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最終更新日:2023-07-31 10:48:08.0

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  • カタログ発行日:2020/10/3

高周波焼入はやり方次第で変わる(基礎知識編)

基本情報高周波焼入はやり方次第で変わる(基礎知識編)

まずは基本を知ろう。              ☆今すぐ使える〇〇表付き!

 
高周波焼入を新規採用するにあたり、事前に知っておくべき事がたくさんあります。
ここではその一部を紹介しています。

オーステナイト~マルテンサイトへの変態
高周波焼入に向いている部品かどうか
質量効果・形状効果・寸法効果について

初めての高周波焼入では、その後の検査機器などを用意しておく事も必要です。
結果は「ただ硬くするだけ」ですが、やり方によってさまざまな着地点がありますので奥が深いものです。

その他、歪の対処方法・焼き割れの対処方法・焼入方案決定などの冊子もご用意していますのでサイト内を検索してみてください。

マルテンサイトと残留オーステナイト

マルテンサイトと残留オーステナイト 製品画像

まず、鉄を変態点温度以上に加熱してオーステナイト組織にする事で、
鉄原子の中に炭素原子を数多く入り込ませます。
次に急冷をして鉄原子の中に多くの炭素原子が閉じ込められた窮屈な
構造の非常に硬い組織(マルテンサイト組織)にします。
これがマルテンサイト変態で、焼入硬さは炭素量が多い程硬くなります。

オーステナイトから急冷する時に、その冷却速度が速い程多くの
マルテンサイト組織になります。
マルテンサイト変態が起こる温度Ms点は、炭素量が多い程低くなり、
変態の終わる温度Mf点も低くなります。

ここで変態できなかったオーステナイト組織は「残留オーステナイト」
として残ります。
残留オーステナイトは放置すると徐々に変態してしまう事があるので、
歪や割れ等の不具合の原因になりかねません。
その為、強制的にマルテンサイト組織に変態させたり、組織を安定化
させる必要があります。

ただ、残留オーステナイトはマルテンサイト組織に比べて硬度が低い
ので、ギヤの歯面等なじみ性が求められる場合には残留オーステナイト
の摺動性が寄与する場合もあります。

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IoT技術を活用し、安心安全なサービス基盤を構築

IoT技術を活用し、安心安全なサービス基盤を構築 製品画像

どこにも真似できないFD-ioT(エフ・ディオット)で、
お客様の競争力を高めた一品一様の装置を納めることを第一に、
必要なデータの見極め、収集方法とデータの解析の確立を推し進めています。
お客様のそれぞれに最適なデータ活用をともに構築し、
新たな価値を創造して参ります。

1.コイル・部品の予防保全
 コイルや部品の交換時期を予測し、設備停止時間の要因削減に寄与します。

2.遠隔修理サポート
 蓄積したデータに基づく遠隔診断のもと、修理箇所を早急に特定し、
 迅速な修理サポートが行えます。

3.生産管理支援
 トレサビリティとしてご利用頂くことで、お客様の生産性、品質性の
 さらなる向上を望めます。

★お電話でのお問い合わせはこちら
大阪本社 → TEL:072-991-1361
名古屋 → TEL:052-322-1361
東京 → TEL:03-5472-1361

※お電話の際は、「イプロスを見た」とご連絡ください。
 対応時間:月~金 9時~17時までとなります。 (詳細を見る

高周波焼入って何?

高周波焼入って何? 製品画像

まず、「焼入」とは、鉄鋼部品を一気に加熱し、水などの中で急冷却することで、
その部品を硬く、強くする熱処理技術です。
高周波の誘導加熱を利用してこの焼入を行うのが、『高周波焼入』です。

鉄鋼部品は、硬くするともろくなってしまいます。しかし、表面部分だけに
焼入を施し、内部に柔軟性を残す(外は硬く、内部は柔らかい状態を保つ)ことで、
より強度を向上させることができます。

【特長】
■鉄鋼部品を一気に加熱し、水などの中で急冷却することでの部品を硬く、
 強くする
■表面部分だけに焼入を施し、内部に柔軟性を残すことで、より強度を向上
 させることができる

※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。

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新たな挑戦 IoTとの融合へ

新たな挑戦 IoTとの融合へ 製品画像

■総電力量で制御
 常にワークへ同じ電力量が投入されるように、電力を時間毎に
 積算した総電力量で制御
 高い再現性により、品質の安定化を実現

■トレンド監視
 ワークとコイルの両方が動作するような焼入方式には、位置関係を
 0.1秒ごとに電力の上下限値監視
 コイルとワークのギャップに変化が発生した場合には異常を検知

これらの実績あるモニタリングシステムに加え
IoTと融合したあらたな挑戦へ

■コイル・部品の予防保全
 装置内をモニタリングし部品やコイルの交換時期を予測しお知らせ
 装置の停止時間を削減
■遠隔修理サポート
 装置内カメラや蓄積したデータにより予期せぬ故障もサポート
 修理時間やコスト削減
■生産支援
 データをお客様の生産性・品質の向上に利用
 
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補助金対象の焼入設備

補助金対象の焼入設備 製品画像

省エネルギー・脱炭素化・IoT・デジタルトランスフォーメーション・生産性向上等、さまざまな取組に対し経済産業省・環境省・各自治体等で多種多様の補助金制度があります。

「先進的省エネルギー投資促進支援事業費補助金」にて富士電子工業の一発焼入設備が認定を受けております。
かなりの確率で受理されること間違いなしです!


補助金申請にて数々の受理経験を活かし、サポートさせていただきます。 (詳細を見る

カスタムオーダーメイドの高周波焼入設備

カスタムオーダーメイドの高周波焼入設備 製品画像

富士電子工業ではそれぞれのお客様の仕様に合った高周波焼入設備を
綿密なお打合せにてオーダーメイドで設計・製作しています。

長年の蓄積されたノウハウにて高機能部分は取り入れ、不必要なものは
省いていく事でより使い勝手の良いコストパフォーマンスの高い設備を
ご提供できます。

・機種変更の段取りにすごく手間がかかっているんだよね。
・今使っている焼入コイルはそのまま使えるの?
・こんなワークって高周波で焼入できるのかな?
・今の焼入方法、条件は適正なのだろうか・・・。
・ロボットと融合させて生産性を高めたい。

あらゆるお客様の問題点を一発解消します!
「高周波焼入ってこんなもん」と諦めていたものでも焼入コイルや
焼入方法、焼入条件を見直せば全く違った結果にたどり着けます。
【目から鱗】をご体験ください!! (詳細を見る

【熱処理の課題解決事例4】歪みで公差が入らずお困りな方必見!

【熱処理の課題解決事例4】歪みで公差が入らずお困りな方必見! 製品画像

近年、部品に求められる精度は高度化しており、図面の公差もマイクロ以下で
指定されていることが珍しくありません。寸法公差に入れることが
命題となりますが、焼入を施すと寸法変化が多少なりとも必ず起こります。

様々な要因がありますが、大きくは「残留応力解放による寸法変化」、
「組織が変態(構造の変化)することによる寸法変化」の二つが挙げられます。

研磨代を設けて最終工程で寸法を出してしまえば話は簡単ですが、
研磨代が多いとそれだけ工数が増え、ローレットや微妙な角度が付いた面など、
修正が困難なものもあります。

歪に対してはトータルプロセスでのコントロールが必要ですが、
当社では様々な部品に対して歪量を最小限にする取り組み・開発を実施。
特に雰囲気処理から高周波焼入に工程変更する場合、大きな効果が見込めます。

歪で困りごとがあれば、是非ご相談下さい。

※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。 (詳細を見る

なぜ熱処理が必要なのか・1

なぜ熱処理が必要なのか・1 製品画像

なぜ熱処理が必要なのか、焼入を施すメリットについてご紹介します。

まず一つ目は、焼入を施すことで、部品の小型化や軽量化が可能となることです。
小さな部品であっても、熱処理で強度を上げれば大きな部品と同等の強さを
持てるので、小型化や軽量化が可能となります。

二つ目のメリットは、材料費の削減。
焼入を施すことで、一般的な材料を用いても、高価な材料と同等の強度を
得ることができます。

【特長】
■部品の小型化や軽量化が可能
■熱処理で強度を上げれば大きな部品と同等の強さを持てる
■部品の小型化・軽量化が求められる現在の自動車業界では、なくてはならない技術
■材料費が削減できる
■一般的な材料を用いても、高価な材料と同等の強度を得ることができる

※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。 (詳細を見る

ボールねじ焼入装置

ボールねじ焼入装置 製品画像

当社では1983年にボールねじIH焼入技術に着手して以来、新技術の開発とノウハウの蓄積に努めて参りました。現在では、素材・形状に関わらず均一な焼入パターンと、高い精度の歪制御を達成しています。
焼入コイルは長手方向に走るパイプによりねじ底までキッチリ硬化層を形成する事が可能となっています。

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東京 → TEL:03-5472-1361

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【IH熱処理によるソリューション事例】電気代を削減したい

【IH熱処理によるソリューション事例】電気代を削減したい 製品画像

当社が提案したインバーターの電気代削減のご紹介です。

2台以上のインバーターを同時稼働させている場合、1台にまとめることで
契約電力を下げられる可能性があります。

今回のケースでは、2台のインバーターを1台にまとめ、切り替えて交互発振
することで、ピーク時の電力使用量を抑えています。

当社のインバーターは、品物に最適な周波数を複数発振させることが可能。
2台導入する場合に比べて、初期投資も抑えられますし、省スペースにも寄与します。

【概要】
■2台のインバーターを1台にまとめ、電気代を削減
■ピーク時の電力を平準化することによって契約電力としての固定費を
 減らすことが可能
■品物に適した周波数を複数発振させることが可能
■2台導入する場合に比べて、初期投資も抑えられ、省スペースにも寄与

※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。 (詳細を見る

取扱会社 高周波焼入はやり方次第で変わる(基礎知識編)

富士電子工業株式会社

■高、中周波熱処理受託加工 ■高周波誘導加熱装置およびその部品の製造販売 ■トランジスタ・インバータおよびその部品の製造販売 ■電子応用機器の製造販売 ■誘導加熱付帯各種自動機機器の製造販売 ■試作開発品の受入

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