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自動運転システム世界市場2015

ポイント

  • 2018年頃に、アメリカ市場を中心にレベル3(条件付自動運転)の自動運転システムが実用化
  • 2020年のレベル2(部分的自動運転)の世界搭載台数は360万台に達すると予測
  • 2025年のレベル3の世界搭載台数は361万台に達すると予測
  • 2030年のレベル2、3の世界搭載台数はそれぞれ3,155万台、979万台に達すると予測

調査会社の矢野経済研究所は、2015年7月13日に自動運転システムの世界市場の調査結果を発表しました。

市場概況

米国運輸省の国家道路交通安全局は、自動運転システムの自動化レベルを0~4の5段階に分類しています。

レベル0は、自動車の主操縦系統(ブレーキ、ステアリング、スロットル、原動力)を常に運転手が自ら操作する段階。レベル1は、衝突事故を回避する自動ブレーキなど運転支援機能を含んだ段階。レベル2は、操舵や加減速のうち、複数の運転支援を自動で行う段階。レベル3は、緊急時を除き、全て自動で行う段階。レベル4は、完全自動運転で、ドライバーは運転作業にまったく関与する必要がない段階とされています。

レベル1に該当する先進運転支援システムADAS(Advanced Driving Assistance System)は、2012年から日米欧各国で搭載が活発化し、2014年には世界搭載台数が約914万台を突破しています。

2020年の市場規模予測

レベル1の自動運転システム世界搭載台数は、4,984万台まで拡大すると予測されています。

レベル2の自動運転システムにおいては、欧州市場でフォルクスワーゲン社がTJA(Traffic Jam Assist)機能の搭載した自動車を2014年末に販売しています。TJA機能搭載車は、高速道路における渋滞時(6km/h以下)の低速追従自動走行ができ、完全停止した場合も自動で始動できます。米国市場では日米欧各国の自動車メーカーが自動走行試験を実施中で、TJA機能を搭載した車両が2016年以降発売される予定です。このTJA機能が該当すると考えられるレベル2の自動運転システム世界搭載台数は、2020年には360万台まで拡大されると予測されています。

レベル3は現状使われているレーダーやカメラ(イメージセンサ)の他に、広範囲の物体認識が可能なレーザスキャナ、3次元地図データ、法整備などが必要となります。すでに日米欧各国では、レベル3の実現に向けた技術開発や法改正を官民が協力して推進し、2018~2019年頃には米国市場でレベル3の自動運転システムが実用化されると考えられています。

2030年の市場規模予測

レベル2は、自動運転システムの普及によるコストダウンが後押しし、2020年以降ミドルクラス以下の車種でも搭載が加速される見通しです。

レベル3は、高速道路に限定した自動運転システムとして運用され、2020年以降法改正が進んで、ハンズフリー走行が可能になると予測されています。

その結果、2030年にはレベル2、レベル3の自動運転システム世界搭載台数は、それぞれ3,155万台、979万台に達すると予測されています。

またレベル4は、国が特別に許可した商用目的(タクシーやバス、運送など)を除いて、技術的ハードル、事故責任の所在、法整備などを考えると、2030年以降に実用化されると予測されています。

 

自動運転システムのレベル別世界市場規模

注1:乗用車および車両重量3.5t以下の商用車に搭載される自動運転システムを対象とした。
注2:2014年は実績値、2015年~2030年は予測値
注3:NHTSA(米国運輸省の国家道路交通安全局)が発表している、自動運転システム5段階の自動化レベル分類を用いて、世界の搭載台数を算出した。

出典:矢野経済研究所 ニュースリリース

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