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先進運転支援システム(ADAS)用キーデバイス・コンポーネント世界市場2016:市場レポート

ポイント

  • 2015年は4,327億円
  • 2014年から2020年までの年平均成長率(CAGR)は、29.3%で推移
  • 2020年には、1兆4,475億円に成長と予測
  • ADAS用カメラは、年平均43.6%で成長
  • ADAS用カメラの2020 年の世界市場規模は6,800億円に伸張

ADAS用キーデバイス・コンポーネントとは?

先進運転支援システム(ADAS:Advanced Driving Assistant System)は、車両のフロントやサイド、リアに装着されたセンサデバイスにより車両の周辺状況を検知し、事故を未然に防ぐシステムです。主な運転支援機能は、LKS(車線維持支援)やACC(前方車両追従)、AEB(緊急自動ブレーキ)、TSR(標識認識)などがあります。またADAS 用カメラとは、センサ機能を使用して障害物を検知し、ドライバーを介さずに自動的に自動車のブレーキをかけるなどの走行を支援するシステムです。

ADAS用キーデバイス・コンポーネントの市場概況

2015年におけるADAS用キーデバイス・コンポーネントの世界市場規模は4,327億7,900万円でした。2014年から39.5%増となり、日米欧を中心にADAS搭載車が急増しています。2015年は欧州よりも日米の増加率が高く、両市場とも高級車以外でもADAS搭載車両が増えています。

日本市場は JNCAP(Japan New Car Assessment Program)においてAEB(緊急自動ブレーキ)評価試験が2014年から始まっており、2016年からは歩行者AEB評価試験も実施される予定です。これに対応するためにトヨタ自動車は Toyota Safety Sense C, P、ホンダは Honda SENSINGなどの新しい安全システムを2014年末に市場投入してAEB 搭載車種を増やしています。このため、日本市場におけるADAS装着率は2015年に40%を超え、日米欧の中で最も装着率の高い市場となっています。

米国市場については、米国運輸省(USDOT)、米国運輸省高速道路交通安全局(NHTSA)、米国道路安全保険協会(IIHS)が、2022年までに主要自動車メーカ20社が製造する全新規販売車両においてAEBを標準装備にすると発表しています。このため、各自動車メーカでは前倒ししてAEBの搭載を進める可能性が高く、2020年までには9割以上の新規販売車両にADASが標準搭載されると推測されます。

欧州についてはミドルクラス以下にもADASの標準化が進んでおり、2015年は日本と同様にADAS装着率は40%を超えています。今後はコンパクトクラスへの標準化が2017年~2019年にかけて進むと予測されます。

このような状況から、2016年以降はADAS用センサの需要拡大が急速に進み、2020年におけるADAS用キーデバイス/コンポーネントの世界市場規模は1兆4,475億5,500万円2014年~2020年における年平均成長率(CAGR)は29.3%になると予測されます。

ADAS用カメラの市場概況

ADAS用センサの中で最も市場規模を占めるのがカメラです。2015年の市場規模は1,511億8,500万円に達し、ミリ波レーダの市場規模(1,113億6,700万円)を上回っています。歩行者AEBの採用が日米欧で進んでおり、車両と歩行者、自転車等の認識・区別が可能なカメラはADASでは必須のセンサとなっています。さらに、カメラの高機能化(高画素化、画像処理の高速化)が進展しており、人工知能(ディープラーニング)の採用も2016年から一部メーカで始まっています。カメラを使った運転支援機能の種類が広がっており、自動運転向けに複数のカメラの搭載も検討されています。このため、2014年~2020年までの CAGRは、ADAS用センサの中で最も高い43.6%であり、2020年には6,800億3,000万円へと市場は拡大すると予測されます。

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注1:自動車部品メーカ(Tier1)出荷金額ベース
注2:2016年以降は予測値
注3:ADAS用カメラは、パーキングアシスト等のビューカメラを除く
注4:ADAS用キーデバイス・コンポーネントとは、車両のフロントおよびサイド、
    リアに搭載された各種センサユニット(76/77GHzミリ波レーダ、
    24/25GHz準ミリ波レーダ、(ADAS用)カメラ、赤外線レーザ、ナイトビジョン、
    超音波センサ)などを指す。いずれも、乗用車および車両重量 3.5t以下の商用車に
    搭載されるキーデバイス・コンポーネントを対象とする。

出典:矢野経済研究所プレスリリース

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