株式会社西野精器製作所
最終更新日:2023-12-08 18:18:55.0
VA/VE技術ハンドブック
基本情報VA/VE技術ハンドブック
設計・開発担当者向けのVA・VE提案事例集!
⻄野精器製作所では、板⾦・プレス加工から旋盤やマシニングなどの機械加工にも
幅広く対応できる設備と体制で、お客様の試作・部品加工のご要望に総合⼒
でお応えしております。お客様のご要望にお応えできるように加工技術を磨き、
ノウハウを蓄積した結果が当社の強みであると考えております。
このカタログでは、これまでに⾏ってきた設計変更・材料変更によるVA・VE提案や、
プレス加工から切削加工への工法転換によりコストダウンを実現した事例等をご紹介
しております。
変形しやすい角潰しをプレス→切削へ!工法転換でコストダウン!
この精密板金部品には、角潰しがありますが、プレス加工では潰し量が多いため、
大きく変形してしまい、修正の工程が増えてしまいます。
つぶし部の穴の変形も考慮する必要があったため、当社では切削加工への工法転換をご提案。
結果、金型費の削減や、短納期での製作が出来たことで、お客様も大変喜んでくださいました。
当社は、板金設備だけでなく、旋盤やマシニングなどの機械設備も多数保有しているため、
様々な加工方法をご提案することが出来ます。
【概要】
■材質:A1050-O
■サイズ:27×27×8mm
■板厚:t1.2
■精度:±0.1
■数量:110
■納期:14日
※詳しくは薄板板金加工.comのサイトに加工事例を掲載しております。 (詳細を見る)
切削による歪みをプレスで解決!平面度0.02をクリア!
こちらの加工品はA5052で製作した薄板のカバーです。
図面は、もともと切削加工を想定して描かれておりましたが、板厚が薄いため、
加工後の変形が懸念されます。
切削では平面度の確保が難しいうえに、数量が多かったこともあり、プレス加工への工法転換をご提案。
結果的に切削加工よりも納期短縮とコストダウンを図ることができ、お客様にもご満足いただくことができました。
【概要】
■材質:A5052
■サイズ:φ130mm
■板厚:t2.0
■精度:±0.1
■数量:80
■納期:10日
※詳しくは薄板板金加工.comのサイトに加工事例を掲載しております。 (詳細を見る)
プレスと切削加工のハイブリッド加工で短納期対応!
C1020で製作した精密板金加工品で、板厚3.0mmは当社が手掛ける加工品の中では厚板に分類されますが、
当社の特長をよく表している製品になりますので、ご紹介をさせて頂きます。
このベースを製作する上でのポイントは「中央2つの凸部の切削加工」「内製の金型によるZ曲げ加工」
「効率を考慮した外形加工」の3つとなります。
部分的に工法転換をした複合加工(ハイブリッド加工)で、数量が多い場合でもコスト低減や、短納期
での対応が可能になります。
【概要】
■材質:C1020
■サイズ:30×30mm
■板厚:t3.0
■精度:±0.05
■数量:200
■納期:21日
※詳しくは薄板板金加工.comのサイトに加工事例を掲載しております。 (詳細を見る)
【加工事例】切削加工を取り入れた精密板金加工で短納期を実現
薄板板金加工.comで製作したバスバーの事例をご紹介します。
この製品には2つのポイントがあり、1つ目のポイントは、先端部の高さが
0.5mmの4段になる段差の加工です。
豊富な保有設備からマシニングセンターを選択し、先端部を
切削加工することで納期に対応することが出来ました。
また、2つ目のポイントは、ベンダーで曲げられないZ曲げ部を簡易金型で
製作したことです。今までに培った技術力と豊富な設備を駆使し、
塑性加工だけではない加工に柔軟に対応しています。
【概要】
■材質:C1020-1/2H
■サイズ:67×56×13mm
■板厚:t2.0
■精度:±0.1
■数量:2
■納期:7日
※詳しくは関連リンクをご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。 (詳細を見る)
【加工事例】板金加工×切削加工で型レス加工と納期短縮
当製品は、薄板板金加工.comならではの特長的な製品です。
その理由を3つご紹介します。
1つ目は、図面の無い3Dデータだけでの加工。Solidworks、STEP、IGESは
もちろんのこと、様々な形式のデータから加工できるので、図面化する時間が
ないお客様に重宝されております。
2つ目は、多様な材料への対応。当製品はSUS301-CSP-H材を曲げております。
硬い材料ですが、実績に基づいたノウハウで、ひび割れなくキレイです。
3つ目は、板金・プレス加工(塑性加工)と切削加工の複合加工。当製品には、
一部、板厚を潰す箇所がありましたが、納期が5日ということで、型を
製作している時間がなかったため、その部分は切削加工にて製作いたしました。
納期や数量などの状況によって、好適な加工をご提案することも可能です。
【概要】
■材質:SUS301CSP-H
■サイズ:30×60mm
■板厚:t0.3
■精度:±0.1
■数量:10
■納期:5日
※詳しくは関連リンクをご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。 (詳細を見る)
【加工事例】板金加工×切削加工の複合加工
A5052で製作した板金部品の事例をご紹介いたします。
図面がなく、3Dモデルのみで製作をしております。当社では3DCADソフトが
充実しているため、様々なファイル形式への対応が可能です。
この製品は、複雑な形状をしているほか、立ち上がりが短く、曲げ時に
追従しない箇所がありましたが、捨て板を足して曲げ加工を行い変形なく
仕上げています。
また、薄板板金加工.comではフライス部門を併設しており、曲げた後に
削ることできれいに仕上げることができました。
【概要】
■材質:A5052
■サイズ:40×40×60mm
■板厚:t1.5
■精度:±0.2
■数量:6
■納期:7日
※詳しくは関連リンクをご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。 (詳細を見る)
【加工事例】立ち上がりの短い曲げ部を切削仕上げ
今回ご紹介するのは、曲げと切削を組み合わせて加工した製品の事例です。
当社では、曲げ後に余分な箇所をフライス加工で除去する工法を選択し、
図面通りの形状に仕上げています。切削加工を組み合わせることで、
高さが低い曲げでも問題なく対応することが可能。
また、この曲げ部は、内RがR1.6で幅が5mmしかなく、標準型では対応が
できませんが、専用の金型を社内で設計、製作し加工を行っています。
【事例概要】
■材質:C2801-1/4H
■サイズ:13×25mm
■板厚:t1.6
■精度:±0.2
■数量:70
■納期:7日
※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。 (詳細を見る)
【加工事例】潰し加工を切削加工に置き換えてコストダウン
今回ご紹介するのは、全体の板厚が「t2.0」のところ、先端部のみ
「t1.5」と薄くなっているバスバーの加工事例です。
潰し加工を切削加工に置き換えることにより、潰し加工用の金型が
不要となります。結果として、100個程度であれば、トータルコストを
抑えることが可能です。
また切削加工を選択した場合の副次的な効果として、納期短縮が挙げられます。
今回の事例では45個をわずか3日で完成させることができました。
【事例概要】
■材質:C1020-1/2H
■サイズ:15x30x80mm
■板厚:t2.0
■精度:±0.1
■数量:45
■納期:3日
※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。 (詳細を見る)
設計/開発担当者向け 総合試作開発『VA/VE技術ハンドブック』
精密部品 総合試作開発『VA/VE技術ハンドブック』では、これまでに行ってきた
設計変更・材料変更によるVA・VE提案や、プレス加工から切削加工への工法転換
によりコストダウンを実現した事例等をご紹介しております。
【工法転換 掲載事例】
■高反射材をレーザー加工でコストダウン
■複雑形状の銅板加工におけるポイント
■パーツでの絞り加工とバーリングカシメ
■プレス部品の一部を旋盤加工で対応
■高硬度鋼への加工
【設計変更 掲載事例】
■材料規格に合わせた設計
■工具Rを考慮した設計
■ハーフピアスの標準型に合わせた設計
■曲げ内Rを考慮した設計
■材料変更による加工時間の削減
■アスペクト比を考慮したR形状の指定
※ハンドブックをご希望の方はPDFダウンロードから入手いただけます。 (詳細を見る)
取扱会社 VA/VE技術ハンドブック
◆レーザー加工、レーザーパンチ加工 ◆精密板金・プレス少量生産 ◆Tig溶接、YAGレーザー溶接 ◆マシニング加工、フライス加工 ◆複合旋盤加工、旋盤加工 ◆ワイヤー放電加工 ◆微細加工 <業界> 自動車、医療、半導体、OA機器、光学系、電子部品など
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