二葉産業株式会社
最終更新日:2023-10-24 13:34:21.0
絶縁電着塗装カタログ
基本情報絶縁電着塗装カタログ
絶縁塗装@薄膜でも高い耐電圧を可能に!
FUTABAの絶縁塗装は優れたエッジカバー性により均一で密着性の高い薄膜な塗膜を形成します。電着工法のメリットである付まわり性の良さにより、他の塗装方法では難しい複雑形状に対しても塗装が可能です。
|絶縁電着塗装なら二葉産業へ|絶縁被膜
二葉産業では 金属(アルミ、ステンレス、銅など)および導電体に対して電圧を流し、エポキシ樹脂を被塗物に付ける絶縁電着塗装を行っております。
電着塗装材にはインシュリード(INSULEED)を用いています。インシュリードとは、薄膜防錆用途で培った電着技術を用いて『電気絶縁向け』に開発・改良した電着塗料です。
高付きまわり性・エッジカバー性・耐電圧性などが特徴として挙げられます。
複雑形状への絶縁塗装が可能で、エレクトロニクスの部品、部材の絶縁、封止材料に多く使われます。
積層部への付きまわりも良く、弊社ではサーボモーターコアやモーターコアなどの積層部品の量産実績が多くあります。
その他にも、小型精密部品の絶縁塗装も多数行っております。
また、フープ材への絶縁電着塗装設備も自社開発し、特許取得いたしました。
絶縁電着塗装の特長
■高エッジカバー性
塗膜が薄くなりがちな鋭角部分にも確実なエッジカバー性です
■高つきまわり性
つきまわり性が高いため、せまい隙間やパイプ内面にも絶縁被膜が形成されます
■耐電圧性(絶縁性)
35μm以上塗膜で安定的な耐電圧性をもたらすことが可能 (詳細を見る)
絶縁塗装がわかる!技術資料ダウンロード
絶縁塗装といえば二葉産業!
技術資料カタログ是非ダウンロード下さい。
【基本情報】
■塗装技術:絶縁電着塗装
■塗装の機能:絶縁被膜、絶縁塗装
■業界:自動車(EV向け) 電子部品 半導体 フープ材 など
■用途:金属製品への絶縁コーティング
例:ブスバー、バスバー、モーターコア、電子回路、電子ボックス、フープ材、プリント基板
■推奨膜厚:35~50μm
■メイン樹脂:特殊変性ノボラックエポキシ樹脂
■推奨焼付温度:90~230℃×20~60min以上(被塗物温度)
■耐熱性:270℃
お見積り依頼・試作依頼・面談希望・お問合せなど
下記へご連絡、お待ちしております。
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二葉産業株式会社 WEB担当 藤原
TEL 052-739-0661 FAX 052-739-0666
info@futaba-web.com
(詳細を見る)
【電着塗装とは?基礎知識1】原理とは
▼カチオン電着塗装の原理
電着塗料は+の電荷を持った塗料粒子が水の中に散らばっています。
また+電荷と同数だけ-電荷が同時に存在していますが、-電荷は塗料粒子とともに含まれているイオンであり塗料粒子ではありません。
塗料に浸漬した被塗物に-極、塗料中の電極に+極を入れ直流の電圧を与えると、塗料液中に電流が流れます。
電流とは電子の流れであり、液中で実質的に電気を流す物質は、塗料粒子(+)とイオン(-)です。
すなわち+電荷を持った塗料粒子が-極の被塗物に向かい、同時に-電荷のイオンは+極の電極へ向かうことで、液中にて電流の流れが形成されます。
この原理により電流が流れると水の電気分解反応が起き、-極の被塗物の周りはアルカリ性に、+極の電極は酸性になります。
-極に引かれた塗料粒子はアルカリ性の働きにより+電荷を失います。
塗料粒子は電荷を失うと水に溶けていられなくなり、個体の塗膜となって-極の被塗物に付着します。
できた塗膜に百数十℃の温度を与えること(焼付)で、膜が軟化・融着するとともに、化学反応が起き、塗膜が柔らかいスポンジ状から、硬い頑丈な膜に変わります。
(詳細を見る)
【電着塗装とは?基礎知識1】電着塗装とは何か
表面処理のプロ@二葉産業が解説する「電着塗装の基礎知識シリーズ」です。
第1回目は、基礎中の基礎【電着塗装とは】についてです。
▼電着塗装とは
塗料液中に被塗物を浸漬させ、被塗物と電極との間に直流電流を流し、電気泳動を利用して被塗物に塗料粒子を析出させる塗装方法です。
塗料粒子の電荷が+のものをカチオン電着、-のものをアニオン電着と呼びます。
※析出=液状の物質から結晶または固体状成分が分離して出てくること。
第2回は、電着塗装の原理について詳しくご紹介させていただきます。
弊社では【カチオン電着(大物・小物・小型精密部品)】および【絶縁電着塗装】を行っております。
何かお困り事・ご相談ございましたらお気軽に弊社へご連絡ください!試作等も承ります。 (詳細を見る)
【電着塗装とは?基礎知識6】つきまわり性
表面処理のプロ@二葉産業が【電着塗装の付きまわり性】について徹底解説!
第1、2回で解説した電着塗装の原理によれば、ワーク(※1)の外面から袋状になった内側まで、くまなく塗装することができます。
この内面への膜の付きやすさ、回り込みやすさを「付きまわり性」と呼びます。
これは電着塗料の基本性能を表す重要な管理パラメータの一つと言えます。
※1 ワーク=被塗物
ワークに塗膜が析出すると、塗膜の電気抵抗が増し、塗膜増加速度や電流量が低下していきます。
電着塗膜は最初、ワークの電位の高い表面から生成します。外板面の塗膜抵抗が上昇することにより、塗料粒子はまだ塗膜の生成していない内板へ塗着していきます。
これが電着塗装の付きまわりの原理です。
二葉産業では、防錆力に優れた「カチオン電着塗装」と
絶縁性に優れた「絶縁電着塗装」を取り扱っております。
複雑な形状の被塗物や狭い隙間にも、被塗物の全面にむらなく塗膜形成し、防錆力または絶縁性を付与することが可能です。
小型精密部品から大型重量物まで量産実績の豊富な二葉産業へ
ぜひ一度ご相談・お見積り等、お気軽にご相談ください。 (詳細を見る)
【電着塗装とは?基礎知識4】長所・短所について
様々な製品に使われている電着塗装ですが、長所と短所があります。
電着塗装技術についての理解と有効活用にお役立てください。
▼経済性
長所 ・工程の自動化/均一な膜厚で無駄がなくコスト管理も容易/塗料ロスが極めて少ない(効率95%以上)
短所 ・設備が大規模(イニシャルコスト大)
▼作業性
長所
・塗装条件の制御が容易(膜厚管理が容易)
・複雑形状への均一な塗装(箱物の内側でも塗り残しが無い)
・固形分だけが塗着するので塗料タマリ・タレ・スケ等の不良が発生しにくい
短所
・電気を通すものしか塗れない
・大きな槽を用いた浸漬塗装なので塗料替えや色換え困難
▼性能
長所
・薄膜(15~50μm)で塗料内のエポキシ樹脂による高い「防錆性」または「高絶縁※1」が得られる。
・前処理を行うことによる塗膜の高い「密着性」
・袋部内側にも塗装可能であることによる優良な「つきまわり性」
短所
・屋外環境では適切な上塗りが必要(紫外線劣化がある )
・直射日光の当たる屋外での使用には厳しく塗装表層部分が化学的に変化し、ぽろぽろと剥がれが発生します。
(詳細を見る)
|カチオン電着塗装|いいものを大量生産するために
二葉産業では 金属及び伝導体に対して電圧を流し、エポキシ樹脂を被塗物に付けるカチオン電着塗装を行っております。
カチオン電着塗装はエポキシ樹脂を効率よくワークに定着させることで、防錆に優れた下塗りとして用いられています。自動車ボディを代表に建設機械や配電盤、建材などに多く採用されています。
電着塗装の浸漬塗装による複雑形状への対応力や電荷をかけることによる均一で完成度の高い塗膜形成力が魅力です。大量生産でかつ高い完成度を要求される市場にむいています。
【経済性が高いわけ】
電着塗装において塗着率は90%以上を確保でき、塗料は回収再利用。
スプレー塗装に比べると、製品面積あたりの塗料コストは
30%~60%の削減が見込め、特に複雑形状への塗装時のロスは効果的です。
また廃却費用・人件費・生産直行率において改善が図れます。
【安定した品質】
同じ数の塗装完成品を目指したときに、スプレー塗装の場合は塗装者の技術力に左右される品質管理となります。
電着塗装の場合は電着槽の管理による品質管理となるため、
塗装管理がスプレーに比べて容易で、常に品質の高い製品を提供することができます。 (詳細を見る)
|カチオン電着塗装|大物・重量物の製品
二葉産業カチオン電着塗装の特長として
■寸法 W3000×D400×H1500 ■重量 250kg
までのワークであれば電着塗装が可能です。
オリジナルの電着塗装装置を自社開発することで、多様なカチオン電着塗装加工を可能にしたオンリーワン企業です。
カチオン電着塗装は、つきまわり性と防錆力に優れた塗装で、代表的な用途は自動車ボディや部品に採用されています。
弊社では鋳物製品、建材部品、家具・家電の筐体、配電盤、建設機械などの大きな製品や重量物を得意としています。
過去には、太陽光パネルの塗装を行ったこともございます。
また、重量物と聞くとかなりの重いものを想像しがちですが
弊社では【5kg程の重量物】でも【他社よりお安く】お見積りがだせた実績がございます。
理由としては、1キャリア250kgまで吊り下げ可能なので、1回あたりの塗装個数が他社よりも多く、その分お安くお見積りが出せるからです。
材質も鉄に限らず、めっき製品、アルミ、銅など最適な条件で塗装が可能です。
また厚膜塗装(~40μm)にも対応可能です。
試作・見積り・面談希望等、お気軽にお問合せ下さい (詳細を見る)
|絶縁電着塗装|驚異のエッジカバー率!カッターの刃を塗装してみた
二葉産業の絶縁電着塗装(絶縁塗装)には
■高いつきまわり性 ■優れたエッジカバー性 ■耐電圧性能 という特長があります。
今回は【エッジカバー性】についてご紹介。
電着塗装は、複雑な形状であっても「防錆」や「絶縁性能」を持った塗膜を均一に形成することができます。しかしエッジ部や継ぎ目は、平面部に比べどうしても皮膜が薄くなってしまいます。
これでは電気絶縁目的で電着塗装を行う場合、薄膜部に十分な耐電圧が得られません。エッジ部や継ぎ目にも十分な皮膜を形成し、耐電圧性を維持させる必要があるのです。
電気絶縁目的には重要なエッジカバー性。
二葉産業では優れたエッジカバー率をわかりやすくするため、カッターナイフの刃へ絶縁塗装が行ってみました。
結果は…面部14.63μmに対してエッジ部10.70μm
\エッジカバー率70%以上/を発揮!
鋭角のエッジ部分にもコーティング膜を確保することができ
複雑な形状の部品にも確実に被覆処理を施すことができます。
「エッジ部分の塗膜が不安定で困っている」
「均一で密着性の高い絶縁被膜をしたい」 等
ご相談があればお気軽にお問合せください。 (詳細を見る)
|絶縁電着塗装|つきまわり性について
二葉産業の絶縁電着塗装では塗料の【優れたつきまわり性(精密被膜性)】が特長の一つです。
複雑な形状の被塗物でも、電着塗装により被塗物の全面にむらなく塗膜をつくることが可能です。
画像掲載している積層部の幅は13.27μm~14.71μmです。このように狭い間隙にも絶縁被膜を形成致します。
積層部のある製品で代表的な例をあげると、モーターコアがあります。
モーターコアの積層の間隙にも入り込んで絶縁コーティングを施します。
二葉産業では、サーボモーターコアの絶縁塗装について多数の量産実績がございます。
ご相談・面談希望・見積り等ございましたらご気軽にご相談ください。
試作等もお受けいたしております。
二葉の絶縁電着塗装
■エッジカバー性
・・・塗膜が薄くなりがちな鋭角部分にも確実なエッジカバー性です
■薄膜での耐電圧性能
・・・35μm以上の塗膜をつければ安定的な性能をもたらすことができ、耐電圧性能に優れています。
■つきまわり性
・・・防錆用電着塗装と同様につきまわり性が高いため、せまい隙間やパイプ内面にも絶縁被膜が形成されます。 (詳細を見る)
|カチオン電着塗装|超小型から重量物まで
弊社ではお客様の様々なニーズを解決すべく、超小型製品から大型の重量物製品まで対応可能の設備を有しています。
大型ではW3000×D400×H1500(重量 250kg 以下)まで、
小物製品は一番小さいものでは幅2ミリ、縦1センチ、重量が1グラムに満たない製品がございます。
お客様から塗装の仕様・図面等を頂ければ試作対応させて頂きます 。
ご相談やご質問等、お気軽にお問合せ下さい。
二葉産業株式会社 WEB担当
TEL 052-739-0661 FAX 052-739-0666
info@futaba-web.com (詳細を見る)
【電着塗装とは?基礎知識5-2】工程紹介(表面調整~電着塗装)
電着塗装とは?基礎知識5-2 工程紹介
今回は表面調整~電着塗装を解説いたします。
1脱脂
2水洗
3超音波水洗
4表面調整 ←今回はここから
5リン酸亜鉛化成被膜
6水洗
7電着塗装
8水洗 ←ここまで
9乾燥焼付
4 表面調整・5リン酸亜鉛化成被膜処理
ワーク表面を綺麗な状態にした後は、表面の調整を行います。
リン酸亜鉛皮膜は、リン酸亜鉛による結晶質の皮膜です。この皮膜の結晶を緻密にして、表面の調整を行っていきます。結晶の隙間に入り込むようにして塗膜が形成されるので、塗膜の密着性が向上させる為の重要な工程です。また小さな結晶によって覆われているため、リン酸亜鉛処理をした製品の見た目は、艶消しの灰色で触ると若干程度ザラザラした感触になります。
6 水洗
リン酸亜鉛皮膜を表面に生成後、綺麗に水洗を行います。ここまでが電着塗装の準備段階です。
7 電着塗装
ようやくカチオン電着塗装工程です。ワークに合わせた専用治具と電着条件にて塗装を行います。
8 水洗
電着塗装時に付着した余分な塗料を綺麗に洗い落とします。 (詳細を見る)
【電着塗装とは?基礎知識5-1】工程紹介(脱脂~超音波水洗)
電着塗装の基礎知識、第四回目は【電着塗装の工程】についてです。
弊社ではカチオン電着塗装と絶縁電着塗装を取り扱っていますが
どちらも電着塗装を行う前後に様々な工程があります。
電着塗装自体の電圧調整などももちろん大切ですが、その前後の工程もとても重要な作業です。
今回は電着塗装が完成するまでの工程の一例をご紹介します。
1脱脂 ←今回はここから
2水洗
3超音波水洗 ←ここまで
4表面調整 ←次回
5リン酸亜鉛化成被膜
6水洗
7電着塗装
8水洗
9乾燥焼付
1脱脂
ワークの汚れを取る為の脱脂作業を行っていきます。
この脱脂が甘いと、ワークに汚れや油分が残っている状態で塗装が始まってしまい、塗り上りのクオリティが悪くなります。
2水洗
脱脂液や汚れを取る為、綺麗に水洗を行います。
3超音波水洗
脱脂後さらに細かい汚れを落とすための工程です。
水を超音波により振動させ、ワークに付着した微細な塵・汚れなどを入念に洗浄します。
文字数の関係にて記事を分けさせていただきます。
次回は表面調整~焼付・乾燥までをご説明いたします。 (詳細を見る)
【電着塗装とは?基礎知識5-3】工程紹介(乾燥・焼付)
今回は電着塗装の最後の仕上げ
「乾燥および焼付」について解説いたします。
1脱脂
2水洗
3超音波水洗
4表面調整
5リン酸亜鉛化成被膜
6水洗
7電着塗装
8水洗
9乾燥・焼付 ←今回はここ
9 乾燥・焼付
電着塗装が完了し、仕上げは乾燥/焼付工程です。
水洗後、エアーブローを行い余分な水分を落としていきます。
十分に乾燥させた後、焼付作業を行います。
十分な乾燥ができていないまま焼付を行うとウォーターマークという
水滴のような跡がワークについてしまいます。こちらも重要な工程です。
焼付はワークによって時間や温度は少し異なりますが
おおよそ200度の熱を30分ほど当てていきます。
これでカチオン電着塗装は終了です。
【検査・梱包・出荷】
最終工程後、検査が必要な製品ではしっかりと検査を行い
塗装にムラが出ていないかなどを入念に検査します。
社内での検査が終わり、製品に問題ないことを確認後、お客様に納品をさせて頂いております。
多くの製品を取り扱っておりますが
納期管理の徹底により納期遅延が無く、短納期にも対応可能です。 (詳細を見る)
|絶縁電着塗装|耐電圧性について
この度は二葉産業株式会社のページをお目に留めて頂きありがとうございます。
弊社では金属(アルミ、ステンレス、銅など)および導電体に対して
電圧を流しエポキシ樹脂を被塗物に付ける絶縁電着塗装を行っております。
二葉産業の絶縁電着塗装の特徴の一つとして
薄膜での耐電圧性能に優れていることが挙げられます。
添付画像は弊社で行った耐電圧試験の結果です。
※JISC2110-1:2010に準ずる。
10~30μmでは(赤枠黄枠部分)低絶縁であったり
同じ膜厚でも耐電圧性能にかなりのばらつきがみられます。
しかしながら35μm以上(青枠部分)の塗膜をつければ
7kv以上の電圧にも耐えることのできる安定的な性能をもたらすことができます。
何かお困りごと等ございましたらお気軽にメールや電話でのご相談をお待ちしております。
試作もお受け致しております!
その他の絶縁電着塗装の特徴
■エッジカバー性
塗膜が薄くなりがちな鋭角部分にも確実なエッジカバー性です
■つきまわり性
防錆用電着塗装と同様につきまわり性が高いため、せまい隙間やパイプ内面にも絶縁被膜が形成されます。
(詳細を見る)
|絶縁電着塗装|フープ材への絶縁皮膜 ※解説動画あり
通常の小型精密部品以外にも、フープ材への連続絶縁電着塗装が可能です。
ワークの表面への絶縁皮膜の電着塗装と焼付を連続的に行う設備を開発し特許を取得しました。
写真上から銅素材、錫めっき品、絶縁電着塗装品です。
インライン上にレーザー照射により塗膜を一部分剥離することでマスキングの手間も抑えることができます。
素材:銅素材に錫めっき品 膜厚:20~30μm
【フープ塗装とは】
線状又は帯状のワークの表面に均一な絶縁塗装皮膜を連続的に形成することができる電着塗装方法。リールtoリールとも呼ばれます。
【絶縁電着塗装の特徴】
■エッジカバー性‥塗膜が薄くなりがちな鋭角部分にも確実なエッジカバー
■薄膜での耐電圧性能‥35μm以上の塗膜をつければ安定的な性能をもたらすことができ、耐電圧性能に優れている
■つきまわり性‥つきまわり性が高いため、せまい隙間やパイプ内面にも絶縁被膜を形成
【絶縁電着塗装 性能(抜粋)】
■メイン樹脂:特殊変性ノボラックエポキシ樹脂
■推奨膜厚:35~50μm
■推奨焼付温度:90~230℃×20~60min以上(被塗物温度)
■耐熱性:270℃ (詳細を見る)
絶縁電着塗装
二葉産業株式会社の『絶縁電着塗装』についてご紹介します。
優れたエッジカバー性により均一で密着性の高い薄膜な絶縁電着塗装を形成。
電着工法のメリットである付きまわり性により、複雑な形状でも
コーティングが可能となります。
『絶縁電着塗装』でお困りでしたら、是非当社までご相談ください。
【特長】
■防錆用電着塗装と同様のつきまわり性になるため、せまい隙間や
パイプ内面にも塗膜が形成
■薄膜での耐電圧性能に優れている
■35μm以上の塗膜をつければ安定的な性能をもたらすことができる
■カッターナイフの刃に塗装した場合、平面部13.4μmに対して、
エッジ部10.0μmとなり、エッジカバー率70%以上を発揮
※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。 (詳細を見る)
電着塗装加工『防錆』
二葉産業株式会社の電着塗装加工『防錆』についてご紹介します。
大型のカチオン電着塗装装置により、大物・重量物の製品や小型製品の
大量生産も対応可能。
高い生産性と蓄積された技術で様々なニーズや素材に対応し、好適な条件で
塗装することができます。
【特長】
■SPCC標準板にて(前処理リン酸亜鉛処理(ディッピング))
■色:7分艶黒色
■耐食性(SST):840h
■硬度:2H以上
※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。 (詳細を見る)
|カチオン電着塗装| 事例紹介:掛け穴の無い製品への塗装
この度は二葉産業株式会社のページをお目に留めて頂きありがとうございます。
弊社では金属(アルミ、ステンレス、銅など)および導電体に対して
電圧を流しエポキシ樹脂を被塗物に付ける電着塗装を行っております。
今回はカチオン電着塗装(黒)事例のご紹介です。
製品:ワッシャー (Φ16~Φ17.45) 膜厚:15~25μm
※自社製品ではない為、画像には実物ではなくイメージ図として掲載しております。
お客様から「ワッシャーをバレルでの電着塗装を行っていたが、もっと綺麗な仕上がりにしたい」というご相談を頂きました。
弊社では小物のカチオン電着塗装の設備が整っておりますので、写真は試作治具ですが、量産からは専用のひっかけ治具を製作し、ご対応させていただきました。
ひっかけ治具なので、バレルで一度に何個も塗装するよりも一つ一つムラのない均一な仕上がりを実現できます。
小物製品でもご依頼製品にあった専用の治具や塗装条件を考案し塗装を行っています。
ご相談やお困り事があればお気軽に
二葉産業へお問合せください。お待ちしております。 (詳細を見る)
|絶縁電着塗装サンプル紹介|モータ鉄心、コーターコアの塗装例
素材:電磁鋼板 膜厚:40~50μm
写真2枚目ワークサイズ:(左)Φ30、(右)Φ15
モータ鉄心(モーターコア)に絶縁電着塗装しました。
絶縁電着塗装は、優れたエッジカバー性により均一で密着性の高い薄膜な絶縁被膜を形成します。
電着工法のメリットである付きまわり性により、複雑な形状でもコーティングが可能です。
鉄心のような複雑形状のワークは電着塗装工法に適しています。
【塗装事例、他にもあります!】
ブスバー バスバー 電池ケース フープ材
【絶縁塗装の特徴】
■高エッジカバー性‥塗膜が薄くなりがちな鋭角部分にも確実なエッジカバー性。
■高つきまわり性‥防錆用電着塗装と同様につきまわり性が高いため、せまい隙間やパイプ内面にも絶縁被膜が形成。
■薄膜での耐電圧性能(絶縁性)‥35μm以上の塗膜をつければ安定的な性能をもたらすことができ、優れた耐電圧性能。
【基本情報】
■塗装の機能:絶縁被膜
■推奨膜厚:35~50μm
■メイン樹脂:特殊変性ノボラックエポキシ樹脂
■推奨焼付温度:90~230℃×20~60min以上(被塗物温度)
■耐熱性:270℃ (詳細を見る)
|絶縁電着塗装サンプル紹介|ブスバー、バスバー (銅)への塗装例
製品写真はEV車向けのブスバー(バスバー)です。
銅材に錫めっきをした後に絶縁塗装した写真です。
絶縁性を求められる製品で、銅素材に錫めっきで通電性を持たせ、部分的に絶縁塗装を施しました。
このように通電部のみマスキングする対応もしています。
素材:銅+錫めっき
膜厚:30~50μm
【塗装事例、他にもあります!】
ブスバー バスバー 電池ケース フープ材
【絶縁塗装の特徴】
■高エッジカバー性
塗膜が薄くなりがちな鋭角部分にも確実なエッジカバー性。
■高つきまわり性
防錆用電着塗装と同様につきまわり性が高いため、せまい隙間やパイプ内面にも絶縁被膜が形成。
■薄膜での耐電圧性能(絶縁性)
35μm以上の塗膜をつければ安定的な性能をもたらすことができ、優れた耐電圧性能。
【基本情報】
■塗装の機能:絶縁被膜
■推奨膜厚:35~50μm
■メイン樹脂:特殊変性ノボラックエポキシ樹脂
■推奨焼付温度:90~230℃×20~60min以上(被塗物温度)
■耐熱性:270℃ (詳細を見る)
|絶縁電着塗装サンプル紹介|電池ケース、電子ケースへの塗装例
素材:アルミ
膜厚:30~50μm
ワークサイズ:L180×W95×H25
アルミケースに絶縁電着塗装した写真です。
非鉄材料のアルミでも絶縁電着塗装が可能です。
絶縁電着塗装は、優れたエッジカバー性により均一で密着性の高い薄膜な絶縁被膜を形成します。
電着工法のメリットである付きまわり性により、複雑な形状でもコーティングが可能です。
【塗装事例、他にもあります!】
ブスバー バスバー 電池ケース フープ材
【絶縁塗装の特徴】
■高エッジカバー性
塗膜が薄くなりがちな鋭角部分にも確実なエッジカバー性。
■高つきまわり性
防錆用電着塗装と同様につきまわり性が高いため、せまい隙間やパイプ内面にも絶縁被膜が形成。
■薄膜での耐電圧性能(絶縁性)
35μm以上の塗膜をつければ安定的な性能をもたらすことができ、優れた耐電圧性能。
【基本情報】
■塗装の機能:絶縁被膜
■推奨膜厚:35~50μm
■メイン樹脂:特殊変性ノボラックエポキシ樹脂
■推奨焼付温度:90~230℃×20~60min以上(被塗物温度)
■耐熱性:270℃ (詳細を見る)
|絶縁電着塗装サンプル紹介|フープ材への塗装例
【フープ塗装とは】
線状又は帯状のワークの表面に均一な絶縁塗装皮膜を連続的に形成することができる電着塗装方法。リールtoリールとも呼ばれます。
写真上から銅素材、錫めっき品、絶縁電着塗装品です。
インライン上にレーザー照射により塗膜を一部分剥離することでマスキングの手間も抑えることができます。
素材:銅素材に錫めっき品 膜厚:20~30μm
電着塗装された絶縁皮膜は、焼付の前の状態では非常に傷つきやすく、ガイドローラーと接触させると容易にはがれたり接触痕が形成されてしまいます。その為、従来型のフープ式の電着塗装装置は用いることができませんでした。
しかし二葉産業では、線状又は帯状のワークをほかの物体と接触させない状態を維持したまま、ワークの表面への絶縁皮膜の電着塗装と焼付を連続的に行う設備を開発し、特許を取得しました。
弊社は、従来の防錆目的の塗装に限らず、電池やモーターといった電気製品への絶縁目的の電着塗装や、フープ絶縁塗装設備の開発などを行う国内オンリーワン企業です。
見積り依頼・試作依頼・面談希望・お問合せ
ご連絡、お待ちしております!
二葉産業株式会社 (詳細を見る)
|カチオン電着塗装|性能評価試験
掲載画像は弊社のカチオン電着塗装性能評価試験結果です。
(※掲載画像が拡大できない場合は、資料ダウンロードにてご確認ください。)
13項目の試験をクリアしており、高い生産性と蓄積された技術でお客様へ高品質な製品をお届け致します。
■電着塗膜性能評価|試験条件■
1)被塗物:SPCC標準試験板
2)前処理方法:リン酸亜鉛処理
3)塗装:カチオン電着塗装
■二葉産業のカチオン電着塗装■
SPCC標準板にて(前処理リン酸亜鉛処理(ディッピング)
色=7分艶黒色
耐食性(SST)=840h
硬度=2H以上
最大寸法 幅3,000mm ×長さ1,500mm × 奥行400mm
最大重量 250kgまで
■塗装可能素材■
鉄 アルミダイキャスト メッキ(溶融亜鉛メッキ・亜鉛メッキ)等 ボンデ鋼板 亜鉛鋼板 銅 ステンレス など
製品の素材に合わせて処理工程を選択し、最適な条件で自動塗装が可能です。
大物重量物と小物微細部品の電着塗装を得意としています。
お見積り・ご相談・ご質問等、お気軽にお問合せ下さい。
イプロスを見たとお伝えいただくとスムーズです<m(__)m> (詳細を見る)
小物精密部品のカチオン電着塗装例
二葉産業では数年前にバレルのカチオン電着塗装の撤退※1後、小物微細部品に対しても引掛け式の電着塗装へ移行しました。
※1…バレル専用塗料が環境規制により使用不可となった為
ミリ単位の製品やかけ穴の無い製品でも、専用の引掛け治具を考案することにより、カチオン電着塗装を可能にしています。
写真掲載品は、ホームセンター等で購入した部品をカチオン塗装してみました。
電着塗装の様子をyoutubeにアップしていますので是非ご覧ください。
量産型の自動機では対応が困難なl小物精密製品へ塗装を行うことができますので、
ご相談やご質問があればお気軽にお問い合わせください。真摯にご対応いたします。
【二葉産業とは】
小型精密部品から大型重量物まで、幅広い製品へのカチオン電着塗装加工を行えることができます。
また、従来の防錆目的の塗装に限らず、電池やモーターといった電気製品への絶縁目的の電着塗装・フープ絶縁塗装設備の開発などを行うことができる、国内オンリーワン企業です。
二葉産業株式会社 愛知県名古屋市守山区
TEL 052-739-0661 info@futaba-web.com (詳細を見る)
取扱会社 絶縁電着塗装カタログ
絶縁電着塗装カタログへのお問い合わせ
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