況や実態、ばらつきを一目で把握することができます。

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1. 代表的なグラフの種類

代表的なグラフとして、棒グラフ、折れ線グラフ、レーダーチャート、円グラフ、帯グラフが挙げられます。この5つのグラフ(イメージ図)と特徴を、図1にまとめました。

図1:代表的なグラフとその特徴

図1:代表的なグラフとその特徴

グラフの選定は、何を表現したいのかを考えて、その目的に合わせて選びましょう。例えば、データの大小比較を表現したければ、棒グラフです。データの推移を表現したければ、折れ線グラフ、割合を表現したければ、円グラフを使用します。

<演習問題>

図2を見てください。地域別年間降水量は、降水量の大小を表したいので、棒グラフが適しています。その他のデータを表現するために、適したグラフの種類を選んでください。解答は、ダウンロード資料を確認してください。

図2:どんなグラフを使いますか?

図2:どんなグラフを使いますか?

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2. 知っていると便利なグラフ

モノづくりにおいては、棒グラフ、折れ線グラフ、レーダーチャート、円グラフ、帯グラフ以外にも、知っておくと便利なグラフがあります。パレート図、ヒストグラム、散布図、バブルチャートを解説します。

・パレート図

パレート図(Pareto chart)とは、不適合件数、損失金額、作業時間(工数)などを、現象や原因などの分類項目に層別して、データ数の多い順に棒グラフで並べるとともに、累積比率を折れ線グラフで示したグラフです。パレート図は、改善すべきことがらのどこに問題が集中しているか、どの項目を処置すべきかを判断し、重点指向で取り組むのに有効な手法です。パレート図という名前は、イタリアの経済学者パレート(Vilfredo Frederico Damaso Pareto)が所得分布の不均等(低所得者がその大部分を占めていること)を示したことが原点となっています。図3は、表面実装における原因別の不良金額を表すパレート図です。

図3:表面実装の不良金額のパレート図

図3:表面実装の不良金額のパレート図

図3を見ると、最も不良を出しているのは実装不良で、不良金額は123万円です。次いで、絶縁不良72万円、印刷ずれ34万円と続きます。この3つで、不良金額全体の74%を占めています。不良低減に取り組む際、パレート図の累計比率70~80%に入る項目が、効果の高いテーマとなります。

パレート図で集めるデータを金額値にするか物量値にするかは、次のように考えましょう。分類項目の件数や時間などが金額に比例している場合は、金額値でも物量値でも構いません。クレームや不良など1回当たりの金額が分類項目により異なる場合は、金額値にします。物量値でパレート図を書いても重要な問題を見落としてしまい、改善の効果を上げられません。

続きは、保管用PDFに掲載中。ぜひ、下記よりダウンロードして、ご覧ください。

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