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製造業がクラウドファンディングを使うコツ~Makuakeインタビュー2~

製造業がクラウドファンディングを使うコツ~Makuakeインタビュー2~

スタートアップ企業から大企業まで、新製品の資金調達やマーケティングの新たな手段として「クラウドファンディング」が活用されています。前回記事『成功事例も続々!クラウドファンディングが変える製造業の当たり前~Makuakeインタビュー1~』では、B2C向けの製造業におけるクラウドファンディングの成功例を紹介しました。

後編となる今回は、クラウドファンディングで売れるモノとは何か、日本のモノづくりはこれからどうなっていくのかを、株式会社サイバーエージェント・クラウドファンディングの社長 中山 亮太郎氏に伺いました。

クラウドファンディングで売れるモノとは?

――前回は、Makuakeの製造業における成功事例を伺いました。クラウドファンディングで売れるモノに共通点はあるのでしょうか?

中山 良太郎氏(以下、中山氏):思わず人に言いたくなる、教えてあげたくなるモノだと思います。これは重要なポイントで、ブランドのネームバリューや芸能人の誰それが使っているといったこととは全く関係ありません。製品そのものの魅力が重要です。

見る人が見れば分かる「こだわり」を持っているモノがそうでしょう。紹介した例でいえば、「文字盤にサファイアガラスを使っている時計」「白熱球へのノスタルジーから生まれたLED」「電子ペーパーを使ったファッションアイテム」といった点が「こだわり」に当たります。

500万円を調達した「Knot」の腕時計。文字盤にサファイアガラスが使われている

500万円を調達した「Knot」の腕時計。文字盤にサファイアガラスが使われている

日本のようにマーケットが成熟してくると、誰もが欲しがるようなヒット商品を生み出すのは難しいのです。一方で、消費者の属性・志向・ニーズが多様化し、一人ひとりの価値観にフィットするモノが方々で生み出され、買われるようになりました。クラウドファンディングは、まさにこうした時代背景を捉えた仕組みです。

一方で、人がクリエイトしたものを真似して、安売りするような手法は淘汰されていくでしょう。クラウドファンディングのユーザーは目が肥えていますので、コピー商品の情報はネットなどですぐ広がります。

クラウドファンディングとモノづくりについて熱く語る中山氏

クラウドファンディングとモノづくりについて熱く語る中山氏

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クラウドファンディングが覆した資金調達の常識

――人に言いたくなるこだわりやポイントがあったとしても、今までは資金調達のハードルは高いものでした。これまで一般的だった金融機関からの融資と、クラウドファンディングで資金調達してモノづくりをすることの違いを教えていただけますか?

中山氏:銀行でお金を借りる場合は、その会社の業績やこれまでの実績を評価して銀行が融資を決めます。よって、実績の無いスタートアップ企業などにとっては、ハードルが高いのです。また、借りたお金は必ず返済しなければなりません。それが一般的な資金調達の常識でした。クラウドファンディングはその常識を大きく覆します。

まず、クラウドファンディングで集めたお金は返す必要がありません。経理上売り上げとして計上されます。クラウドファンディングでは売り上げを前受け金で受け取るため、銀行の融資とは全く異なる仕組みです。

また、クラウドファンディング活用による副次的な効果も見逃せません。例えば、クラウドファンディングでのプロジェクトは、いずれも調達金額が分かるようになっています。つまり、大きな金額を調達できていれば、その時点で「この商品は市場で評価された」というエビデンスになるのです。

そうすると、そのエビデンスを持って、銀行から融資を受けたり、小売りや卸業者から「うちで販売させてほしい」というオファーをもらえたりします。具体的には百貨店や専門販売店、商社、ネット通販会社などから声がかかるケースが多いようです。 

クラウドファンディングは日本のモノづくりをどう変える?

チャレンジングなモノづくりが成功する時代へ

チャレンジングなモノづくりが成功する時代へ

――現在の消費者行動の傾向とのマッチング、そして資金面でのメリット。クラウドファンディングに大きな可能性を感じています。今後クラウドファンディングは、日本の製造業全体にどのような変化をもたらすと考えますか?

中山氏: クラウドファンディングという仕組みができたことで、これまで世に出せなかったモノを出せるようになりました。不良在庫や赤字を抱えるリスクが大幅に軽減されるからです。従来なら世に出てこなかったようなモノが、どんどん出てくるのは間違いないと思います。

製品開発時のリスクを下げ、ヒットしたときに一気にブーストできる。クラウドファンディングは、これまでにない理想的なモノづくりの製品開発モデルだと考えています。テレビをはじめとするメディアでも「クラウドファンディングでヒットした」と枕詞が使われるようになっています。

さらには、銀行との取引や販売チャネルとの関係性の中にも、クラウドファンディングが自然に組み込まれる時代になりつつあります。新たにモノづくりをする人たちにとって、戦いやすい時代になるのは間違いありません。

またクラウドファンディングの世界では、B2Cの事例が多いのが現状です。しかし、B2Bのメーカーにもチャンスはあります。例えば、自分たちの技術を使って新たにB2Cのプロダクトを作り出す、というようなやり方からスタートすることで、可能性は開けてくるでしょう。

――最後に、Tech Note読者へのメッセージをお願いします。

クラウドファンディングでは、思い切った製品ほど成功するケースが多いです。皆さんが生み出した製品をお蔵入りさせないで、「Makuake」を使って勇気を持って、世に出してみてください。チャレンジングな製品を一緒に作っていきましょう。クラウドファンディングサービス「Makuake」は、新たなメイドインジャパンを生み出すプラットフォームを目指します。 

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会社プロフィール
株式会社サイバーエージェント・クラウドファンディング(東京都渋谷区)

Makuake

2013年設立。世界に通用する日本発のプロダクトを生み出すため、クラウドファンディング・プラットフォーム「Makuake(マクアケ)」を開発・運営する。またMakuake出品者へのコンサルテーションなども手掛ける。

詳細は、こちら をご覧ください。

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