株式会社シルベック本社工場
最終更新日:2021-02-04 11:06:09.0
めっき・表面処理による亜鉛ダイカスト製品の価値向上
基本情報めっき・表面処理による亜鉛ダイカスト製品の価値向上
量産性が高く、形状の自由度も高く、後加工レスで精度の高い製品ができる亜鉛ダイカストにめっき・表面処理で価値向上・コストダウン提案
ふっ素樹脂含有ニッケルメッキ皮膜 潤滑メッキ
潤滑メッキ ふっ素樹脂含有ニッケルメッキ皮膜は、メッキ皮膜中にふっ素樹脂(PTFE)を含有したメッキ皮膜です。このメッキ皮膜は耐摩耗性が非常に良好なうえ、低摩擦係数、撥水性、撥油性、離型性、滑り性などに優れています。
【特長】
○メッキ皮膜中に20vol%程度のふっ素樹脂を含有しています。
○耐摩耗性、低摩擦係数、撥水性、撥油性、離型性、滑り性などに
優れています。
○メッキ皮膜はHv300程度の硬度を持ちます。
○一般の無電解ニッケルメッキよりも、耐食性が良い。
○皮膜の色調は灰色から黒色です。
詳しくはお問い合わせ、もしくはカタログをご覧ください。 (詳細を見る)
RoHS・環境対応メッキ 3価クロムメッキ
美麗な白色光沢外観と、高い耐食性、表面硬度などの優れた性能により、自動車部品や電気製品、建築金物などに広く採用されてきたクロムメッキは、治具セットが必要なメッキであり、コストと生産性が必ずしも有利であるとは言えない処理でした。また、メッキ工程内で環境負荷の大きな6価クロム化合物を使用することから、グリーン調達を推進されているメーカー様などには、最近では敬遠されることもあります。そこで、これらの問題を解決するために、従来困難とされている3価クロムメッキのバレルメッキを、シルベックが可能にしました。
【用途】
○6価クロム化合物不使用
○環境対応型
○治具コストや人件費等の大幅なコストダウン
○皮膜は硬く摩耗にも強い
○耐熱性
→3価クロム、6価クロムとも同等
○耐薬品性
→3価クロム、6価クロムとも同等
詳しくはお問い合わせ、もしくはカタログをご覧ください。 (詳細を見る)
スズめっき同等のハンダ濡れ性を持つ電気ニッケルめっき
シルベックが独自開発したソルダブルニッケルめっきは、はんだ付け用の電気ニッケルめっきです。
ソルダブルニッケルのはんだ濡れ性は、錫めっきと同等のはんだ濡れ性を実現しております。
お客様からの開発要望を頂き開発したソルダブルニッケルは、開発から10年以上の量産を重ねてきております。
コネクタ、弱電関係のはんだ付けを行う部品などに多くの採用実績がございます。
ソルダブルニッケルめっきには、はんだ濡れ性を向上させる添加剤は一切使用しておりません。液成分である硫酸ニッケル、塩化ニッケル、ほう酸と光沢剤(市販され一般に広く使われているものと同等品)のみを使用しているので、RoHS指令、REACH規制にも問題なく対応しております。
詳しくはカタログをご覧ください。 (詳細を見る)
アルミ素材をバレルメッキできるの知っていますか?
ADC12やA5052材などのアルミニウム素材は、アルマイトしか表面処理できないとお考えではありませんか。あるいは、アルミニウム素材は、治具を使用する引っかけメッキでなければメッキできないとお考えではありませんか?従来困難とされているアルミニウム素材に対するバレルメッキを、シルベックが可能にしました。
【特長】
○大幅なコストダウン
→治具製作にかかるコストや、治具セットにかかる人件費が不要
○ワークを治具にセットする必要がない
○耐食性が向上
→ワークに治具セットによる接点跡がない
→接点跡からの腐食がない
○メッキ後のワークの寸法管理に大変有利
→引っかけメッキに比べ、ワーク間でのメッキ厚のばらつきが少ない
○導電性
→アルマイトと異なり、メッキ皮膜の多くは電気をよく通す
○仕様を選択
→ハンダ付けが出来る皮膜も様々
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高耐食性メッキ アルオンメッキ
アルミニウム上の高耐食性メッキ アルオンメッキとは、A1100をはじめ、A2017、A5052等のアルミニウム合金や、ADC12の表面に、下地メッキを含め10μm~30μm程度のメッキ厚により、優れた耐食性を持つメッキ処理です。メッキ厚みは目標の耐食性により変更できます。また最上層のメッキは用途に応じてニッケル、金、銀、クロムなど様々な選択が可能です。
【特長】
○軽量化
○耐食性
○様々な機能の付加が可能
→電導性・はんだ濡れ性・耐摩耗性等々
○下地メッキ膜厚25μmの最上層にクロムメッキ(環境規制対応)
○塩水噴霧試験500時間クリア
○軽量化とコストダウンが可能
→耐食性目的のため素材に黄銅を採用していた場合
→アルオンメッキにより素材をアルミに変更
○接点痕が無い
○高機能化
○光沢メッキ外観から、梨地調の艶消し外観まで対応可能
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アルミ・アルミ合金用3価クロム系化成処理皮膜 ベルスクード処理
アルミニウムに高耐食化成処理 ベルスクード処理はベルスクード処理はA1100をはじめ、A2017、A5052等のアルミニウム合金や、ADC12の表面に3価クロム化合物による化成皮膜を生成させることにより、優れた耐食性を付与するとともに、塗装下地としてアルミニウム合金と塗膜の密着性向上を図ることができる処理です。
【特長】
○皮膜中に有害な6価クロム化合物を含まない
○環境規制に対応した化成処理
○耐食性
→従来の6価クロム化成処理よりも優れている
○自己修復性を有す
○皮膜欠陥からの錆発生を抑制
○精密部品にも適用
→素材の寸法をほとんど変化させることが無い
→酸化膜、変質層、離型剤層などが厚く形成されている場合は
エッチングが必要な場合がある
○優れた塗装密着性
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アルミ・アルミ合金用クロムフリー化成処理皮膜 ジルコン処理
アルミニウムに高耐食化成処理 ジルコン処理はA1100をはじめ、A2017、A5052等のアルミニウム・アルミニウム合金の表面にジルコニウム化合物による化成皮膜を生成させることにより、優れた耐食性を付与するとともに、塗装下地としてアルミニウム合金と塗膜の密着性向上を図ることができる処理です。3価クロム化合物による処理と異なり、加熱や経時変化による6価クロム化合物の生成の恐れがありません。
【特長】
○無色の皮膜
→処理後の外観に変化なく処理が可能
○皮膜中にクロム化合物を含まない
○加熱や経時変化により6価クロム化合物が生成する恐れがない
○環境規制に対応した化成処理
○良好な塗装密着性
○素材の寸法をほとんど変化させることが無い
→酸化膜、変質層、離型剤層などが厚く形成されている場合は
エッチングが必要な場合がある
○精密部品にも適用可能
詳しくはお問い合わせ、もしくはカタログをご覧ください (詳細を見る)
亜鉛ダイカスト用3価クロム系化成処理皮膜 クロマイティング処理
亜鉛ダイカスト用3価クロム系化成処理皮膜 クロマイティング処理は亜鉛ダイカストの表面に3価クロム化合物による化成皮膜を生成させることにより、優れた耐食性を付与し、塗装下地処理として塗膜の密着性向上を図ることができる処理です。有害な6価クロム化合物を使用していませんので、環境規則に対処した処理です。
【特長】
○6価クロム化合物を含有していない
○耐食性
→6価クロム皮膜に匹敵
→塩水噴霧試験にて白錆発生まで120時間以上
→ZDC1(亜鉛ダイカスト1種材)で塩水噴霧試験50時間
○塗装、下地処理にも最適
○皮膜の接触抵抗は0.8mΩ/cm2以下
○亜鉛ダイカスト表面に直製皮膜を生成
○処理前後の寸法変化がほとんどない
○非常に安価
○大量生産が可能
詳しくはお問い合わせ、もしくはカタログをご覧ください。 (詳細を見る)
【資料進呈】亜鉛ダイカスト製品のめっき・表面処理による価値向上策
当ホワイトペーパーは、亜鉛ダイカスト製品のめっき・表面処理による
価値向上策をご紹介しております。
「亜鉛ダイカスト」は、流動性がよく複雑な形状、薄肉な製品でも
寸法精度の高いダイカスト製品を作ることができます。
当社は、金型~ダイカスト品~加工~表面処理まで、ワンストップで
調達してお客様へ納入することが可能です。
【掲載内容】
■亜鉛ダイカストの特長
■メリット
■デメリット
■総括
■亜鉛ダイカストへの表面処理
※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。 (詳細を見る)
【表面処理技術】クロムめっき
クロムめっきを大別すると、硬質クロムめっき(工業用クロムめっき)と
装飾クロムめっきの2種類に分けられます。
硬質クロムめっきは、クロムめっきを5μm~500μm程めっきして、耐摩耗性と
耐摩擦係数の小ささを利用した製品に採用されます。
当社のクロムめっきは、装飾クロムめっきで下地にニッケルめっき等をして、
0.25μm~1.25μm程のクロムめっきをします。
クロム独特の美麗な白色光沢外観を利用した装飾めっきですが、クロムは
耐食性が高く、硬く耐摩耗性があり、変色しにくい優れためっき皮膜です。
【特長】
■RoHS指令対応
■弱電部などにつき回りにくい
■工法:治具使用(静止めっき)
■適応素材:ニッケルめっき品
※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
【連絡先】
TEL: 048-994-5931
FAX: 048-994-5935
E-mail: info@silvec.co.jp (詳細を見る)
【解決事例】コスト低減(VA提案)事例
お客様へのVA提案でコストダウンに成功した事例をご紹介致します。
電子部品関連のN社様は、亜鉛ダイカスト素材のケース内にプリント基板と
部品をはんだ付けするために、銅めっき+ニッケルめっき(拡散防止用)
+スズめっき仕様の製品への、コスト低減とウィスカ懸念により当社に
来社されました。
当社の「はんだ付け用ニッケルめっき」である「ソルダブルニッケルめっき」を
VA提案させて頂き、試作してご評価された結果、量産に至りました。
これにより、コスト低減とウィスカ懸念の問題を解決しております。
【事例】
■電子部品関連 N社様
■解決した課題
・VA提案でコスト低減
・ウィスカ発生懸念
※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。 (詳細を見る)
【解決事例】機能特性改善事例
お客様が抱えている機能特性課題を解決したり、VE提案により採用された
事例をご紹介致します。
コネクター企業のJ社様より、インフラ用コネクターハウジングで
アルミダイカスト(ADC 12)へのめっきで「JIS中性塩水噴霧500時間 白錆発生なし」が条件のご相談を頂きました。
条件の中に、“耐食性”だけではなく、“カシメによる割れ発生無し”が
ありましたので、展延性の高い皮膜も必要でありました。
当社のオリジナル技術である、高耐食性クロムめっき「アルオンクロムめっき」を
VE提案し、試作~ご評価で塩水噴霧試験500時間で錆び発生なし、カシメで
割れ発生なしをクリアし、量産に至りました。
【事例】
■コネクター企業 J社様
■解決した課題
・耐食性SST500h
・カシメで割れないめっき皮膜
※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。 (詳細を見る)
【解決事例】品質改善事例
お客様が抱えている品質問題を当社めっき、表面処理技術で解決した課題の事例をご紹介します。
アルミダイカスト企業のI社様は、電気ニッケルめっき+クロムめっき仕様のアルミダイカスト製品の内径の耐食性が悪く困っており、当社ウェブページからの問合せで来社されました。
そこで、無電解ニッケルめっきを提案し、無電解ニッケルめっき+クロムめっきという仕様で試作し、JIS中性塩水噴霧試験の結果、内径部72時間白錆発生なしをクリアして量産の受注に至りました。
【事例】
■アルミダイカスト企業 I社様
■解決した課題
・アルミダイカスト耐食性改善
※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。 (詳細を見る)
ZDCダイレクトクロメート(亜鉛ダイカスト耐食性向上)
【ZDCダイレクトクロメートの特徴】
1.シルベックでは、クロマイティング処理、ベルスクード処理、ZT444処理と3種類を使い分けています。
2.JIS中性塩水噴霧試験50時間後〜乾燥24時間後白錆発生なしの耐食性能を持っています。
3.従来の亜鉛めっき工程を省略できるため、納期短縮、品質の安定、コスト削減が図れます。
4.亜鉛ダイカスト素材に下地めっきを施すことなく処理をするため、素材寸法の変化はありません。
5.全てRoHS指令対応
(詳細を見る)
亜鉛ダイカスト製品のめっき・表面処理による価値向上
亜鉛ダイカストの特徴
亜鉛ダイカストは流動性がよく複雑な形状、薄肉な製品でも寸法精度の高いダイカスト製品を作ることができます。
また、ダイカストする溶湯温度がアルミダイカスト(670〜760℃)と比べ亜鉛ダイカスト(420〜450℃)は低いため金型寿命も長く、生産性の高いホットチャンバーマシンでの鋳造(ダイカスト)が可能なため生産性の高い工法です。 (詳細を見る)
亜鉛ダイカストへの表面処理の技術紹介
シルベックは長年に渡り亜鉛ダイカストへのめっきについて研鑽を重ねてまいりました。特に精密亜鉛ダイカストへのめっきについては当社の特徴の一つと言えるほどノウハウを所有していると自負しています。
亜鉛ダイカストは優れた工法でありますが、素材欠陥をゼロにすることも困難であります。
また、亜鉛ダイカストは、再めっき処理が難しい素材でもあります。そこを深く理解した上で、ダイカスターと当社が協力して、亜鉛ダイカスト品質作り、マッチングした工程設計でめっきをしなければ安定した製品を作り上げることはできません。
ダイカスター様の製品を当社のめっきや化成処理で安定した良品に仕上げるためのノウハウを駆使しながら日々多くの亜鉛ダイカスト品へめっき処理させていただいております。
お困りのことがございましたら、お気軽に当社へご連絡ください。必ず、何かしらの提案や見解をお伝えさせていただきます。
【めっき】
【化成処理】
【塗装・印刷】
【研磨・梨地】 (詳細を見る)
亜鉛ダイカストにめっきは可能ですか?
Q:亜鉛ダイカストにめっきは可能ですか?
A:可能です。当社では、治具、バレルの両工法での対応が可能です。亜鉛ダイカストへのめっきは当社の強みの一つです。 (詳細を見る)
カニゼンめっきは対応可能ですか?
Q:カニゼンめっきは対応可能ですか?
A:カニゼンめっきは、無電解ニッケル液の商標名で、図面にカニゼンと書かれている場合は無電解ニッケルめっきを指すことが一般的です。当社の無電解ニッケルめっきはカニゼン社の液ではありませんが、お客様がカニゼン社の液指定でなければ、品質的にも全く問題なく対応可能です。 (詳細を見る)
光沢外観の無電解ニッケルめっきは可能でしょうか?
Q:光沢外観の無電解ニッケルめっきは可能でしょうか?
A:ご対応いたしかねます。無電解ニッケルめっきには光沢を出す性能がありません。素材自体を鏡面仕上げにして無電解ニッケルめっきすることにより外観を作ることはでき ますが、光沢のコントロールはできません。電解ニッケルであれば、半光沢から光沢外観までコントロールすることができます。 (詳細を見る)
浸炭防止用の銅めっきは可能ですか?
Q:浸炭防止用の銅めっきは可能ですか?
A:銅めっきを最小13μm、最大30μm程度つければ浸炭防止になります。一般的に25μm程度の仕様が多いです。 (詳細を見る)
ニッケルめっきを重ねることは可能でしょうか?
Q:光沢、半光沢、無光沢と3種類の光度が選べると聞きましたが、例えばこれらのニッケルを重ねることは可能でしょうか?
A:重ねることは可能です。例えば半光沢ニッケルめっき上に光沢ニッケルめっきを重ねることで、その電位差を利用して耐食性の良いめっき、ダブルニッケルめっきというものがあります。 (詳細を見る)
3種類の光度が選べると聞いたけど、ニッケルを重ねることはできる?
Q:光沢、半光沢、無光沢と3種類の光度が選べると聞きましたが、例えばこれらのニッケルを重ねることは可能でしょうか?
A:重ねることは可能です。例えば半光沢ニッケルめっき上に光沢ニッケルめっきを重ねることで、その電位差を利用して耐食性の良いめっき、ダブルニッケルめっきというものがあります。 (詳細を見る)
●ダブルニッケルのメリットとデメリットを教えて下さい。●
Q:ダブルニッケルのメリットとデメリットを教えて下さい。
A:メリットは単層ニッケルめっきに比べ、同じめっき厚で耐食性が優れている事です。デメリットは工程増となるためコストアップとなります。 (詳細を見る)
亜鉛ダイカストに直接ニッケルめっきは可能ですか?
Q:亜鉛ダイカストに直接ニッケルめっきは可能ですか?
A:不可能です。亜鉛ダイカストには、下地めっきとして銅めっきが必要です。銅めっき上であれば様々なめっき種の選択が可能です。
(詳細を見る)
無電解ニッケル皮膜の硬度を上げることはできますか?
Q:無電解ニッケル皮膜の硬度を上げることはできますか?
A:できます。当社の無電解ニッケル後に熱処理(サプライヤー)をして指定硬度(下限~上限内)に入れる処理をしています。当社の無電解ニッケルのビッカース硬度は約550Hv、熱処理後900Hv以上で処理している製品もあります。熱処理をすることで無電解ニッケル皮膜が変色する可能性がありますが、硬度などの機能上は問題ありません。変色がどうしても認められない場合は、真空熱処理をすると変色しなくなりますが、大変申し訳ございませんが、当社ではご対応いたしかねます。 (詳細を見る)
無電解ニッケルめっきって、鉛フリーなの?
Q:無電解ニッケルめっきって、鉛フリーなの? 【 無電解ニッケルめっき 】
A:シルベックの無電解ニッケルめっきは鉛フリーです。
しかし、RoHS指令以前は、無電解ニッケルめっき液の分解防止のため、鉛が添加されていました。現在は添加剤に鉛を使用するものと鉛以外の物質を使用するものがあります。ですから、すべての無電解ニッケルめっきが鉛フリーではありません。鉛フリーをお求めの場合、それを指定する必要があります。 (詳細を見る)
電気を使わない化学的な還元作用によるめっきでのメリットって何?
Q:電気を使わないめっき処理でのメリット、デメリットって何?【 無電解ニッケルめっき】
A:メリットは製品の凸部、凹部にも比較的均一にめっきが析出する事、光沢ニッケルめっきよりも耐食性が優れている事などがあります。デメリットは還元剤が働いた後、それが不純物として蓄積され、めっき液の更新が必要となる事、めっき皮膜が純粋なニッケル金属ではない事、めっき速度が電気めっきに比べ遅い事、コストが高いなどがあります。 (詳細を見る)
JIS等級に合わせた膜厚ターゲットが設定できるってほんとう?
Q:JIS等級(1~7等級)に合わせた膜厚ターゲットが設定できるっってほんとうですか?
A:できます。JISで規定された無電解ニッケルーリン合金めっきの等級は、めっきの最少厚さを規定したものですので、それに対応しためっき厚管理が可能です。 (詳細を見る)
均一なめっき皮膜で覆われた寸法精度の高いめっきが可能ですか?
Q:均一なめっき皮膜で覆われた寸法精度の高いめっきが可能なんて…ほんとに?【 無電解Niめっき 】
A:シルベックでは無電解ニッケルめっきでは、単純な形状のワークに対し±5ー10% のめっき厚管理が可能です。よって、めっき厚が5μmターゲットであれば4.50ー5.50μm以内での管理が可能です。 (詳細を見る)
検証!寸法精度が5~10%程の誤差というのはほんとうなのっ?
Q:寸法精度が5~10%程の誤差というのはほんとうなのっ?【 無電解ニッケルめっき 】
A:無電解ニッケルめっきでは、単純な形状のワークに対し±5~10% のめっき膜厚管理が可能です。よって、めっき膜厚が5 μmターゲットであれば4.50~5.50 μm以内での管理が可能です。 (詳細を見る)
製品形状を問わずめっき膜厚が均一に仕上がるめっき!
Q:製品形状を問わずめっき膜厚が均一に仕上がるめっき!【 Elp-ニッケル 】
A:電気めっきと異なり、電流分布によるめっき厚のばらつきが無いため、製品形状には比較的とらわれず均一なめっきが可能です。ただし、尖った部分、めっき液の流動が悪くなる部分などはめっき膜厚が薄くなる傾向があります。 (詳細を見る)
鉛、六価クロムフリーでRoHS指令に対応しためっき!
Q:鉛フリー、六価クロムフリーでRoHS指令に対応しためっきってほんと!?【 無電解ニッケルめっき 】
A:シルベックの無電解ニッケルめっきは鉛フリー、六価クロムフリーです。めっき皮膜に対する鉛、六価クロム化合物の分析データをご提供致します。 (詳細を見る)
Elp-Niめっきが耐食性、耐摩耗性に優れているってホントっ?
無電解ニッケルーリンめっきの方が電気ニッケルめっき(光沢)よりも耐食性、耐摩耗性に優れています。これは無電解ニッケルめっきの皮膜がニッケルとリンの合金である事、結晶構造が異なる事などによります。 (詳細を見る)
ほんとに摩擦抵抗が電気ニッケルめっきより低いの?
Q:ほんとに摩擦抵抗が電気ニッケルめっきより低いの?【 無電解ニッケル鍍金 】
A:無電解ニッケル-リン合金めっきの方が、電解ニッケルめっきよりも摩擦抵抗が低いです。そして、耐摩耗性にも優れています。 (詳細を見る)
無電解ニッケルめっきの処理可能有効寸法はいくつまで?
Q:無電解ニッケルめっきの処理可能有効寸法はいくつまで?
A:当社では200×300×300mm のサイズまで対応可能です。また、当社提携メーカーにより、長さ4メートルまで対応可能です(めっき種による制限有) (詳細を見る)
無電解ニッケルめっきで膜厚を200~300μmでも問題無いの?
Q:無電解ニッケルめっきで膜厚を200~300 μmにしても問題無いの?
A:無電解ニッケルめっきの膜厚を100 μm以上にするにはノウハウが必要です。ご相談ください。 (詳細を見る)
無電解ニッケルの後で熱処理をすると、硬くできるってほんとっ?
Q:無電解ニッケルの後で熱処理をすると、ビッカースで900Hvぐらいまで硬くできるってほんとっ?
A:可能です。無電解ニッケルーリンめっきは、めっき後、400度で熱処理する事で結晶構造が変化して900HVを超える硬さを得ることが可能です。 (詳細を見る)
電気ニッケルだと筒状製品の内径の着き回りが悪いけど、解決できる?
Q:電気ニッケルだと内径の着き回りが悪いけど、無電解にすると解決するってほんとっ?【 Electroless Nickel Plating 】
A:解決する可能性が高いです。無電解ニッケルめっきではニッケル金属を化学反応で析出させるので、電気めっきでは電気が届きにくい筒状製品の内側にも比較的均一なめっきが可能です。 (詳細を見る)
カニゼンめっき?かにぜん鍍金?蟹膳めっき?って何のこと?
Q:カニゼンめっき?かにぜん鍍金?蟹膳めっき?って何のこと?【 無電解ニッケルめっき 】
A:無電解ニッケルめっきのことです。カニゼン(Kanigen)とはC(K)atalytic(触媒) Nickel(ニッケル) Generation(生成) の頭文字をとったもので、日本で初めて無電解ニッケルめっきの創業をした日本カニゼン社の社名でもあることから、カニゼンが無電解ニッケルめっき一般を指す名称として認識されています。
シルベックの無電解ニッケルめっきはカニゼン社の液ではありませんので、お客様がカニゼン社の液指定でなければ、品質的にも全く問題なく対応可能です。 (詳細を見る)
無電解ニッケルは、WEEEやRoHS規制に適合してるの?
Q:無電解ニッケルは、WEEEやRoHS規制に適合してるの?【 鉛フリー無電解ニッケルめっき 】
A:鉛フリーの無電解ニッケルめっきはWEEE、RoHS指令に対応しています。当社の無電解ニッケルめっきは、鉛フリーなので対応しております。 (詳細を見る)
リン( P )の量で特性が変わるの?高リン、中リン、低リン??
Q:リン( P )の量で特性が変わるの?高リン、中リン、低リン??
A:無電解ニッケルーリンめっきは、合金のリンの比率により、2ー7%を低リン、8ー10%を中リン、11-15%を高リンと呼ばれることが多いです。リンが少ないほどニッケル金属に近い特性となり、リンが多いほど耐食性、耐摩耗性、硬度などが高くなる傾向があります。シルベックの量産ラインにある無電解ニッケルめっきは、中リンタイプになります。 (詳細を見る)
硬度変化で磁性が変わるってほんとうなの?
Q:硬度変化で磁性が変わるってほんとうなの?【 無電解ニッケル鍍金 】
A:無電解ニッケルーリンめっき皮膜の構造が結晶状態からアモルファス状態に変化する事で磁気特性が変化します。一般に硬度を高くすると非磁性になる傾向です。 (詳細を見る)
無電解ニッケルは万能というのは本当ですか?
Q:高硬度、優れた耐摩耗性、高い密着性が得られるっていういいこと尽くしの無電解ニッケルってほんと?
A:無電解ニッケルめっきで高硬度、優れた耐摩耗性、高い密着性を得るには高い管理技術が必要です。高い管理技術を有する当社にお任せください。 (詳細を見る)
硬質クロムめっきの代わりに無電解ニッケルめっきが有効ってほんと?
Q:金型で、硬質クロムめっきの代替えとして無電解ニッケルボロン( Elp-Ni-B )めっきが有効ってほんとうですか?
A:無電解ニッケル-ボロンめっきは熱処理なしで600-700HVの硬度が得られるため、金型に対する硬質クロムめっきの代替として用いられることがあります。ただし、皮膜は純ニッケルに近く、硬質クロムめっきの持つ特性に近いということではありませんので、事前に十分な検討が必要である事は言うまでもありません。 (詳細を見る)
無電解ニッケルテフロンめっきについて教えてください!
Q:つるツルで潤滑性の高いといわれる無電解ニッケルテフロンめっきについて教えてください!
A:潤滑めっき、潤滑ニッケルとも呼ばれる無電解ニッケル-テフロンめっきは、無電解ニッケル皮膜中にPTFEを共析させためっきです。無電解ニッケルめっき皮膜が持つ性質と、PTFEが持つ潤滑性、撥水性などを併せ持つめっきであり、摺動部品、ギアなどに多く適用されています。 (詳細を見る)
どのような素材に無電解ニッケルめっきは出来ますか?
Q:どのような素材に無電解ニッケルめっきは出来ますか?
A:固体であれば無電解ニッケルめっきは可能です。ただし、一般には鉄鋼、銅合金、アルミ合金、亜鉛合金、めっきグレードのプラスチックなどに適用されております。 (詳細を見る)
リン以外が含有している無電解ニッケルはありますか?
Q:リン以外が含有している無電解ニッケルはありますか?
A:無電解ニッケルめっきはニッケル-リン合金以外に、ニッケル-ボロン(ほう素)合金、ニッケル-タングステン合金、ニッケル-リン-ボロン三元合金などがあります。 (詳細を見る)
電気めっきと溶融めっきとの違いは?
Q:電気めっきと溶融めっきとの違いは?
A:電気亜鉛めっきはめっき液の中に溶けている金属を電気の作用を利用して製品に析出させるめっきです。溶融亜鉛めっきは亜鉛金属を溶解したものに製品を浸漬してその金属を付着させるめっきです。電気めっきより容易に厚いめっきが得られるので、塩害対策の鉄鋼構造物などに多く適用されます。 (詳細を見る)
亜鉛めっきに適した部品は?
Q:亜鉛めっきに適した用途は?
A:亜鉛めっきの主な用途は鉄鋼部品の防錆(錆止め)ですが、亜鉛合金ダイカストやアルミ合金ダイカストへの亜鉛めっき(+3価クロメート、黒色クロメート可)が当社で可能です。ご相談ください。 (詳細を見る)
6価クロムめっきと3価クロムめっきの性能的な違いはありますか?
Q:6価クロムと3価クロムの性能的な違いは?皮膜性能比較表は、ありますか?【 3価クロム、6価クロム 】
A:6価クロムと3価クロムの皮膜性能比較表は、当社資料「 6価クロムと3価クロム(クロムめっきとクロメートはどう違う?)」に記載されています。ご確認ください。 (詳細を見る)
無電解ニッケルめっき
無電解ニッケルめっきの特徴
1.製品形状を問わずめっき膜厚が均一であるため、寸法精度(5~10%誤差)の高い品質要求に対応できる。
2.鉛フリーでRoHS指令に対応している。
3.耐食性、耐摩耗性が電気ニッケルめっきより優れている。
4.摩擦抵抗が電気ニッケルめっきより低い。 (詳細を見る)
解決事例 ・品質改善事例2
お客様が抱えている品質問題を当社めっき、表面処理技術で解決した課題の事例です。
事例2:亜鉛ダイカスト製品バリ取りと表面粗さ向上を当社オリジナル薬品で達成
■ ダイカスト企業 D社様
亜鉛ダイカスト(ZDC2)製品のバリ取りをバレル研磨で行っていましたが、内径と角部のバリが取りきれず、長時間バレル研磨することをしましたが、光沢が低下して外観が悪化していました。
当社の薬品でバリ取りが出来ないかと言う相談があり、当社オリジナル製造の薬品で内径と角部のバリを除去することで、表面粗さも改善し、バリ取りと外観の両立を低コストで実現しました。 (詳細を見る)
取扱会社 めっき・表面処理による亜鉛ダイカスト製品の価値向上
めっき・表面処理による亜鉛ダイカスト製品の価値向上へのお問い合わせ
お問い合わせ内容をご記入ください。