株式会社大同分析リサーチ 粉体の熱伝導率測定 ~レーザーフラッシュ法~
- 最終更新日:2024-02-13 07:31:07.0
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“粉体”の熱伝導率は材料固有の物性値だけでなく、粉末間の隙間を満たす気体も含めた混合系で評価をする必要があります。粉末の熱伝導率測定には一般に熱線法が使われます。しかし、この手法はヒーター線で加熱し、ヒーター周辺にある粉末の影響のみを測るため、粉体の熱伝導率の重要因子であるかさ密度や測定雰囲気の影響を加味した測定には向いていません。
弊社ではレーザーフラッシュ法を用いて“粉体”としての熱伝導率を測定できる手法を開発しました。本手法は、試料厚みを通過した熱を測定するため、かさ密度・測定雰囲気の影響を含めた測定が可能になっています。
基本情報粉体の熱伝導率測定 ~レーザーフラッシュ法~
測定概要
(1)使用装置 :レーザフラッシュ法熱定数測定装置
(2)測定雰囲気 :大気、Ar、N₂
(3)測定温度範囲:室温~1200℃
価格帯 | 1万円 ~ 10万円 |
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納期 | お問い合わせください |
用途/実績例 | <測定事例> 測定温度:室温材質:SKD61 形状:粉末(粒度 +15/-45 µm) かさ密度:4.50 g/cm³ <活用例 > 金属積層造形では造形の精度向上や効率化を目的に、シミュレーションを利用して造形条件の最適化を図っています。信頼できるシミュレーション結果を得るには実態に近い情報(物性値など)を使うことが重要です。現在は粉末の物性値としてバルク体の値が代用されますが、本測定により粉体の熱伝導率の実測値を適用することができます。 |
カタログ粉体の熱伝導率測定 ~レーザーフラッシュ法~
取扱企業粉体の熱伝導率測定 ~レーザーフラッシュ法~
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【事業内容】 ◆無機分析 (鉄鋼、非鉄金属、耐火物、セラミックス等) ◆有機分析(樹脂、ゴム、油脂等);高分子化合物の特定、解析、成分分析 ◆物理測定;極表層の表面分析、構造解析*走査型電子顕微鏡、EPMA、X線回折、オージェ電子分光分析装置を装備 ◆材料評価(金属、セラミックス、複合材等の機械特性、高温特性、疲労特性を評価) 1)欠陥調査→ X線透過試験 2)腐食試験→残留応力、各種耐食性試験、熱分析、非破壊検査 3)一般的な室温・高温条件での機械試験・熱処理 4)高温材料特性(熱膨脹・連続冷却変態・高温ヤング率・クリープ疲労試験)、熱特性試験(示差熱分析) 5)磁気特性(電気抵抗・透磁率・B‐H特性試験) 6)粉体試料試験(粒度・密度・気孔率測定) ◆EVモーターの分解調査;部品の取り出しから材料分析まで ◆技術開発調査用の実験試料作成;鉄鋼、Ti合金、超合金、次世代金属材料の溶製・分析試験・金属物性試験 ◆環境分析;土壌、産業廃棄物、水質分析・粉塵測定、作業環境測定
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