
1948年~1949年にかけて、アメリカのベル研究所のジョン・バーディン、ウォルター・ブラッテン、ウィリアム・ショクレーによるトランジスタの発見で、エレクトロニクスの主役がそれまでの真空管から半導体になったことは広く知られています。1980年代には、日本がSi半導体メモリで世界のトップメーカーとなり、半導体立国といわれました。それから既に30年以上がたち、半導体を取り巻く環境も大きく変わってきました。本連載では、全6回にわたり、半導体の基礎知識を解説します。第1回は、半導体の基礎についての全体像を説明します。