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接着剤の選び方:接着の基礎知識5

接着の基礎知識

更新日:2017年12月21日(初回投稿)
著者:株式会社原賀接着技術コンサルタント 原賀 康介

前回までは、接着剤の種類と特徴・欠点・使用上の注意点などを解説しました。今回は、数多くの接着剤の中から要求する機能・特性に適合する製品の選定方法と、選定接着剤の適否を判定する方法について説明します。

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1. 接着剤の選定プロセス

接着剤の選定プロセスは、大きく4ステップに分けられます(図1)。接着剤の種類はとても多いので、一つ一つ試していては時間が足りません。今回は、筆者が長年の経験から編み出した方法を使いながら、簡単・確実に要求に適した接着剤を選ぶ方法を紹介します。それぞれのステップを具体的に見ていきましょう。

図1:接着剤選定の4ステップ

図1:接着剤選定の4ステップ

2. 欠点に着目した接着剤の選定法

接着剤の選定方法として、よく用いられるのが交差表です。被着材同士の素材の組み合わせで、使用に適した接着剤を選定します。しかし表面改質を行えば、ほぼ全ての被着材料で接着が可能になるので(参照:第2回)、候補が絞りにくくなり、選定に迷うかもしれません。

筆者がお勧めしたいのは、接着剤の欠点に着目して選定することです。使用環境と接着剤の欠点を照らし合わせ、環境に適さない接着剤を除外していけば、必要な要求機能を満たした接着剤を簡易なプロセスで選定できます。また、接着トラブルの多くは接着剤の欠点に関する知識不足から起こるため、トラブル防止にも役立ちます。

欠点に着目した接着剤選定チェックリストを巻末に載せました。この表には、各接着剤の留意事項を挙げてあります。上から順にチェックし、回答が×であればその接着剤は適さないので次の候補へ進むという使い方をしてください。

3. 候補接着剤の精査

候補の接着剤は、使用上・管理上の留意点まで詳しくチェックする必要があります。接着剤の保管場所や作業場所の温度・湿度管理、換気などの環境条件をクリアできるか、選定時から考慮し、接着剤の精査を行いましょう。各接着剤の使用・管理上のポイントをまとめたチェックリストを、巻末のリンクからダウンロードできます。ぜひ活用してください。

4. カタログ検討時の注意点

候補となる接着剤の種類が決まったら、カタログを見て具体的な候補品を選びます。この時にも、見逃しがちな注意点が2つあります。

1:接着強度

接着強度は力の加わり方、方向性で変わります。図2に代表的な接着強度の試験方法をまとめました。

図2:代表的な接着強度の試験方法

図2:代表的な接着強度の試験方法

A:せん断強度試験(接着層に平行方向の力が加わる場合)
B:引張強度試験(接着層に垂直方向の力が加わる場合)
C:剥離強度試験(被着材を引き剥がす力が各方向から加わる場合)

C1:T形剥離試験
C2:90度剥離試験
C3:180度剥離試験
C4:浮動ローラ剥離試験

続きは、保管用PDFに掲載中。ぜひ、下記よりダウンロードして、ご覧ください。

5. 選定品の適否判定法

保管用PDFに掲載中。ぜひ、下記よりダウンロードして、ご覧ください。

接着剤の事例をまとめてチェック!(イプロス製造業)

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