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職場の感染症対策の基本:職場の感染症対策の基礎知識3

職場の感染症対策の基礎知識

更新日:2021年1月27日(初回投稿)
著者:ミネルヴァベリタス株式会社 顧問 信州大学 特任教授 本田 茂樹

前回は、新型コロナウイルス感染症流行の長期化に対する備えについて説明しました。今回は、職場での感染症対策について、その最も基本となる部分を解説します。早急に感染症対策を構築しなくてはいけないと理解していても、どこから手をつけてよいかわからず、そのままになっている企業も多いと考えられます。職場の感染症対策として、まずどこから始めるべきか、何を押さえておくべきかを考えます。

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1. 企業における必須ポイントを押さえる~職場クラスターを発生させない

企業における必須ポイントとして最も重要なことは、職場クラスターを発生させないことです。そのためには、まず社内体制を整備することが大切です。

・社内体制を整備する

職場の感染症対策が知らないうちにできていた、ということはありません。まだ、感染症対策に関する社内体制が構築されていなければ、今回の新型コロナウイルス感染症の流行を契機に整備しておきましょう。社内体制の整備に当たっては、経営者や他のメンバーの関与に留意しましょう。

経営者が自ら積極的に関与する:
感染症対策には、的確な経営判断が必要です。例えば、感染症対策としてマスクやアルコール製手指消毒剤などの備蓄に費用が発生すること、また、テレワーク制度の導入など、働き方そのものを変更することなどが考えられ、それぞれの局面で経営者の判断が求められます。経営者が自ら関与することで、さまざまな対策の速やかな決定と実施が可能となります。

多様なメンバーが参加する:
感染症の専門家である産業医などの産業保健スタッフ、また、従業員の働き方にも関係することから、社会保険労務士や顧問弁護士など、各方面の専門家の意見が聞ける体制にしておくとよいでしょう。さらに、社内の衛生委員会や従業員代表などのメンバーも加え、さまざまな意見を取り入れることも大切です(図1)。

図1:社内体制を整えるため多様なメンバーが参加する

図1:社内体制を整えるため多様なメンバーが参加する

・職場クラスターを発生させない

新型コロナウイルス感染症の主な感染経路は、飛沫感染と接触感染とされています。これらの感染経路をできるだけ絶ち、職場でクラスターを発生させないよう以下の2点において取り組むことが重要です。

出勤率を下げることを検討する:
職場に多くの従業員がいることで、いわゆる「3密(密接・密集・密閉)」という状態が発生しかねません。それぞれの業務内容を把握し、可能な範囲でテレワーク制度を導入することで、出勤率を下げることを検討します。また、テレワーク制度を導入する場合は、就業規則などを必要に応じて変更するなど、労働関係法令に違反のないようにしましょう。職場への出勤が必要な業務を担当する従業員については、職場での飛沫感染・接触感染リスクを下げる工夫をします。

ソーシャルディスタンスを保つ:
従業員同士の距離を確保することが求められます。具体的には、アクリル板の設置など座席の工夫や、席の間隔そのものを広く空けることなどが考えられます。また、お客さまへの対応を行う場面では、窓口などにアクリル板や透明ビニールを配備することが必要です(図2)。

図2:感染症対策のためアクリル板越しの対応

図2:感染症対策のためアクリル板越しの対応

2. 行動変容が全て~実践することが重要

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3. 感染症対策は「足し算」で考えるべきか~必須ポイントを徹底する

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