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都市の交通特性:交通計画の基礎知識2

交通計画の基礎知識

更新日:2021年11月18日(初回投稿)
著者:前橋工科大学 工学部 社会環境工学科 教授 森田 哲夫

前回は、人の動き、自動車の動き、物の動きに着目した実態調査を紹介しました。今回は、前回紹介したパーソントリップ調査のデータを用い、都市の交通特性を見ていきましょう。パーソントリップ調査では、豊富な情報を得ることができます。例えば、移動目的、利用交通手段、出発地・到着地、出発時刻・到着時刻などです。都市圏の人口規模により交通特性は異なります。本稿では、全国、大都市圏、地方都市圏に分けて紹介します。使用した情報は、実際に筆者が関わったパーソントリップ調査から選びました。

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1. 全国の交通特性

パーソントリップ調査の1つである全国都市通特性調査は、平日と休日について調査されています。基礎的な交通特性を紹介します。図1に、利用交通手段の構成比(分担率)を示します。三大都市圏(東京都市圏、京阪神都市圏、中京都市圏)は公共交通の分担率が高く、地方都市圏では自動車の分担率が高い傾向がはっきり出ています。

図1:代表交通手段分担率(2015年)

図1:代表交通手段分担率(2015年)(引用:全国都市交通特性調査、国土交通省)

なお、このデータは5歳以上の人が調査対象になっているため、小学生が徒歩で通学する交通も含まれています。

図2に、代表交通手段分担率の経年推移を示します。経年的において自動車分担率は地方都市圏では上昇を続けているものの、三大都市圏では2005年から低下しています。三大都市圏の公共交通分担率は、自動車分担率が低下し始めた2005年以降上昇に転じました。

図2:代表交通手段分担率の推移

図2:代表交通手段分担率の推移(2015年)(引用:全国都市交通特性調査、国土交通省)

大都市圏においては、地球環境問題の深刻化に対する認識の高まり、鉄道や地下鉄の整備やサービス向上により、公共交通分担率が上昇したと考えられます。地方都市圏では、相変わらず自動車社会から抜け出せていません。

2. 大都市圏の交通特性

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3. 地方都市圏の交通特性

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