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アイドルストップシステム世界市場2015

ポイント

  • アイドルストップシステム搭載車両の2014年世界販売台数は、約1,433万台。
    北米・中国が市場をけん引し、2020年で3,970万台、2025年で5,370万台と予測
  • 機能別では高付加価値化が進む日欧を中心に、2電源式が大きく伸長
  • 48Vシステムは2020年238万台、2025年895万台と予測

調査会社の矢野経済研究所は、2015年10月13日にアイドルストップシステム世界市場の調査結果を発表しました。

市場概況

アイドルストップシステムとは、停車時に自動的にエンジンを休止させ、発進時にエンジンを再始動させるシステムを指します。世界の新車販売の大半を占めるガソリン・ディーゼルエンジン車両において、燃費を改善する技術の1つとして注目されています。

2014年の同システム搭載車両の世界販売台数は、約1,433万台と推計されています。従来から搭載を進めてきた欧州、近年急速に搭載を拡大させている日本が市場全体の約86%を占めています。両地域の同システムの内燃機関車への搭載率は、2014年時点で50~60%程度です。2020年までに、ともに約80%に拡大すると予測されています。

しかし、こうした普及率の高い地域では、今後ハイブリッド車や電気自動車の普及に伴い、従来型の内燃機関車の減少が見込まれ、同システムの搭載車両としては今後数年内に減少に転じると推測されています。

北米・中国では、厳格化する燃費規制に伴い同システムの搭載が活発化しており、今後急速な普及拡大が見込まれています。既に現地自動車メーカーから搭載モデルが投入されつつあり、2020年には北米で740万台、中国で1,060万台まで市場が拡大すると予測されています。

2025年の同システム搭載車両の世界販売台数は5,370万台、2014年比で約3.7倍にまで拡大すると予測されています。同システムは、既にある程度確立された技術であり、地域によっては汎用化しつつありますが、まだ開拓余地の高い地域を残しており、さらなる成長が期待されます。

注目すべき動向

サブバッテリを搭載した2電源式のシステムが普及拡大

高効率な回生制御や惰性走行、さらにはモーターアシストといった高付加価値機能の搭載に伴い、DC-DCコンバータを搭載した1電源式から、サブバッテリを搭載した2電源式への移行が進むと予測されています。

2014年時点で約320万台だった2電源式は、2020年に1,125万台にまで拡大すると予測されています。日本では2020年以前に、欧州においても2025年までには2電源式が主流となるとみられています。

再始動システムではISG式の伸長が期待

アイドルストップシステムの再始動システムとしては、再始動時間の短縮化や発進時の騒音が少ないベルト駆動式スタータ兼オルタネータ(ISG)が国内でも普及してきており、今後もその傾向が続くと見込まれます。

48Vシステムの市場が立ち上がり、12Vシステムとのすみ分けが焦点

さらなる高効率化や高まる自動車の電力需要に対応するため、アイドルストップシステムの延長線上として、48Vの電源システムへの移行が、欧州を中心に検討されています。欧州では2016~2017年に実用化される予定であり、アイドルストップシステムとハイブリッドシステムの隙間を埋める存在として普及が期待されています。

48Vシステム搭載車の世界販売台数は、2020年で238万台、2025年で895万台まで拡大すると予測されています。今後導入が期待される中国やアジア新興国での普及が進めば、世界的な販売台数拡大につながるとみています。

 アイドルストップ市場_R

注1. 新車搭載台数ベース
注2. 2015年以降は予測値
注3. 
48Vシステムを含まない

出典:矢野経済研究所 ニュースリリース

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