マイクログルーブロール【微細溝加工ロール】※適用事例付

ロール表面に均一に微細溝の加工を施したロールをマイクログルーブロールと呼びます。
高付加価値、高機能なフィルム製造には不可欠な技術です。
転写しない微細溝の加工技術と溝幅、スクラッチを発生させないエッジ処理の技術を独自に開発し、みなさまに提供させていただきます。

【マイクログルーブロールの効果】
■同一張力でフィルムの搬送速度UPを可能にします。
■フィルム搬送姿勢の安定化により巻品質が向上します。
■搬送速度を落とさず低張力運転を可能にします。
■スクラッチの防止に効果を発揮します。
■コンケーブ形状との併用でシワ伸ばし効果を発揮します。

※詳しくはPDFをダウンロードして頂くか、お問い合わせください。 （詳細を見る）

ロール中央が両端より細い鼓型の形状をコンケーブと称します。
マイクログルーブロールにコンケーブ形状を付加することでシワ伸ばし効果を発揮します。微細溝加工により摩擦係数の維持ができることで、フィルムの拡張機能をロール材質、駆動の有無に関係なく付与することが可能になりました。

注）微細溝加工のないコンケーブロールはシワ拡張機能は、ほとんどありません。加工可能ロール材質：金属ロール、ゴムロールともに加工可能です。
コンケーブ量：0.1～0.5%/m 　フィルム材質、厚み、フィルム幅により決定。

【コンケーブロールの効果】
■極薄物フィルムの低張力搬送・シワ伸ばしに効果を発揮します。
■TD方向に脆弱なフィルムのシワ伸ばしに効果を発揮します。
■フラットEXP、バリボウEXP、ピンチロールでは手に負えなかったシワに抜群の効果を発揮します。
■フリーロールで、シワ伸ばし機能が付与できる為、低コストで高品質な設備改造が可能になります。

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旧来の溝付きゴムロールは、剛性のあるフィルムを使用する場合でも、通常200N/ｍ程度の張力ではゴムが十分弾性変形をすることができずに、シワ伸ばし効果が発揮されないのが実状です。また、溝幅が広すぎるため、薄膜や脆弱なフィルムの巻取りでは溝転写やシワの発生原因となり、使用を取りやめる事例も見受けられます。
旧来の溝付きゴムロールでシワ伸ばしの効果が実感できないと感じている皆様に、マイクロビンガムロールを提案させていただきます。

【マイクロビンガムロールの効果】
■低張力でも、ロール表面の微小断面変形でシワ伸ばし効果を発揮
■溝幅が微細な為に溝転写が起こりにくく、コンタクトロールに使用可
■コンタクトロールに使用すれば、低張力、低接圧での巻き取りでも、今まで以上の巻上がりに
■マイクロビンガムロールにコンケーブ形状を付加すると、金属ロールに比べ、摩擦係数が大きいので、シワ伸ばし効果がより大きく

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マイクログルーブロールのテスト装置を常設しております。
貴社のWEBを使用した各種テストが行えます。ロールの購入前に、当社所有の各種マイクロ溝ロールを使用して、効果の確認テストが行っていただけます。

【テスト可能項目】
■WEBのスリップ限界の確認テスト
■シワの拡張テスト
■ニップ巻/巻取り条件確認テスト
■ニア巻/巻取り条件確認テスト
■ニップレステンションカットテスト
■水中搬送テスト

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【展示会情報】
『高機能素材Week 第12回 FILMTECH JAPAN（2024/5/8～5/10）』に出展します。
■会場：インテックス大阪4号館　■ブース番号：14-15
★非接触式衝撃波クリーナー"ウェイビー"による、持込ワークのクリーニングデモも実施いたします。
※デモ実施対象：厚さ～150μm、100x150mm程度までの寸法のフィルム

ロール表面に一様かつ微細な溝加工を施した当社のマイクログルーブロールは、高付加価値、高機能なフィルム製造には不可欠な技術として、多くの企業様の生産ラインにご採用いただいております。
装置改造をせず、フリーロールの交換のみで改善結果が得られ、シワ伸ばしも可能です。

生産条件に応じた適切な溝設計により、生産中もストール時同様のグリップ状態を保持でき、蛇行や張力シワ、スクラッチの抑制が可能です。
独自開発した転写しない微細溝の設計・加工技術と、豊富なRtoR設備の設計製作・改造経験を基に、より良い問題解決方法をご提案いたします。

ニップレスでのフィード・テンションカット、水中搬送も導入実績が多数あります。
まずはお問合せください。 （詳細を見る）