メニュー

機械安全のリスク低減:機械安全の基礎知識2

機械安全の基礎知識

更新日:2017年10月6日(初回投稿)
著者:職業能力開発総合大学校 教授 千葉 正伸

第1回では、国際安全規格とリスクアセスメントについて、説明しました。リスクアセスメントの結果、許容できないリスクがある場合は、リスクを低減させるための施策を打ちます。今回は、国際安全規格で定義されているリスク低減方策を解説します。

今すぐ、技術資料をダウンロードする!(ログイン)

1. リスク低減方策のフロー

国際安全規格のISO12100機械類の安全性では、リスクアセスメントで判明したリスクについて、大きく、設計段階と使用段階で低減させるフローを示しています(図1)。

図1:リスク低減のフロー

図1:リスク低減のフロー(引用:JIS Z 8051:2015(ISO/IEC Guide51:2014) 安全側面、P.7)

まずは、できる限り設計段階で、リスク低減方策を講じることが重要です。図2は、設計段階でのリスク低減手順を示したものです。大きく3つの手順に分かれています。まずは、ステップ1:本質的安全設計で基本的な安全性を確保します。許容できないリスクが残った場合は、ステップ2:の安全防護による方策(ガードおよび保護装置)や追加の予防策を実施し、リスク低減を行います。最終的に残ったリスクについては、ステップ3:残留リスク(使用上の情報)を機械類使用者に提供します。このステップ1~3の手順は、国際安全規格ISO 12100では3ステップメソッドと呼ばれており、この手順を変更してはなりません。

図2:設計段階での安全方策

図2:設計段階での安全方策

2. 3ステップメソッドと具体的なリスク低減方策

リスク低減方策の流れが分かったところで、3ステップメソッドの詳細と具体的な方策を見ていきましょう。

ステップ1:本質的安全設計方策

リスク低減が必要な場合、最初に実施するのが、本質的安全設計方策です。可能な限り本質的安全設計により、リスクの低減を図らなくてはなりません。具体例に、設計段階で解決できる2つの事例を挙げます。

・危険を及ぼす恐れがある鋭利な端部(バリ)、角、突起物を除去する。

・身体の一部が機械に挟まれる危険を回避するため、機械の形状や寸法を、進入できないよう狭くするか、挟まれない程度に広げる。また、挟まれたり激突されたりしたときのために、身体に被害が生じない程度に駆動力を小さくし、運動エネルギーも小さくする。

ステップ2:安全防護による保護方策(ガードおよび保護装置)

ステップ1の本質的安全設計方策で、リスクを除去または低減できない場合は、安全防護によるリスク低減方策を検討します。危険が伴う機械の運転時の安全防護には、隔離の原則と停止の原則があります。

続きは、保管用PDFに掲載中。ぜひ、下記よりダウンロードして、ご覧ください。

【ついでにチェック】機械安全の資料やお役立ち製品(イプロス製造業)

  • セミナー11月
  • 特集バナー1020_01
  • 特集バナー1020_02
  • 特集バナー1020_03
  • 販促サイト_新規顧客開拓

ピックアップ記事

tags

  • 特集バナー1002_01
  • 特集バナー1002_02
  • 特集バナー1002_03