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職場における具体的対策:職場の感染症対策の基礎知識5

職場の感染症対策の基礎知識

更新日:2021年3月12日(初回投稿)
著者:ミネルヴァベリタス株式会社 顧問 信州大学 特任教授 本田 茂樹

前回は、ニューノーマル(新たな常態)として取り入れられた、新しい働き方に潜むさまざまなリスクについて解説しました。新型コロナウイルス感染症の流行が続く中、的確な感染防止対策の実践が今後も求められています。その際に必須となるのが、個々の職場の特性を踏まえた取り組みです。しかし、日常業務に加えて、ありとあらゆる感染防止対策を講じなければならないのかと戸惑っている企業も多いのではないでしょうか。今回は、オフィスや製造現場で必要な対策と、小売業や飲食業でのお客さまへの対応で押さえておくべきポイントについて説明します。

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1. オフィスでの対策~飛沫感染と接触感染を断つ対策の徹底

オフィスで、感染症を防止するために行うべき対策には、従業員一人ひとりによる対策と、企業として行うべき対策とがあります。

1:従業員一人ひとりの感染防止対策
新型コロナウイルス感染症の、主な感染経路とされる飛沫感染と接触感染を断つために、従業員の一人ひとりが感染防止対策を励行することが重要です(図1)。次に示す4つの対策は、特別に難しいことではありません。しかし、それに加えて、これらの対策を徹底して実践できるよう、社内教育を実施することが求められます。また、家庭内感染の可能性もあるため、従業員本人だけでなく、家族も同様の感染防止対策を実践していくよう、従業員を啓発することも大切です。

  • 石けんによる手洗いと、消毒用アルコール製剤による消毒を励行する
  • マスクを着用し、咳(せき)エチケットを心がける
  • 可能な範囲で、人との距離(ソーシャルディスタンス)を保つ
  • 発熱や咳、全身倦怠(けんたい)感などの症状があれば出社しない など

図1:従業員一人ひとりによる感染症対策

図1:従業員一人ひとりによる感染症対策

2:企業として行うべきこと
企業は、労働契約法において、従業員が安全で健康に働けるよう配慮することが求められています。

労働契約法 第5条(労働者の安全への配慮):
使用者は、労働契約に伴い、労働者がその生命、身体などの安全を確保しつつ労働することができるよう、必要な配慮をするものとする。

具体的には、次の7つのことが挙げられます(図2)

  • 職場に消毒用アルコール製剤を配備する
  • 机上に衝立(ついたて)などを設置する
  • ドアノブやエレベータのスイッチなど、多くの従業員が触れる場所を消毒する
  • 大人数での会議を避ける
  • 出張による従業員の移動を減らすため、ウェブ会議を活用する
  • 定期的に換気を行う
  • 在宅勤務の導入 など

図2:企業として行うべき感染症対策

図2:企業として行うべき感染症対策

また、従業員に感染疑い、あるいは感染事例が発生した場合の対応についてはしっかりと準備しておき、実際にそうした事態が起こった時にあわてないようにします。

2. 製造現場での対策~3密(密集・密接・密閉)を避ける体制

保管用PDFに掲載中。ぜひ、下記よりダウンロードして、ご覧ください。

3. お客さまへの対応~感染防止対策で安全と安心を提供

保管用PDFに掲載中。ぜひ、下記よりダウンロードして、ご覧ください。

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