各種金属の熱伝導率や熱伝達率を比較、検証するための卓上型実験装置です。
ヒータ電力供給と測定データ表示器からなる熱伝達実験装置で下記オプションTD1002a~d(別売)のいずれか1つを取付けて実験を行います。
熱伝達実験装置(TD1002)はオプション装置のヒータへ可変電流を供給し、安全スイッチがヒータの過熱を防止します。
装置右側の予備スペースには、オプション(別売)のデータ自動収集システム(VDAS-F)を取付けることができ、データ自動収集システムを使用することで、各種データをリアルタイムにPC(別売)に収集・解析することができます。
基本情報TD1002 熱伝導実験装置
TD1002仕様
寸法・重量:650mm×480mm×H590mm、約24kg
電 源:AC100V/5A 50/60Hz
必要設備:不純物の少ない給水源(水道水)5~15℃、排水設備
※供給水温が15℃以上の場合は、冷却機等で冷却された水を使用してください。
熱電対接続口:K型熱電対接続口x7ヶ所(分解能0.1℃)、精度±0.3℃
ヒータ最大出力:100W(分解能0.1W)
ヒータ最大温度:約100℃(約100℃で自動停止されます)
操作温度環境:+5℃から+40℃
価格帯 | お問い合わせください |
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納期 | お問い合わせください |
型番・ブランド名 | TD1002 |
用途/実績例 | 納入実績:上智大学、高知工科大学、南信工科短大、鈴鹿高専、奈良高専様 |
詳細情報TD1002 熱伝導実験装置
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独自の計算式入力やレイアウト変更が可能
VDAS-F(別売)のソフトウェア参考画面
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【TD1002a 線方向熱伝導装置】
棒状の標準試料と測定試料を熱貫流する際の温度を読取り、温度傾斜法から各種金属の熱伝導率を測定する装置です。
装置は3種のパーツから構成されおり、電気ヒータと3つの熱電対、水冷装置と3つの熱電対、試験片(中間部)と1つの熱電対に分けられます。
水冷装置に冷水を流し、装置温度が平衡状態に達するまでヒータ電力を調節した後、熱が棒に伝わっていく温度を記録します。
金属棒周りは断熱されているので、対流と放射による熱損失が減じられ、線形熱伝導理論により結果を得る事ができます。
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【TD1002b 半径方向熱伝導装置】
中心部に電気ヒータのある円板試験片(直径175mm、厚さ5mm)と、その周囲を流れる冷却パイプで構成されています。
円板中央のヒータから半径方向へ放射状に伝導される熱の温度分布を測定します。
冷水を流して、装置温度が平衡状態に達するまでヒータ電力を調節し、円板にある7ヶ所の熱電対によりヒータから外周方向に伝わっていく温度を測定します。
円板周りは断熱されているので、対流と放射による熱損失が減じられ、半径方向熱伝導理論により結果を得る事ができます。
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【TD1002c 拡大面熱伝達装置】
一端に電気ヒータが取り付けられた黄銅製の棒試験片(直径10mm、長さ300mm)です。
棒には、放射率が矛盾なく予測可能な値となるようにつや消し黒色コーティングが施されています。
熱は棒に沿って伝導し自然対流と放射によって周囲に伝達していきます。等間隔に配置された熱電対により棒表面の温度を
測定し、実験結果から棒に沿う温度と熱の流れを予測します。
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【TD1002d 液体とガス熱伝達装置】
3本のシリンダーからなるこの装置は、円筒管中心に電気ヒータ(熱源)シリンダー、その周囲に試験流体(液体又はガス)を充填するためのシリンダー、その周囲に水冷却用シリンダーで構成されています。
電機ヒータ出力と冷却水循環量を調整し、液体又はガスの熱損失を計測します。
試験液体又はガスのシリンダー内壁と外壁温度を計測し、デジタル表示します。シリンダー両端の熱絶縁体キャップは、熱損失を最小限に抑えていますが、熱損失を考慮に入れながら測定することにより実験の精度を上げることができます。
カタログTD1002 熱伝導実験装置
取扱企業TD1002 熱伝導実験装置
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