【加工のワンポイント講座】様々な特性を向上させる『アニール処理』

内部の歪みを取り除き、結晶化度・機械的強度特性・寸法安定性・耐薬品性を向上

『アニール処理』とは、丸棒や板材を押し出し成形した後冷却する過程で
生じた、あるいは切削加工中に生じた内部の歪みを取り除く処理です。
結晶化度・機械的強度特性・寸法安定性・耐薬品性の向上が見込まれます。

特別な熱風循環オーブンを使用してゆっくりと均等に過熱し、素材・部品の
厚みに応じて一定時間放置して熱を十分にいきわたらせた後、ゆっくりと
均等に室温まで冷やします。

当処理を行わないままの材料は、切削して内部歪みが開放された際に、
変形が起こる・割れるといった現象が発生するので、寸法精度を得ることが
大変難しくなります。

【特長】
■内部の歪みを取り除く処理
■熱風循環オーブンで均等に加熱したあと、ゆっくりと室温まで冷やす
■結晶化度・機械的強度特性・寸法安定性・耐薬品性が向上

※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。