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大容量キャパシタ(コンデンサ)市場2015

ポイント

  • 2015年度の大容量キャパシタ市場規模は前年度比140%の約136億円と予測
  • 自動車のアイドリングストップシステム用途が300F以上のEDLCを牽引
  • 2018年度の大容量キャパシタ市場は200億円を超す規模へ成長

調査会社の矢野経済研究所は、2015年7月3日に大容量キャパシタ(コンデンサ)市場に関する調査結果を発表しました。

市場の概況

国内の大容量キャパシタ市場は、単価の高い300F以上の容量帯の電気二重層キャパシタ(Electric Double-Layer Capacitor、以下EDLC)で拡大が続き、市場を牽引しています。また、セル容量が大きく単価も高いリチウムイオンキャパシタ(Lithium-ion Capacitor、以下LiC)も高い伸び率を示しています。2015年度の大容量キャパシタ市場は前年度比140.1%の136億5,600万円(メーカー出荷金額ベース)と予測されます。

2016年度以降も300F以上容量帯のEDLCとLiCの需要開拓が進み、大容量キャパシタ市場は順調に拡大、2018年度の大容量キャパシタ市場は200億円超の規模に成長すると予測されます。ただ、メーカー間での競合関係もこれまでより厳しくなり、用途によっては使い分けが進み、市場が大きく変わる可能性はあると考えられます。

注目すべき動向

EDLCの容量帯別動向

100F未満の容量帯のEDLCは、民生機器や産業機器類のRAMやICのバックアップ、RTC(Real-Time Clock)向け電源が用途のほとんどを占める構造に変化はありません。

300F以上の容量帯のEDLCでは、最も構成比率が高いのが自動車用途で、3/4を占めています。2018年度頃までアイドリングストップシステムを中心とした需要拡大が期待でき、低価格化も進む見通しです。また、国内外とも、積極展開をするメーカーが絞られてきており、撤退するメーカーも出ています。

LiCの動向

LiCでは多くの分野で新規採用が進みます。先行する日系メーカーは、需要拡大の手応えをつかんでいますが、まだ需要が顕在化している特定の分野はありません。
今後は、EDLCと用途のすみ分けが進むのか、代替していくのかで、自動車向けの大容量キャパシタの需要量と供給価格は大きく変動していくと考えられます。

将来動向

日本の大容量キャパシタ市場は拡大傾向にあるものの、ワールドワイドでの市場規模に比べると、用途が限定され、規模も小さいレベルにとどまります。今後、自動車向けの新規採用が続けば、日本市場も確立されますが、その兆しは見えていません。
日系キャパシタメーカーで目立った海外進出の事例は見られず、世界市場における日系メーカーの影は薄いのが現状です。

図1. 日本、米国、西欧主要 5 カ国、中国における乗用車向けテレマティクス端末(カーナビ/PND/DA/バックミラーモニター)搭載台数推移

出典:矢野経済研究所 ニュースリリース

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